表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
75/1407

アーメルド港町と帰途

リーベルの家で一緒に御飯を食べながら

『あなた達は、明日帰るのですか?』

『明日は、土産物を買ったり準備をする』

キリシアが言う

『明日、フローネ師匠への手紙を渡したいので、寄って貰えるかしら?』

『解りました。フローネ先生喜ぶかな?』

『そうだと良いですけど』

リーベルは苦笑いする


翌日、港付近を散策しながら色々見て回る事にした

『船がいっぱいありますね』

『そうだね。あそこに耳がある人がいる』

『兎耳族ですね。あっちは猫耳族ですね』

リリシャはマルスと話ながら微笑んでいる

『革の素材屋、あっちだね』

『良いものがあるかしらね』

『柔かめで魔力を通す革ありますか?』

『奥の左側だ』

いくつかの革を取りながら確認していくと

『この3つがいい革だよ』

『3つ共、同じぐらいなの?』

『同じぐらいだよ』

『店主、この3つの革で在庫有るのはあるかな?』

店主は3種類を見て

『2つは在庫がありません、この商品は昨日入荷しましたので有りますが・・・お代が高価ですが・・・』

『取り敢えず全部でいくらなのですか?』

『え?全部でと言いますと・・・』

『在庫全部でです』

『20枚有りますので・・・金貨50枚でどうでしょうか?』

『もう少し安くして!』

『解りました金貨45枚で如何ですか?』

金貨の袋を出して金貨を積み上げる

『これで45枚ね』

店主は驚き

『確かに・・・何処かの貴族の方でしたか?』

『リベリアの冒険者ですよ』

『リベリアの・・・そうですか、なるほど』

『今度、リベリアから注文する時があるかもしれないのでその時はよろしくね』

『かしこまりました。お名前をお聞きしてよろしいですか?』

『キリシアです』

『覚えておきます』

『革はどこに有りますか?』

『宿屋までお届けします。夕方でよろしいですか?』

『宿屋に届けてください』

『かしこまりました』


次は鉱石のお店に入り

『ミスリルは高いね』

『ミスリルの防具作ると高そうだね』

『あの大きさで金貨5枚ですからね』

『あれは!』

『リベリア産ボムの鉱石!』

『金貨2枚だね』

『店主ボムの鉱石は売れているのですか?』

『在庫がなかなか入らないので在庫ありません』

『人気あるのですね』

『入荷したら直ぐに売り切れです』

リリシャは少し嬉しそうに笑う

宝石などを見て回り、店を出る

『リベリア産ボムの鉱石は師匠達が取ってきたものですか?』

ミリアが言う

『そうだよ』

『魔力を通す鉱石なのですか?』

『そうだね』

『ローブ作るときに使った鉱石?』

『それは違う。あれはゴーレムの鉱石だよ』

『え?違う鉱石なのですね』

色々見ながら港町の散策を終えてリーベルの家に寄り、手紙を受け取り、ギルドに行くと

『キリシア殿ですね。マスターが用事があると言っていました』

カウンターの職員がそう言ってギルドマスターを呼んでくる

『そろそろリベリアに発ちますか?』

『はい、明日リベリアに向かいます』

『この手紙をバイル殿にお渡しください』

『解りました』

『例の件の事ですが、かなりの余罪が判明して両家ともに大変な事になり始めていますが、処分は順調に進んでいます』

『解りました。ありがとうございます』

『こちらこそお礼を申し上げます。余罪の中にギルド関係の事もあり、色々と事件が解決し始めていますので』

ギルドマスターは見送ってくれて、宿屋に帰ると革が届いていた

『こちらの革が商品です』

『まさか、店主が届けてくださるとは思いませんでした』

『これだけの商品ですので、また御贔屓に』

馬車に革を乗せる


翌朝、食料と水を乗せて出発する

『馬も元気ですね。全く疲れを見せないで走り続けますね』

『魔道具を作るのに時間は掛かったけど、良いものが出来たよね』

『もう村が見えてきた』

『次の村まで一気に行けそうだね』

馬車の中ではエミールとミリアとアニーが魔力制御をしている


5日後、リベリアまでもう少しのところで、マルスが魔物の気配を感じとり、警戒をしていると

[ガォー!!]

