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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
15章 グゼリオンス王国と南の大陸
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グゼリオンスでの休日

ウォーレルと弟子達が、マルス達に会いに来る

『マルス様、弟子達と話し合いました。そして、現在の世界の情勢もセレスバイン様より伺いました。我らのした事は、許される訳にはいきません』

ウォーレルが真剣に言う

『ウォーレルさん、どうなさいますか?』

『弟子達は、世界を回りたいと言っていますが・・・旅をした事が無く、旅をする為に経験が必要なので、不可能と判断してます。この2人は、この地に残り、町中で後世を担う魔法使いを育てさせます。我と6人は、1度クライドルト王国に向かい、謝罪をしたいと思います』

ウォーレルが真剣に言うと、弟子達が真剣にマルスを見ている

『マルス、どうしますか?』

リリシャが真剣に聞く

『フローネ先生は?』

マルスがフローネを見る

『マルスが決めなさい。今のクライドルト王国以外に、ウォーレル様達を受け入れられる国は、無いでしょう』

フローネが真剣に考えながら言う

『あ! マルス師匠の生徒達よりは、実力があります・・・、各国なら宮廷魔術師長クラスの実力者です』

メトリシアが真剣に言う

『そうだよね・・・魔導船の回復担当になって貰うのも良いかな?・・・それに講師にもなって貰うのも良いかも』

マルスが笑顔で言う

『あ! 魔導船なら各国を回って貰うことも出来ますけど、戦争に使われたら困ります。』

メトリシアが真剣に言う

『リリシャ、2隻ぐらい作ろうか? 暇潰しに』

『はい! 作りますよ! 次はどんな船にしますか?』

リリシャが満面の笑顔で言うと、みんな顔を見合わせてから微笑んでいる

『中型船ぐらいで、各国を回って交易して貰おう』

マルスが笑顔で言う

『それなら良いですが・・・各国が驚異に思わないですか? 高位の魔法使いは恐怖の的です』

ウォーレルが少し心配そうに言う

(無理だろう・・・弟子達の実力で各国を回ったら、難癖付けられる)

『友好国を中心なら、みんな喜びます!! カーレスト諸島とアーメルドを拠点にすれば、誰も文句言えません』

メトリシアが真剣に言う

『近くに良い魔法使いがいてくれれば、ジエル御兄様も安心できます』

リリシャが微笑みながら言う

『決まりね!!』

キリシアが笑顔で言う

『御父様に許可して貰います』

メトリシアが真剣に言うと、ウォーレルが唖然としている

『簡単に決めて、問題になりませんか?』

ウォーレルが心配そうに言う

『マルスの決定を覆す事は、無理ですね・・・国王陛下も交易船では、反論は出来ないでしょう』

フローネが微笑みながら言う

『ウォーレル様は、知識と歴史をみんなに教えてくださいね』

マルスが笑顔で言う

『マルス様が必要なら教えます』

ウォーレルが真剣に言うと、弟子達も真剣に頷いている


マルス達は町中を散歩して、店や市場を見て回り、必要な物を買って歩いている

『マルス、活気は戻って無いですね』

リリシャが路地裏等を見ながら言う

『兵士の数が異常だったからね・・・人手が足りないかも・・・』

マルスが真剣に呟く

『そうですね・・・マルスが捕まえすぎですね』

リリシャがイタズラっぽく囁く

『リリシャも、かなりお仕置きしたからね』

『エサなんて言う方が悪い』

リリシャが真剣に言う

『セレスバインさんが考える事だけど・・・復興大変かもね』

マルスが真剣に言う

『結構良い匂いの油です』

メトリシアが笑顔で油を持ってくる

『肌の手入れをする油ですね』

フローネが微笑みながら言う

『石鹸にします!!』

メトリシアが笑顔で言う

『研究は良いよね』

マルスが微笑みながら言う

『マルス師匠! 上級薬の材料沢山有りました』

ミリアが薬草を沢山持ってくる

『帰ったら沢山ポーション作れるね』

『ミリア、作りますよ』

マルスに続けて、リリシャが嬉しそうに言う

『マルス様、良い生地が有りましたので、購入しました』

メリアが生地を見せながら言うと、サトメルが離れないように横にいる

『何を作るの?』

『水着を作ります。夏も近いので』

メリアが笑顔で言う

『良いですね! 私も探しに行ってきます』

エミールが笑顔で言うと、エレーヌとメリア達を連れて歩いていく


『マルス、これ美味しいよ』

キリシアとルメイルが串焼きを食べながらやって来ると、マルスに差し出している

『美味しいね』

マルスが食べながら言うと、リリシャとフローネが受け取り食べている

『キリシア、町中の様子どうだった?』

『活気が無いけど、恐怖に思っている様子も無いかな? セレスバインがグゼリオンス王国のやったことを公表したのが、良かったのかな?』

キリシアが真剣に言う

『美味しそうな料理のお店無かった?』

『残念だけど、無いよ』

『早く帰った方が良いかな?』

マルスが真剣に言う

『良く考えたら、長旅しているから、マルス達は帰って魔法学院通いなさいね』

キリシアが真剣に言う

『そうですね・・・マルスが学生だと忘れてしまいますね』

フローネが微笑みながら言う

『レティナ達のお土産も買わないとね』

マルスが真剣に言う

『この地方の装飾品買いにいきましょう』

リリシャが笑顔で言うと、みんなで歩き始め、お店の商品を見ながら、次々と買っていく

『次はあの店かな?』

キリシアが笑顔で言う

『キリシア、買いすぎ!!』

マルスが真剣に言う

『キリシアだから仕方無いですけど、これ以上は止めましょう』

リリシャが真剣に言う

『キリシアだから仕方無いですが、持ちきれませんね』

フローネが呆れ気味に言う

『え! 買いすぎた? まだ資金残っているけど』

キリシアが笑顔で言う

『1袋使いきるつもりだったのですね』

フローネが呆れながら呟くと、マルスとリリシャは、顔を見合わせて笑い出す

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