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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
16章 天空の城と夏休み
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アーメルドとブロイス達

翌朝、クロウがやってくると、馬車に革に魔石を縫い付けた終わった物積んでいる

『マルス殿、朝までに終わった物です。また昼過ぎに持ってきます』

クロウが真剣に言うと、マルスは受け取り、海兵に首からかけて貰いサイズを確認している

『マルス師匠、サイズも良いですね』

エミールが微笑みながら言う

『付与魔法前の準備から始めようね』

マルスが笑顔で言うと、リリシャが嬉しそうに持っていく

『人数がいるから、早く終わるかな?』

マルスがリリシャの後ろ姿を見ながら言う

『これだけの量を簡単に作ってくれるのは、英雄様だけです・・・それもあれだけの量を簡単に降ろして持っていくのも』

クロウが真剣に言うと、レビテーションで浮かして持って行っている、みんなの後ろ姿を見ている

『あ! 油断しすぎたかな?』

マルスが苦笑いしている

『見た事の無い船も・・・』

クロウとレイリストが中型魔導船を見ている

『昨日完成したよ』

マルスが笑顔で言う

『アルクオドール様が言われていた、英雄殿の交易ですね・・・帆が無いので魔導船ですか?』

レイリストが微笑みながら聞く

『そうですよ、魔法使いが必要だけどね』

『魔法使いが・・・リーベル様はお元気ですか? 戻ってくる事は有りますか?』

レイリストが真剣に聞く

『リーベル様は、元気ですよ! アーメルドに帰ってくる事は無いと思います』

『え! そうですか・・・残念です』

レイリストが残念そうに言う

『どうしたのですか?』

マルスが不思議そうに聞く

『優秀な魔法使い様が町にいないので、怪我人が出た時不安があります』

レイリストが真剣に呟く

『来年になれば、ルキアが来るから大丈夫』

『ルキア様? もしかしてアルクオドール様の奥様?』

レイリストが少し驚きながら言う

『魔法学院卒業するからね』

『アルクオドール様の聖女様ですね! 町の人が聞いたら大喜びします』

レイリストが笑顔で言う

『聖女様?』

『キマイラの襲撃の際、多くの人を救ってくれた人達です! 名前も告げず去った後、後日正式に魔法学院の生徒で、アルクオドール様の婚約者様と、現在の宮廷魔術師長ハルド様とアーセル様や英雄様の弟子の方だったと発表が有りました。 みんな聖女様と噂するようになりました』

