中型魔導船の造船
数日後、中型の魔導船2隻とイカダ2つ作り終わり、海に浮かべている
『楽しかった!』
マルスが笑顔で言う
『マルス、次は何を作って遊びますか?』
リリシャ微笑みながら言う
『資材の余りは・・・』
マルスが資材の置いて有った所を見ている
『全部使いましたね・・・もっと用意して貰わないと!』
リリシャが笑顔で言う
『試験航行しようか?』
マルスが真剣に言う
『マルス師匠、待ってました!!』
エビリアが笑顔で言う
『エビリア、喜びすぎですよ』
リリシャが微笑みながら言うと、みんな笑い出す
中型魔導船に乗り込む
『マルス師匠、操作しようとしましたが、反応が有りません』
エビリアが真剣に言う
『エビリア、2つの鍵が無いと動かないよ』
マルスが笑顔で言うと、2枚のプレートを出して、艦長席と操舵する場所に入れると、魔力が供給される
『マルス師匠、2つにしたのですか?』
『1人取り押さえても、もう1人が逃げれば、奪われないからね』
マルスが真剣に言う
『盗まれないように考えたのですね』
リリシャが微笑んでいる
『エビリア、出港準備』
マルスが真剣に言う
『はい!マルス師匠・・・旋回します』
エビリアが操作をすると、魔導船が旋回する
『簡単に動きます・・・改造したのですか?』
クレスタが真剣に見ている
『推進装置の速度を1つにして、魔力消費を減らしたから、左右のバランスが良くなったのかな? それとこの4つの操作で魔石で操作出来るから、簡単になったからかな?』
マルスが真剣に考えながら言う
『微速』
エビリアが魔石に触れながら言うと、魔導船がゆっくり進み始める
『低速』
エビリアが魔石に触れながら言うと、速度が上がり始め、造船所を出て外洋に向かってゆっくり進むと、海軍の船が横に来て手を振っている
『中速』
エビリアが魔石に触れながら言うと、速度が上がり、海軍の船を一気に追い抜いて外洋に出ていく
『マルス快適ですね・・・魔力消費も気になりますね』
リリシャが真剣に言う
『魔法玉が無くなるまで、どのぐらい掛かるかな?』
マルスが考えて呟く
『魔力補充も出来るのですよね?』
エミールが真剣に聞く
『魔晶石に直接魔力補充出来るよ』
マルスが真剣に言う
『良い出来ですね』
リリシャが微笑みながら言うと、高速も試しながら、一周して、造船所に戻りイカダに横付けする
『完成ですか?』
アルクオドールが笑顔で出迎えてくれる
『もう1隻試し航行するけど、乗る?』
マルスが真剣に聞く
『はい! マルス殿』
アルクオドールが笑顔で言うと、もう1隻の魔導船に乗り込む
『エビリア、アルクオドールに操舵方法を教えてね』
マルスが笑顔で言う
『え! 操舵させて貰えるのですか!!』
アルクオドールが満面の笑顔で言う
『頼んだよ』
マルスが笑顔で言うと、エビリアが指導しながら、アルクオドールが操舵して、一周して造船所に戻って来る
『凄く操舵し易いです・・・少人数で航海に出れます』
アルクオドールが真剣に言う
『警備担当と料理人と魔法使いと航海士が居れば、交易に向かう事が出きるかな?』
『交易品の交渉担当も必要ですが・・・人を雇うのも簡単に出来ます・・・信用が出来る人が数人必要ですね』
アルクオドールが真剣に考え始める
『マルス、予定通り3人ずつ、ウォーレルの弟子を乗せれば良いですね』
リリシャが微笑みながら言う
『護衛は鍛えないとね・・・リベリアと王都どっちで鍛えるかな?』
マルスが笑顔で言う
『ブロイス殿達ですが、アーメルド兵士達が1人も勝てませんでした・・・迷わず雇えば良かったと後悔してます』
アルクオドールが真剣に言う
『連れて帰る前に、そろそろキリシアの相手をして貰いましょう・・・海兵達だけでは、可哀想ですから』
リリシャがウンディーネ号の甲板を見て言う
『容赦ないですね・・・』
アルクオドールが見て苦笑いしている
『いつも通りだけど・・・あ!! 回復担当連れてきてない!! 鍛練して怪我したら大変!!』
マルスが思い出して言う
『王都に行ったら連れてきましょう』
リリシャが微笑みながら言う
『ウォーレルの弟子達も連れてこないと』
マルスが真剣に言う
『御父様に許可貰いますね』
メトリシアが笑顔で言う
『先にリベリアにフローネ先生を迎えに行こう』
マルスがが笑顔で言う
『ジエル御兄様の査察に行きましょう』
リリシャが微笑みながら言う
『はい、リリシャ師匠』
エミールが笑いながら言う
『試験航海させよう。何が有ってもウンディーネ号とオーディバゼル号が護衛していたら、安全だからね』
マルスが笑顔で言う
『船旅も良いですね』
リリシャが微笑みながら言うと、みんな頷いている
『相変わらず、マルス師匠忙しいですね』
エミールが笑いながら言う
『遊んでいるだけだけど』
マルスが笑顔で言う
『この魔導船が遊びですか?』
アルクオドールが苦笑いして言う
『楽しかったよ! あ! フロートの魔道具作らないと』
マルスが笑顔で言う
『良いですね! 早速準備して貰いましょう』
リリシャが嬉しそうに言う
『私もやりたいです』
ミリアが真剣に言う
『リリシャ師匠! 私も!!』
メトリシアが笑顔で言う
『1人何個ですか?』
エミールが微笑みながら言う
『買いに行きましょう』
リリシャが笑顔で言うと、魔導船を降りようとする
『革屋に準備するように言いますが、魔石の準備は出来ますか?』
アルクオドールが笑顔で言う
『マルス、魔石どのぐらい用意出来そうかな?』
リリシャが真剣に聞く
『リベリアか王都に行かないと、魔石が100個ぐらいしか持ってきてないよ』
マルスが真剣に言う
『早速作ってね』
リリシャが笑顔で言うと、みんな笑い出す
『シルフィード号に乗っている分で作るよ』
マルスが笑顔で言うと、シルフィード号が降下してきて、マルスが飛び乗る
(マルス殿、簡単に作ってくれるなら・・・もっと早く頼んでいたら良かった)




