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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
16章 天空の城と夏休み
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ミリアと卒業研究

翌朝、マルスとミリアとメトリシアとフローネとリリシャとエミールとエレーヌとキリシアとヒストリアとアニーとリシリアが魔法学院に向かい、リーベルの部屋に向かう

『リーベル様いますか?』

マルスが笑顔で言う

『え! マルス!! 何の用ですか?』

リーベルが驚いて叫ぶと、フローネ達も部屋に入る

『卒業研究の確認をお願いします』

マルスが笑顔で言う

『は? そそそそそ卒業研究!! マルスの卒業研究は無しで良いです!!』

リーベルが慌てて叫ぶ

『先にメトリシアの卒業研究から確認してください』

マルスが笑顔で言うと、メトリシアが本を差し出す

『え! 作ったのですか・・・』

リーベルが青ざめ始める

『リーベル、魔法学院長なのですから、確認は必要ですよ! 確りしなさい!!』

フローネが真剣に言うと、レズオスが苦笑いしながら入ってくる

『師匠・・・見たくない・・・仕方無いです・・・』

リーベルが本を開けて読み始める


『完璧な魔法薬の魔導書です・・・』

リーベルが泣きそうな声で言う

『それでは、次はミリアの卒業研究です』

マルスが笑顔で言う

『リーベル様、リーベル様のローブです』

ミリアが箱を差し出す

『え!! まさか・・・作ったのですか!!』

リーベルが叫ぶと、震えている

『3年間の成長した証です!!』

ミリアが笑顔で言う

『リーベル、こんな事を言われたら、受け取るしかないですよ』

フローネが真剣に言う

『リーベル・・・気持ちは解るが、受け取るしかないぞ』

レズオスが真剣に言う

『あんなに真剣に一生懸命練習して、完成したのですから、受け取りますよね』

リリシャが微笑みながら言う

『え! ちょちょちょちょちょっと待ってください!! このローブ受け取る事を前提に言わないでください!!』

リーベルが慌てて叫ぶ

『あれ? ローブって解っているのですね』

マルスが笑顔で言う

『え! それは・・・前に言っていたから』

リーベルが苦笑いする

『取り敢えず、鑑定してから言いなさい』

フローネが真剣に言うと、リーベルが恐る恐る箱をあけて、ローブを取り出す

(え! すすす凄い魔力!! 有り得なさすぎる)

『早く鑑定しなさいね』

フローネが真剣に言うと、リリシャが微笑みながら見ている

『は? 何が・・・こここここっこんな事有り得ない!! どうしたらこんなことが・・・』

リーベルは血の気が引いた顔で震えている

『マルスの弟子ですよ・・・このぐらい出来てしまいます』

フローネが真剣に言う

『12個ですよ!! 12個!! 伝説級のローブですよ!!』

リーベルが必死にフローネに言っている

『これが魔方陣の資料です』

ミリアが差し出す

『え! 見たくない・・・けど気になる・・・けど、やっぱり怖い』

リーベルが、手を伸ばした所で躊躇して、呟いている

『リーベル、覚悟しなさい! 魔法学院長なのですから・・・マルスでなれましたが、間違いなく古代魔導師ですよ』

フローネが真剣に言うと、リーベルが恐る恐る読み始め、震えている


『有り得なさすぎる・・・6個の魔方陣が全て2重なんて・・・1つでも凄いのに・・・』

リーベルが震えながら言う

『マルス師匠が出来ると言ったので、頑張りました!! 今回は、試し書き込み沢山失敗しました』

ミリアが笑顔で言う

『師匠何とか言って下さい・・・こんなの発表以前に有り得なすぎます』

リーベルが震えながら言う

『リーベル、覚悟していた筈ですよ! 早く着て見せてくださいね』

フローネが真剣に言うと、レズオスが苦笑いしている

『え!! えーーーーーーーー!! 絶対に着ません!!こんな怖いローブなんて絶対に!!』

リーベルが必死にフローネに言っている

『えーーーーー!! ごめんなさい・・・私なんかのローブなんて・・・来たくないですよね・・・才能の欠片も無い、最低の魔法使いですから!! 頑張ったらダメでしたよね!! 本当にごめんなさい!!』

ミリアが涙を流しながら言う

『リーベル、こうなります・・・ローブにも名前入りですから、着なさいね』

フローネがミリアを見てから言うと、みんなリーベルを見ている

『リーベル、覚悟して着てこい!! ミリアからの感謝の気持ちを受け取らないつもりか?』

レズオスが真剣に言う

『絶対に嫌です!!』

リーベルが涙を流しながら言う

『仕方無いか・・・オルクスに言って、もう一着作って貰おうかな? 本気で付与魔法しますね』

マルスが笑顔で言う

『え!! ぜっぜっぜっぜっ絶対にダメです!! マルスの方が恐怖です!!』

『リーベル、二者択一です、どっちにしますか?』

フローネが微笑みながら言う

『えーーーーーーー!! ・・・・・・・・・・・まだミリアのローブの方が良いです・・・』

リーベルがうつ向きながら言うと、部屋を出て着替えに向かう


リーベルが着替えて戻ってくる

『凄い魔力・・・体が軽く感じます』

リーベルが泣きそうな声で言う

『リーベル様、あの時、リリシャ師匠とマルス師匠に預けると言ってくれてありがとうございました』

ミリアが真剣に言う

『もう魔道具は要りませんよ・・・』

リーベルが真剣に言う

『え! そんなに嫌でしたか・・・・本当にごめんなさい!! 最低の魔法使いで・・・』

ミリアが泣きそうになる

『リーベル、余計な事は言わずに、お礼だけ言いなさいね』

フローネが真剣に言う

『ミリア、大事に使いますね』

リーベルが少し慌てて言う

(ミリアは本当に疲れる・・・自信が無いのか、計画的に言っているのか、わからない・・・すぐに泣くのに、すぐに笑顔になる・・・嘘泣き?)

『はい! リーベル様』

ミリアが笑顔になり言うと、みんな微笑みながらミリアを見ている



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― 新着の感想 ―
[気になる点] ミリアがローブをって言ってるのに その後の会話で、よくローブとわかりましたね 以前言っていたから 以前言ってても!今話もミリアが最初に言ってるけど?
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