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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
16章 天空の城と夏休み
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天空の城空へ

『マルス様、数ヶ所手直しが必要です。』

ヴェルダンディーがマルスを呼びに来ると、マルスはヴェルダンディーの案内で不具合箇所の修復に向かい、次々と直していく


『これが最後です。 天空の城の動力源の恒星魔導炉が稼働出来れば、終了です』

『これが恒星魔導炉・・・普通の100倍位の大きさ』

マルスが真剣に言うと、ヴェルダンディーの指示通り手直しを始める

『マルス様、若いですが、流石です。これで天空に戻る準備は終わりました』

ヴェルダンディーが真剣に言うと、マルスは玉座に戻る

『マルス、終わったの?』

キリシアが笑顔で言うと、みんな見ている

『天空に戻るよ』

マルスが笑顔で言うと、玉座に座り最終確認を始める

『ヴェルダンディー、準備は良いかな?』

『はい、マルス様、浮上開始します』

ヴェルダンディーが言うと、振動と共に動き始める


窓から見える景色に光が差し込み始め、海面から天空の城が浮上して、空に向かって上昇を続ける

『マルス様、通常高度で待機します。ウルズ及びスグルト起動準備完了しました』

ヴェルダンディーが真剣に言う

『ウルズ、スグルト、我が名マルスの名の元に、覚醒せよ』

マルスが玉座の水晶に触れながら言うと、2人の女性が現れる

『ん? この若い殿方が新しい主様?』

ウルズがマルスを直視しながら言う

『お世話しがいが有ります』

スグルトが笑顔で言う

『ウルズ、スグルト、言葉使い気を付けなさい!!』

ヴェルダンディーが大声で言う

『堅いこと言わないの!』

ウルズが笑顔で言う

『エスカみたいになりますよ』

『え! それは嫌です』

スグルトが嫌そうに言う

『えーーーーー!! スグルトちゃん仲良くしようーーねぇーねぇ!』

エスカが飛んでいきスグルトに近付く

『なんでいるのよ!!』

スグルトが嫌そうに言うと、言い合いを始める

『ウルズ、結界とミラージュ起動してね』

マルスが真剣に言う

『はい! マルス様・・・ん? エスカ!! 定位置に入りなさい!! なんで中庭にいるのよ!!』

ウルズが怒鳴り、エスカを捕まえようとする

『打ち落としてやる』

スグルトが大声で言う

『スグルト、探知と防衛迎撃起動してないよ』

マルスが真剣に言う

『え? あーーーー! 直ぐに起動します』

スグルトが慌てて確認に向かう

『エスカも定位置に入港してね』

『はーい、我が主様』

エスカが消えると、エスカフリーダムが飛び立ち、下側に移動して、中に入る

『防衛迎撃と探知起動準備完了です』

『スグルト、起動してね』

マルスが笑顔で言う

『結界とミラージュ起動できます。起動しますか?』

ウルズが真剣に聞く

『結界の起動とミラージュ起動ね』

マルスが笑顔で言うと結界が張られ、ミラージュで外から見えなくなる

『あれ? 知らない飛空艇がいる!! 敵?』

スグルトが真剣に言う

『シルフィード号かな?』

『これが、シルフィード号?』

スグルトが壁に映像を映す

『そうだよ、仲良くしてね』

『我が主が作られた飛空艇だ! ベアーズもクーレセスもいるぞ』

シリウスが真剣に言う

『ん? シリウス居たの? 黙っていたら解らないよ!!』

スグルトが近付いて言うと、言い合いを始める

『マルス、中々賑やかですね』

リリシャが微笑みながら言う

『そうだね、ヴェルダンディー天空の城の中を案内して欲しい』

『はい、マルス様・・・ん? アーメリア様?』

ヴェルダンディーが現れたアーメリアを見ている

『ヴェルちゃん』

『お帰りなさい。部屋はそのままになってます。』

『思念体なので・・・部屋はいりません』

アーメリアが真剣に言う

『アーメリア様の部屋、見てみたいですね』

マルスが笑顔で言うと、アーメリアの案内で部屋に向かい、中に入る


『昔のまま・・・これは・・・御父様・・・』

積み上げられた丸い物を見て泣き始める

『毎年、誕生日に作られていました』

ヴェルダンディーが説明を始める

『御父様ごめんなさい・・・』

アーメリアが泣きながら言う

『みんな他を見てこよう』

マルスが真剣に言うと、みんな部屋を出て城の中を歩いていく


魔導王の部屋に集まる

『マルス、住むには結構改造も必要ですね』

リリシャが真剣に言う

『朽ち果てた物を作り直さないと、住むのは難しいです』

アニーが真剣に言う

『住むにはつまらない』

キリシアが真剣に言う

『掃除は必要だね・・・当面寝るのは、シルフィード号かな?』

『はい!マルス師匠』

メトリシアが笑顔で言う

『1部屋ずつ掃除して回ろう』

マルスが真剣に言うと、みんなで掃除を始める


数日間続ける

『主様、家の近くまで到着しました』

エスカが飛びながら呼びに来る

『あ! もう着いたの?早いね』

マルスが慌てて、外を確認する

『王都の上まで来ちゃった・・・』

マルスが真剣に言うとみんな見て苦笑いしている

『飛空艇見えているので、文句言われそうです』

メトリシアが真剣に言う

『面倒だな・・・物資も必要だから、取りに行こう』

マルスが真剣に言う

『じゃあ地上で訓練してくる』

キリシアが笑顔で言う

『ヴェルダンディー、シルフィード号かベアーズ号かクーレセス号はここまで来れるの?』

『はい、来れますが、下から見えない方が良いですか?』

ヴェルダンディーが真剣に聞く

『出来れば、存在を隠したいかな?』

『雲を作って、隠しましょうか?』

『雲か・・・水を噴射して凍らせれば良いのかな? それを風で制御すれば・・・』

『長時間は難しいですが・・・出来ます』

『リリシャ、霧の魔法有ったよね?』

マルスが真剣に聞く

『ミスト系ですね! 使います?』

リリシャが笑顔で言う

『風の制御はウルズが担当だったよね』

マルスが笑顔で言う

『マルス様、任せてください』

ウルズが現れ嬉しそうに言う


マルス達が外に出る

『ミストフィールド』

『ウインド』

霧を作り、風で外に送り出すと結界に沿って流れていき、リリシャ達も次々と魔法を使い続けている

『マルス様、多すぎます・・・雷雨でも降らせるつもりでしょうか?』

ウルズとヴェルダンディーが真剣に言う

『あ! 楽しかったからやり過ぎた?』

マルスが真剣に言うと、みんな笑い出す

『マルス師匠は、いつも通りです!』

メトリシアが笑いながら言う

『え? ほとんどみんながやったよね? 1回しか魔法使ってないし』

『我が主、この人数でやれば当たり前だ! それも手加減が出来ないで、やり過ぎる!』

シリウスが真剣に言う

『覚えておきます』

ヴェルダンディーが微笑んでいる

『早く家具を買いに行きましょう』

リリシャが微笑みながら言うと、シルフィード号が天空の城の桟橋に着陸すると、降下していく

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