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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
15章 グゼリオンス王国と南の大陸
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魔法学院の日常?

マルス達は大賢者研究会の研究室に向かっている

『マルスさん! 時間よろしいですか?』

職員がマルスを見付けて呼び止める

『何か用ですか?』

『例の魔導書の写しの件ですが、そろそろ選んでください』

職員が真剣に言うと、応募数と説明を始める

『出掛けていて、忘れていました・・・研究室で話を聞きます』

マルスが真剣に言う

『すぐに応募用紙を持っていきます』

職員が笑顔で言うと、走っていく

『マルスがあまり現れないから、必死でしたね』

フローネが苦笑いする

『魔導書どれにしようかな?』

マルスが考え始めると、メトリシアとミリアが笑い始める

『マルスですね』

フローネが少し呆れながら言うと、研究室に歩いていく


職員達が応募用紙の山を持ってくると、ミリアとメトリシアが受け取り、机の上に積み上げていく

『ここまでが、1年生です。言われた通り、自己紹介も人それぞれですが、数枚に書いてきている人もいます』

職員が説明をしていると、次の応募用紙を持ってくる

『こちらは、2年生と講師や司書や職員からの物です・・・応募範囲外だと言ったのですが、必死に言われて、受け取っていました』

職員が苦笑いしている

『多い・・・選ぶの大変すぎる』

マルスが真剣に呟き、ミリアとメトリシアが苦笑いしている

『ハルド様とアーセル様の噂が有りますので、1年生全員が応募してきてます』

職員が真剣に言うと、説明をしている

『ハルドとアーセルですか・・・必死になりますね・・・将来がかかると大変ですね』

フローネが呟くと職員が同意している


マルスとメトリシアとミリアは、応募用紙を見ながら選び始める

『マルス師匠、時間がかかります』

メトリシアが疲れて言う

『必死だけど、文字だけだとわからないね』

マルスが苦笑いしている

『マルス師匠、この自己紹介文と応募用紙の文字が違います! 』

ミリアが真剣に言うと、マルスが見て文字を確認している

『貴族か・・・おそらく、執事か侍女に紹介文を書かせたのだろうけど・・・ダメだね』

マルスが真剣に言う

『どうしたら?』

ミリアが呟く

『ダメだと一瞬でも思ったら、こっちに置いてね』

マルスが真剣に言うと、ミリアとメトリシアが読みながら別けていく

『マルス様、何をしているのですか?』

ルキアとリーネが、部屋に入って来て、マルス達を見ている

『魔導書の写しをお願いする人を選んでいるよ』

マルスが真剣に応募用紙を見ながら言う

『手伝います』

ルキアとリーネが真剣に言うと、応募用紙を見ていく


『多すぎます・・・それにこれ以上は、本人を見てみないと解りません』

ルキアが真剣に言う

『そうだね、学院内の噂も聞いた方が良いかな?』

マルスが真剣に言う

『はい、マルス師匠』

メトリシアが真剣に言う

『あれ? エリカは?』

ミリアがエリカが来てないのを思い出して言う

『エリカさんは、友達と1年生の魔法練習を一緒にしています。 覗きますか?』

ルキアが微笑みながら言うと、マルス達は、訓練場を覗きにいく。エリカは、レイナールとクセリオ達の魔力制御を真剣に、魔力視を使いながら魔力の流れを観察している

『エリカも成長しているね』

マルスが嬉しそうに微笑みながら言う

『普通の魔力制御だけしか教えてないですね』

ミリアが真剣に言う

『ミリア、約束したでしょ、人には普通の魔力制御しか教えないと』

『あ! はい! そうでした!! マルス師匠』

ミリアがマルスを見て言う

『あ!! マルス様、何か用ですか?』

ミリアの声にエリカが気が付いて、マルス達を見ている

『エリカ、邪魔しちゃったね』

マルスが真剣に言う

『いえ! マルス様』

エリカが笑顔で言うと、全員マルス達を見ている

『マルス様、少しわからない事が有るのですけど・・・見て貰っても良いですか?』

エリカが真剣に言うと、真剣に説明を始める


『レイナール様、魔法を放ってください』

マルスが真剣に言う

『・・・・・・アクアアロー』

レイナールが魔法を放つと、的に当たる

『魔力制御して、魔力を杖に集めてください』

マルスが微笑みながら言うと、レイナールが魔力を杖に集め始める

『レイナール様、この先に集められますか?』

マルスが杖の先を指差して、レイナールが真剣に魔力を集める

『次は、魔力をここに集めて下さいね』

マルスが微笑みながら、指差して、喉に魔力を移動して貰うと、マルスは魔力視で見ている

『レイナール様、そのまま杖の先とここに魔力を集めたまま、詠唱してくださいね』

マルスが微笑みながら言う

『・・・・・アクアアロー』

レイナールが魔法を放つと、さっきの大きさの倍の水の矢が的に当たる

『え!! 出来た・・・どうして・・・』

レイナールが驚きながら聞く

『レイナール様は、魔力量的に問題は有りません。多分癖です。魔法発動の時に魔力が杖には集まりますが、1ヵ所に集まらないので、大きさが小さく威力が落ちています。今の感じで、練習してくださいね』

マルスが微笑みながら言う

『え! 癖? 今の感じで・・・はい! マルス様』

レイナールが真剣に言うと、魔力を集めながら、魔法を放っている


『マルス様・・・やっぱり凄いです・・・1回で見抜くなんて・・・』

エリカが驚いていると、クセリオ達が真剣にマルスを見ている

『魔力制御も凄く良くなっていたから、エリカの指導は出来ているよ。自信持ってね』

『マルス様のようにいきません・・・』

『周囲に基礎が出来てない人が居ないからね、出来ない人の何が悪いか、説明が難しいだけだよ』

マルスが微笑みながら言う

『マルス様は何故簡単に解るのですか?』

『エミールやミリアが、レイナールみたいだったからね』

『え!! エミール様とミリア様が!!』

エリカが驚いてミリアを見る

『え!! 魔法の才能の欠片も無かったので・・・レイナール様より魔法使えなかったです』

ミリアが真剣に言う

『初めて普通の魔法の威力出せた時、泣いて喜んでいたよね』

マルスが思い出しながら言う

『はい! 凄く嬉しかったです!! マルス師匠の魔法の教え方は、凄く解りやすいです!!』

ミリアが満面の笑顔で言う

『私もそうでした』

ルキアが思い出して、微笑んでいる

『あ! 私も!!』

リーネが思い出して言う

『エリカが指導出来るように、一緒に指導しようね』

マルスが笑顔で言うと、エリカと一緒に全員の魔法の練習と修正をしていく


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