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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
16章 天空の城と夏休み
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散歩とテシウス

翌日、マルスとキリシアとリリシャとエミールは、シュルトの店に向かう

『シュルト、いるかな?』

キリシアが店員に聞くと、店員が慌てて奥にいき、シュルトが出てくる

『キリシア様、今日は何の御用命ですか?』

シュルトが少し驚きながら聞く

『マルスが用事が有るだけ』

キリシアが笑顔で言うと、シュルトがマルスを見ている

『シュルトさん、屋敷の近くに土地空いてない? ちょっと作りたい物が有るから』

マルスが笑顔で言う

『え! 土地ですか? すぐに調べます・・・何を作られるのでしょうか?』

『人を雇ったから、修行に来る時用の住む場所を作るよ』

マルスが笑顔で言う

『畏まりました、魔法使いですか?』

『他国から来た戦士だよ!』

『屋敷の護衛も兼ねるのですね! 良いことです』

シュルトが笑顔で言う

『マルスだから、雇って鍛える事しか考えてないだけですね』

リリシャが微笑みながら言うと、エミールが笑っている

『マルスだから仕方無い!! 魔法学院を作るって言いそうだけど』

『マルス様の魔法学院・・・作ったら入りたい人が殺到しそうですね・・・』

シュルトが驚きながら言う

『魔法は教えないよ! 礼儀作法と歴史と文字の読み書きぐらいだよ、雇った人の家族中心に』

マルスが真剣に言う

『それで済みますか?』

リリシャが微笑みながら言う

『マルス様が作られるなら、恐らく多くの人が集まりますが・・・良い考えですね』

シュルトが考えて呟く

『すぐには無理だけどね』

マルスが真剣に言うと、シュルトがマルスを見ながら考えている

(これは・・・やる気ですね、土地も用意しておいた方が良いか・・・親が教えきれない事を教えるのは、良いことだが・・・これって領主がやるべき事だ)


何でも屋を出ると、散歩しながら歩いている

『マルスは、卒業研究作り終わりましたか?』

リリシャが微笑みながら聞く

『物は作ったけど、まだ文章にしてないよ』

マルスが笑顔で言う

『遊ぶなら、先に終わらせましょうね』

リリシャが微笑みながら言う

『帰ったら書こうかな? この間の中型魔導船の構造について・・・魔法玉から紋章魔法に紋様魔法に回転の魔道具にライト関係に厨房の魔道具もかな?』

マルスが笑みを浮かべて言う

『マルス師匠、リーベル様に見せないと、いけないですよね? それに厨房の魔道具は、書かない方が良いと思います。』

『あ! 今回の旅行に同行して貰う? リーベル様にも休みは必要だよね』

マルスが笑顔で言う

『良いですねーー!! 拉致しますよ』

リリシャが笑顔で言うと、キリシアが笑っている

『ミドルも連れていく?』

『逃げ出すと思います』

エミールが笑いながら言う

『ミドルを捕まえに行くよ』

キリシアが笑顔で言うと、商会に向かって歩いていく


『あれは・・・レティナ?』

マルスが呟くと、レティナとイリアと少年が話している

『テシウスだよ! 大きくなったよね』

キリシアが微笑んでいる

『テシウス君も訓練所で良く鍛練していますね』

リリシャが微笑みながら見ている

『でも、レティナちゃんと仲良さそう』

エミールが真剣に言う

『あ!! お兄ちゃん!!』

レティナが笑顔で叫び、走ってくる

『レティナ、訓練?』

『はい! 沢山回復魔法使います』

レティナが笑顔で言う

『マルス様、お久し振りです』

テシウスが真剣に言うと、頭を下げる

『テシウス君、背が伸びたね』

『はい! マルス様も背が伸びました』

『マルス師匠、本当に大きくなりました』

エミールが微笑んでいる

『寝顔は可愛いのは変わり無いですけど』

リリシャが微笑んでいる

『マルスはマルス!!』

キリシアが笑顔で言う


『お兄ちゃん! テシウス君、今年騎士学院受けるんだって! 合格出来ると思う?』

レティナが真剣に聞く

『騎士学院に?』

マルスが驚きながらテシウスを見る

『はい! もっと強くなって、お父さんみたいに町を守れるぐらいになります!!』

テシウスが真剣に言う

『試験は、実技と筆記ですね・・・誰かに見て貰ってますか?』

リリシャが微笑みながら聞く

『筆記は苦手です・・・お母さんもわからない事が多くて・・・』

テシウスが苦笑いしている

『フローネ先生とクリス様の教育担当さんに聞こうか?』

マルスが笑顔で言う

『それが良いですね・・・ナディアだと魔法の事ばかりになりますね』

リリシャが微笑みながら言う

『どんな問題か、ヒストリアさんに聞けば解ります』

エミールが微笑みながら言う

『テシウス行くよ!!』

キリシアが笑顔で言うと、歩き始める

『え? お兄ちゃん何が決まったの?』

レティナが少し驚いている

『テシウスの勉強どうするか、フローネ先生とヒストリアに聞きにいくつもりだね、テシウス君も一緒に行くよ』

マルスが笑顔で言うと、みんな歩き始める


屋敷に到着すると、リビングに向かい

『フローネ先生、テシウスの勉強見れますか?』

リリシャが微笑みながら聞く

『え? テシウス君の? どうしたのですか?』

フローネが驚いて聞くと、テシウスを見ている

『騎士学院の試験を受けるそうです。 筆記試験の勉強を見て欲しいです。』

マルスが笑顔で言う

『そうですか・・・常識の範囲は教えます』

フローネが微笑みながら言う

『クリス様の教育担当さんに、教えて貰う事も大丈夫ですか?』

『それは良いですね・・・ウイントレスも許可するでしょう』

フローネが微笑みながら言う

『マルス師匠、何か用ですか?』

ヒストリアとメトリシアがやってきて聞く

『ヒストリア、騎士学院の試験の勉強はどんな物が有るかな? テシウス君が受けるそうだから』

マルスが笑顔で言う

『騎士道についての教本等が特殊な物です。王国の歴史や計算に文字の読み書きは、必修です』

ヒストリアが真剣に説明を始める

『騎士道についての教本か・・・ガシリオが先生かな?』

マルスが真剣に言う

『一般で受けるのですか?』

ヒストリアが真剣に聞く

『はい! 推薦人と保証人が居ないので・・・』

テシウスが真剣に言う

『ウイントレスが知らないなら、伝えておきますね』

フローネが微笑みながら言う

『保証人と数人の推薦人が居れば、推薦枠で試験が受けれます』

ヒストリアが真剣に言う

『推薦人は、どんな人が推薦人になれるの?』

『爵位保有の貴族です。後は騎士団の重鎮等です』

ヒストリアが真剣に説明する

『テシウス君も一緒に遊びに行こうか? 王都に寄るからね』

マルスが笑顔で言う

『あ! それまでに鍛える? テシウス、闘気鍛練していたよね』

キリシアが笑みを浮かべている

『ラーザさんとライオスさんとガシリオさんに習いました。こんな感じです』

テシウスが闘気を集め始める

『鍛えるよ!! 騎士団長叩き潰して!!』

キリシアが笑顔で言うと、テシウスが驚いている

『キリシア、苦労するので、入学までラーザと警備隊隊員に任せなさい! 目を付けられます。 まだ王都に連れていくのは、止めてくださいね』

フローネが呆れ気味に言う

『なんだか大事(おおごと)になってきたような・・・』

テシウスが不安そうに呟く

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