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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
16章 天空の城と夏休み
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マルスと卒業研究

『リーベル様、準備が出来たら、海に遊びに行きますよ! 明日迎えに来ますね』

マルスが笑顔で言う

『え! 行きません』

リーベルが嫌な予感に言う

『卒業研究見てくださいね! これは資料です』

マルスが笑顔で言うと、本を差し出す

『え!! 受け取りません』

リーベルが慌てて言う

『リーベル、魔法学院長なのですから、受け取り拒否は出来ませんよ、アーメルドで作った物を確認も必要ですよ!』

フローネが真剣に言う

『何を作ったのですか!!』

『交易用の魔導船です! 魔導炉は使ってません! ウンディーネ号よりも質素です』

マルスが笑顔で言う

『それなら・・・まだ大丈夫なのですか?』

リーベルが恐る恐る読み始める


『師匠・・・ほぼ意味不明です・・・魔法玉とは何ですか?』

リーベルが苦笑いして言う

『魔力供給装置に使ってます。 古代の魔導炉の前に主流だった魔力供給装置です』

マルスが笑顔で言う

『は? どうしたら良いか解りません・・・意味不明で発表所か、理解不能です』

リーベルが真剣に言う

『理解出来ないと、余裕ですね・・・見に行きましょう・・・魔法学院長の仕事ですよ』

フローネが微笑みながら言う

『凄いのは解りますが・・・見たくないです・・・』

リーベルが真剣に言う

『お父様に伝えますね! マルス師匠の卒業研究を見てくれないと』

メトリシアが笑顔で言う

『行くしかないですよ』

フローネが真剣に言うと、リーベルは、渋々同行する約束をする


練習場を覗くと生徒達が攻撃魔法を放っている

『マルス、良くなりましたね』

リリシャが少し嬉しそうに見ている

『2年間みんな頑張ったから、普通の魔法使いになったよね』

マルスが笑顔で言う

『はぁーーーマルス、回復魔法も使えるのですよね?』

フローネがため息してから言う

『はい! 騎士学院で練習してます』

『普通の魔法使いではなく、賢者ですね・・・賢者見習い? ルキアさんが賢者だから・・・』

フローネが考えている

『高位魔法使いでも良いと思います』

エミールが微笑みながら言う

『高位魔法使い・・・賢者見習いより良いですね』

フローネが微笑みながら言う

『あ! マルス様』

ルキアが2階から下りてきて、マルス達の所にくる

『ルキア、残りの夏休みの予定は?』

『特にありません』

『アーメルドからカーレスト諸島に行くけど、一緒に行く?』

マルスが笑顔で聞く

『カーレスト諸島に? ウンディーネ号ですか? アルに会えるので行きます』

ルキアが笑顔で言うと、リーネが微笑んでいる

『向かう前に迎えに行くね』

マルスが笑顔で言うと、屋敷に帰ることにする


『マルス様、お帰りなさい』

オルガーとイースが笑顔で言う

『何か有ったのかな?』

『ラーザさんがケーレスとレーゼンと訓練してます』

オルガーが笑顔で言う

『ヘルト様も待っています』

イースが真剣に言う

『ラーザが訓練しているなら、安心かな? ヘルトに会いに行く手間省けたかな?』

マルスが笑顔で呟く

『ヘルト御兄様に準備をして貰います』

メトリシアが笑顔で言うと、リビングに向かう


『ヘルト御兄様、何の用ですか?』

メトリシアが笑顔で言う

『帰ってきたから、何をしていたか、聞きに来た』

ヘルトが真剣に言う

『クレシア様は?』

マルスが真剣に聞く

『商会に遊びに行っている・・・マルス殿、何とかならないか? 商会ばかり行かれても困る』

ヘルトが真剣に言う

『アーメルドに交易用の魔導船の確認に来て欲しいと伝えてください』

メトリシアが笑顔で言う

『ウォーレル達にもアーメルドまで来て欲しいです』

マルスが笑顔で言う

『え! 魔導船・・・確認は必要だが・・・言ったら、間違いなく遊びに行く・・・ウォーレル達はすぐにアーメルドに向かうように伝えるが・・・護衛の騎士も派遣する』

ヘルトが心配そうに言う

『ヘルト御兄様は遊びに行けませんから、クレシア御姉様と遊んできますね』

メトリシアが笑顔で言う

『メトリシアばかりズルい!!』

ヘルトが真剣に言う

『クレシア様の仕事ですから、貸出品の価値の鑑定と貸出価格の設定と打ち合わせは』

マルスが笑顔で言う

『それは・・・約束だったか・・・』

ヘルトががっかりすると、メトリシアが大笑いしている

『メトリシア、何を話しているのですか?すごく楽しそうですが』

クレシアが笑顔で入ってくると、アリシアも入ってくる

『あ! クレシア御姉様!』

メトリシアが笑顔で言うと、ヘルトがクレシアを見ている

『ヘルト、何が有ったのですか? 隠し事はしない約束でしたよね?』

クレシアが笑顔で言う

『え! それは・・・交易用の魔導船が完成したから、マルス殿がアーメルドに』

ヘルトが話し始める

『マルス様、早速見学に行きますね! 英雄殿の護衛付きですから、問題はありません!! アーメルドからどこまで行かれる予定ですか?』

クレシアが嬉しそうに言う

『カーレスト諸島の別荘を借りたいと思っています』

マルスが笑顔で言う

『試験航行ですね! 楽しみですね』

クレシアが笑顔で言う

『御父様に許可を取ってきますわ! 今度こそ行きたいですわ!!』

アリシアが笑顔で言う

『カーレスト諸島の視察です! あれ? 王族の視察してましたか?』

リリシャが考えてから言う

『え! ・・・・そう言えば、新しい領土は王族の視察が・・・』

ヘルトが苦笑いする

『メトリシアが済ませていますね・・・報告は無いので、無効ですわ!! ヘルト御兄様! すぐに許可を貰いに行きますわ』

アリシアが真剣に言うと、ヘルトの手を引っ張って屋敷を出ていく

『クレシア様は置いてきぼりですね』

マルスがクレシアを見て言う

『あ!! クレシア御姉様を置いてきぼりなんて! 今日は泊まりますか?』

メトリシアが笑顔で言う

『迎えが来るまで、ゆっくりしますね』

クレシアが笑いながら言う

『クレシア様は変わりませんね、本当に自由ですね』

フローネが微笑みながら言う

(王太子妃が、マルスの屋敷に簡単に泊まるつもりですか? 王女2人が住んでいるから、関係ないのでしょうが・・・)

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