報告と相談
ウォーレルと弟子達が入ってくる
『操られたとはいえ、大変なことに手を貸して申し訳ない』
ウォーレルが真剣に言う
『グゼリオンス王国の魔導の神か・・・リベリアの英雄と敵対するか?』
国王が真剣に聞く
『不可能です! マルス様に従います』
ウォーレルが真剣に言う
『弟子達はどうなさいますか?』
『償いの為に旅に出たいそうですが、高位の魔法使いの為、旅も難しいと思います』
ウォーレルが真剣に言う
『御父様、マルス師匠が魔導船を作って、交易船にするつもりです。弟子達に魔導船の護衛と回復担当にするつもりです』
メトリシアが笑顔で言う
『それは良いな!! リオンド・ベクラードにも交易船の運行が必要だ!!』
国王が笑顔で言う
『アーメルドとカーレスト諸島が拠点です』
『許可はすぐに作るが・・・アーメルドにも材料を集めてもらう』
国王が笑顔で言う
『沖合いの交易のイカダも追加が欲しいですね』
クレシアが微笑みながら言う
『カーレスト諸島も簡単に行けるのは良いな!』
前国王が真剣に言う
『ガベラス王国からの海兵も喜ぶだろう』
ヘルトが笑顔で言う
『海軍にも伝えておくぞ』
国王が笑顔で言う
『え? 決定ですか? 各国驚異に思いませんか?』
ウォーレルが真剣に聞く
『驚異? マルス殿の弟子達が行くのと、どっちが驚異だ?』
『え? それはそうですが・・・』
ウォーレルがマルスを見て苦笑いする
(弟子達・・・全員古代魔導師クラスが沢山)
『2人ぐらいは、魔法学院の講師になって欲しいですけど』
マルスが真剣に言う
『無能講師の代わりなら、喜んで登用するぞ』
前国王が笑顔で言う
『誰が講師をやるか、マルス殿が選んで下さい』
国王が笑顔で言う
『教えられるかどうかで選びますが、住む場所を探した方が良いですよね』
マルスが真剣に言う
『すぐに用意させます』
ヘルトが笑顔で言う
『あの・・・どうして簡単に決めてしまうのですか?』
ウォーレルと弟子達が驚いている
『マルス殿の弟子が講師にならないから、マルス殿が認めた者がなるのが1番だ!』
国王が真剣に言うと、全員マルスを見ている
ウォーレル達が出ていく
『サトメル様の住む場所は?』
メトリシアが真剣に聞く
『リオンド・ベクラード王国の屋敷は人が多いから、当面迎賓館になるが・・・』
国王が真剣に言う
『迎賓館ですか? クレシア御姉様が遊びに行けません』
『あ! マルス様の作られた、式場にして貰いましょう』
クレシアが笑顔で言うと、王妃が微笑んでいる
『しばらく、預かりましょうか?』
マルスが真剣に聞く
『良いですが、何か?』
国王が驚いていると、マルスが前国王を見ている
『そう言うことか・・・顔を確認させるのだな』
前国王が真剣に言うと、全員が見ている
『公爵令嬢の友達だったのと、侍女は、代々王家に仕える人です。勿論令嬢の事も知っています』
マルスが真剣に言う
『早く決着した方が良いな・・・』
前国王が真剣に言う
『何か有るのですか?』
国王が真剣に聞く
『クレゼオルド・リオンド公爵家の紋章を持った少女を、マルス殿が弟子にしている。不治の病では有るが、容姿、記憶からも可能性が高い』
前国王が真剣に言い、説明を続けている
『マルス様、ミーレスちゃんが・・・まさか、孤児院に令嬢が居たなんて知られたら御父様が怒りますね』
クレシアが真剣に考え込んでいる
『クリス様と一緒に魔法学院に通ってもらうつもりだったけど、どうしようかな?』
『本当ですか? クリスの友達になってくれたら、嬉しいですね!』
クレシアが喜びながら言う
『寂しい思いをするより、メリアと仲良くなっているから、良いですね』
フローネが微笑んでいる
マルス達は、シルフィード号に乗って屋敷の発着場に着陸する
『マルス師匠、お帰りなさい』
ソリナが笑顔で出迎えてくれる
『ソリナさん、ただいま、何か有りましたか?』
マルスが真剣に聞く
『平和でした』
ソリナが言うと、みんなで屋敷に入っていく
『凄い・・・』
エリスナとサトメルが立ち尽くしている
『サトメル様、エリスナ様こちらです』
メリアが案内をしながら、屋敷に入る
『凄い・・・魔法のランプが沢山』
サトメルが天井を見て言う
『マルス様、お客様ですか?』
クエリスが微笑みながら聞く
『しばらく預かります。サトメル様とエリスナ様です』
マルスが笑顔で言う
『あ! 初めまして、サトメル・リオンド・ベクラードです。お世話になります』
サトメルが丁寧に挨拶をする
『エリスナです。ヒストリアさんの弟子になります』
エリスナが真剣に頭を下げる
『また増えましたね・・・予想通りですね、後ろの方は?』
クエリスが笑顔で言うと、サーリン部屋の準備に向かう
『サトメル様に付いてきた、リオンド・ベクラード王国に代々仕えている侍女です。アニーとクレシア様のお客様です』
マルスが笑顔で言う
『クレシア様も来訪しますね』
クエリスが微笑みながら言うと、リビングに向かう
『帰ってきましたわ』
アリシアが笑顔で言う
『サトメル様とエリスナ様です』
マルスが笑顔で紹介をする
『可愛いですわ!!』
アリシアがサトメルに抱き付いている
『アリシア御姉様、嫌われますよ』
『サトメル様、大丈夫ですか?』
メトリシアが真剣に言うと、サトメルはメトリシアの後ろに隠れる
『アリシア様、サトメル様は人見知りなのですから』
マルスが真剣に言う
『可愛くてついつい、マルス様の屋敷に居候している、魔法学院の講師ですわ』
アリシアが笑顔で言う
『サトメル・リオンド・ベクラードです』
サトメルが警戒しながら言う
『サトメル様、ここではただのサトメルとして、挨拶しなさいですわ』
アリシアが笑顔で言う
『マルス様、お帰りなさい』
レセナが笑顔で出てくる
『サトメルです。よろしくお願いします』
サトメルが慌てて頭を下げる
『レセナ・エレストリアクレイスです。今後ともお見知りおきを』
レセナが正式に挨拶をする
『え! エレストリアクレイス!!』
サトメルが驚いて叫ぶ
『マルス様の屋敷に趣味のお菓子作りをしています』
レセナがニコニコしながら言う
『レセナが真面目に挨拶を!!』
アリシアが驚いている
『挨拶が聞こえてましたので、正式に挨拶しました』
レセナが微笑みながら言う
『アリシア・クライドルト第1王女ですわ』
アリシアが優雅に挨拶をすると、みんな笑い出す
『あ!御姉様ただいまです』
メリアがヒリアを見て言う
『メリア、楽しかったですか?』
ヒリアが微笑みながら言う
『ヒリア王女様!』
エリスナが驚いて慌てて姿勢を正している
『エリスナ? 綺麗になりましたね』
ヒリアが微笑みながら言う
『ガベラス王国に居れなくなったので、ヒストリアの弟子にします』
マルスが真剣に言うと、メリアが出来事を説明すると、ヒリアがエリスナを真剣に見ている