レイリストが笑顔で説明している

『ルキアも恥ずかしがり屋だから、聖女様と呼ばれたら、嫌がるかも』

マルスが真剣に言う

『重臣から説明が有りました! 聖女様の前では噂しないと約束してます!』

レイリストが真剣に言うと、アルクオドールの馬車がやって来る


『マルス殿、ブロイス達を案内してきました』

アルクオドールが笑顔で言うと、ブロイス達が船を見て驚いている

『アルクオドール様おはよう』

マルスが笑顔で言う

『クロウが来ているから、魔道具の準備中ですか?』

アルクオドールが笑顔で言う

『リリシャ達が始めたよ・・・あの馬車は?』

マルスが資材を積んだ馬車を見て聞く

『別の所に置いてあった木材の廃材です。 昨日無くなっていたので、運ばせました』

アルクオドールが笑顔で言う

『どのぐらい有るのかな?』

『2往復で終わりです』

アルクオドールが真剣に言う

『足りないから、また今度だね』

マルスが笑顔で言うと、考え込んでいる

『また溜めておきます』

アルクオドールが笑顔で言うと、クロウと共に帰っていく


『英雄様、ここの警備をすれば良いのですか?』

ブロイスが真剣に聞く

『ブロイスさん、あの2隻が交易に出た時の警備もお願いね・・・ゼオン達に聞いてね』

マルスが笑顔で言うと、レスリアがゼオンを呼びに向かう


『マルス様、この者達が新しく雇う、マルス様の配下ですな』

ゼオンがやってくると、真剣にブロイス達を見て言う

『ゼオンさん、教育と訓練頼んだよ』

マルスが笑顔で言う

『はい! 任せてください!! 訓練の鬼にしておきます』

ゼオンが笑いながら言うと、ブロイスが疑問そうに見ている

『エリスナ、まずは、一騎討ちでどのぐらいの実力か見極めてね』

マルスが笑顔で言う

『はい!! マルス様! 成長したのを見せ付けます』

エリスナが笑顔で言うと、訓練用の剣を持ってくる


『ブロイス、もう負けません!!』

エリスナが真剣に言う

『お嬢様・・・どのぐらい成長したか見させて貰います』

ブロイスが少し嬉しそうに言う


エリスナとブロイスが訓練用の剣を持って向かい合うと、闘気をまとう

『完全にまとっている!! この短期間で・・・』

ブロイスが呟く

『ブロイス、覚悟!!』

エリスナが言うと、一気に間合いを詰めて、剣を振る。ブロイスは剣をかわして、反撃をすると、エリスナは軽くかわして、打ち合いを始める


『ブロイス、この程度でしたか?』

エリスナが真剣に言う

『お嬢様、凄い強くなりましたな・・・この短期間でここまで実力を付けるとは・・・』

ブロイスが真剣に言うと、闘気を全身に伝わらせて剣を振り始める。エリスナは、ギリギリでかわしながら、時々反撃をしている。ブロイスの剣をかわして、懐に入り、剣を振り抜き、ブロイスの腹に当たり大の字に倒れる

『はぁはぁはぁ・・・強い・・・エリスナお嬢様負けました』

ブロイスが疲れたように言う

『ヒストリア師匠のように、もっと強くなります』

エリスナが満面の笑顔で言う

(お嬢様・・・壁を完全に越えましたな・・・これが英雄殿の力か・・・)

『ブロイスさん、取り敢えず、全員一騎討ちして、自分達の弱さを知ってね』

マルスが笑顔で言う

『あははは・・・冗談に聞こえないのが、怖いですな』

ブロイスが苦笑いして立ち上がる

『エレーヌ回復魔法よろしく! ゼオン達もキリシアにぶちのめされて、気分転換欲しいよね』

マルスが笑顔で言う

『はい! 全力で叩き潰します』

ゼオンが笑いながら言う


ゼオン達海兵と次々と一騎討ちしていき、ブロイス達が次々と弾き飛ばされている


『こんな実力者達がいたのか・・・』

ブロイスが呟く

『あ! マルス師匠、訓練ですか?』

ヒストリアが満面の笑顔で聞く

『ヒストリアもやりたい?』

『はい!! マルス師匠!』

ヒストリアが満面の笑顔で言う

『ブロイスさん、全員でヒストリア取り押さえてね』

『はい!! 全力で弾き飛ばします』

ヒストリアが満面の笑顔で言うと、ブロイスが驚いている

『24対1ですか?』

ブロイスが真剣に聞く

『ブロイス、準備してください! ヒストリア師匠は本当に強いです』

エリスナが真剣に言うと、ブロイスが驚いている

(止めないのか? ヒストリア師匠? こんな若い女性が強いのか?)


ブロイス達が訓練用の剣を持って並ぶと、合図と共にヒストリアが全力で闘気をまとい、一気に接近して次々と剣を振り抜いていく


『大丈夫ですか?』

ヒストリアがブロイスを見ながら言う

『え・・・美しい』

ブロイスが呟く

『え? 何ですか?』

ヒストリアが真剣に聞く

『いえ! 何でもございません・・・』

ブロイスが慌てて言うと、エレーヌが回復魔法を使っている

『回復したら、本気でヒストリアを叩き潰す気で来てくださいね! ヒストリアの鍛練になりませんから』

マルスが笑顔で言うと、ゼオンが大笑いする

『はい! マルス師匠頑張ります!!』

ヒストリアが満面の笑顔で言う

『ブロイスも頑張りなさい!』

エリスナが笑顔で言う

『エリスナはレスリアと練習していてね! ゼオンはゆっくり鍛練を見学ね』

マルスが笑顔で言うと、木材の方に歩いていく

『レスリアさんよろしくお願いします』

エリスナが笑顔で言うと、レスリアと稽古を始め、ゼオンが微笑みながら見ている


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