2匹のグリーンベアと遭遇する

『グリーンベア!!』

ミリアとアニーは震えながら声を出す

グリーンベアは一目散に馬に向かってくるが、その前にマルスとキリシアが迎え撃つ。キリシアは向かってくるグリーンベアの頭を槍で貫き、一撃で動かなくなる。マルスは一気に間合いを詰めて首を斬り飛ばし、仕留める

『こんなところでグリーンベアに遭遇するなんてどうしてだろう?』

『村まで直ぐ近くなのにね』

『村は無事かな?』

『ちょっと村まで人を呼んでくるね』

キリシアはそう言って村に向かって走っていく

マルスは馬車に戻り

『休憩しようか?グリーンベア持ち帰りたいしね』

『そうですね』

『マルス師匠、剣の腕凄いですね・・・』

ミリアは呆然としながら言うと

『マルス師匠は剣の腕はリベリア最強です。キリシアさんは槍で最強です』

エミールが自慢げに言うと

『マルス師匠は魔法使いだと思っていましたが、魔法剣士だとは思いませんでした』

アニーが言う


キリシアは村に着き、村長の家に向かう

『村長いますか?』

『どちら様ですか?』

『冒険者ですが、獲物を運ぶのを手伝って欲しいのですが』

『わかりましたが今この近くでグリーンベアが出没するので、ギルドに依頼を出している最中でして…。村人を危険に晒したく無いので、警護して貰えるのならば手伝います』

『獲物はグリーンベア2匹なのですが、まだいますか?』

『え?ぐっグリーンベアですか?2匹ですか?』

『私達の馬車を襲おうと向かってきたので倒しました』

『わっ、わかりました!直ぐに手伝わせます』

村長は数人の村人と馬車を手配してくれ、キリシアと一緒にみんなのところに戻ってきた

『お待たせ、やっぱり村は困っていたみたい』

『早速馬車に乗せてリベリアに帰ろう』

村人達はグリーンベアを見て

『まさか本当に2匹共倒しているなんて・・・しかも一撃で』

『さっさと馬車に乗せて出発しましょう』

『わっ、わかりました』

キリシアとマルスとルメイルは1匹を持ち上げ馬車に乗せると

『え?3人で乗せれるのですか?』

村人は驚きながら言う

『このぐらいなら大丈夫』

もう1匹も乗せて

『出発出来るかな?』

村人達は急いで村に向かって進む

『まさか本当にグリーンベアが2匹とは・・・』

村長は驚きながら言う

『ギルドカード確認させて頂いてもよろしいですか?』

キリシアはギルドカードを出す

『シルバークラス!!!』

『そうだよ』

『ありがとうございます』

『他に魔物はいないのかな?』

『大丈夫だとは思います』

『この獲物をリベリアまで運んで欲しいのだけれど、良いかな?』

『もちろんです。獲物はリベリアまで運ばせて貰います』

『ありがとう、助かります』

キリシアは村長にお礼を言う

『今からだと到着はどのぐらいになるかな?』

『夜遅くなるので、明日の朝早く出発する方が良いでしょう』

『わかりました』

『私の家で休んでください』

『ありがとうございます』

村長の家に泊まり、翌朝リベリアに向かう


明けましておめでとうございます

いつも読んで頂きありがとうございます

本年もよろしくお願いします


ブックマークが増えるのは本当にモチベーションが上がります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] ☆題材はよくあるが、記憶をほとんど引き継がず自分で魔法を研鑽してゆく所 ☆今どきの想像力を掻き立てない長い題名でない事 [気になる点] 自分が良く読むほとんどの商業誌の文章の会話に使うカ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