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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
15章 グゼリオンス王国と南の大陸
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帰途

リオンド・ベクラード王国で観光しながら、準備を終わらせる

『リベリアの英雄様、今度はゆっくり出来る時に遊びに来てください! いつでも歓迎します』

イーケルが真剣に言う

『マルス師匠ですから、何か欲しくなったら遊びに来ます』

メトリシアが微笑みながら言う

『この書状を国王陛下にお渡しください。サトメルの事を頼みます』

イーケルが真剣に言う

『イーケル様の奥様候補ですからね』

『え! えーと・・・サトメルは・・・妹のようで・・・今はその・・・まだそんな事を考えられません・・・国の再建が最優先です』

イーケルが真っ赤になって挙動不審になっている

『ふふふ、可愛いですね、クライドルト王国に行けば、良い外交関係を結べます。クレシア様と仲良くしていれば、長く友好関係が結べます』

メーレスが微笑みながら言う

『はい、メーレス様仲良く出来るかは、自信有りませんが・・・頑張ります』

サトメルが真剣に言う

『大丈夫です! 料理を沢山食べれば良いですよ』

メーレスが微笑みながら言う

『え? 料理を?』

『大丈夫です。クレシアなら仲良くしてくれます。侍女さんを連れていくのですから』

アニーが微笑みながら言う

『それだけで仲良くなれますか?』

『リオンド・ベクラードの料理を教えてくれますから、それに調味料のお土産も有ります』

アニーが微笑みながら言い、みんな笑い出すと、イーケルが首を傾げている

(もっと良い宝物や宝を送った方が喜ぶのでは?)


『サトメル、寂しい思いもするかも知れないが、必ず迎えに行くからね』

イーケルが真剣に言う

『国の再建を最優先にしてください・・・友好関係を結べるように頑張ってきます』

サトメルが真剣に言う

『サトメル、少し強くなったね?』

『え? メーレス様とメトリシア様とメリア様が仲良くしてくれて、実は来訪も少し楽しみです。』

サトメルが真剣に言う

『サトメル・・・成長して嬉しいよ』

イーケルが名残惜しそうに言うと、シルフィード号に乗って、上昇を始め、イーケルが真剣に見ている

『アーゼラストリア将軍、リベリアの英雄様は、本当に英雄様です』

イーケルがシルフィード号を見上げながら言う

『敵対国が無い状態を作ってくれました。国内の安定を最優先で出来ます。リベリアの英雄様への感謝は忘れません』

アーゼラストリアが真剣に言う

『マルス様のような人になれるように頑張る・・・』

イーケルが真剣に言うと、シルフィード号が見えなくなるまで見送っている


グゼリオンス旧王都が見えてくると、騎士の指示で着陸する

『リベリアの英雄様、お待ちしてました! こちらへどうぞ』

騎士が笑顔で出迎えると、王城内の部屋に向かう

『メトリシア様、どうなりましたか?』

セレスバインが真剣に聞く

『結構面倒になってましたが、グゼリオンス王国の残党は壊滅させました』

メトリシアが笑顔で言う

『後始末は、どうなりますか?』

セレスバインが心配そうに聞く

『リオンド・ベクラード王国は、イーケル王子様に任せました。オルトレス・ガゼラス王国は、王族どころか貴族まで皆殺しの為、副団長に押し付けて有ります』

メトリシアが微笑みながら言う

『それは良かった!! 後始末は、ここだけなら何とか出来る』

セレスバインが笑顔になる

『セレスバイン御兄様、喜びすぎです。こちらが、リオンド・ベクラード王国からの親書です。それと、サトメル様です』

メーレスが笑顔で言う

『サトメル・リオンド・ベクラードです。御会い出来て光栄です』

サトメルが緊張でガチガチになって言う

『ヘルゼレス王国セレスバインです。もしかして、クライドルト王国に向かうのですか?』

『はい、クライドルト王国の支援は必要です。ヘルゼレス王国からの支援も本当に助かりました』

サトメルが震える手で言う

『ここは公式の場所でないので、気を楽にしてください。リベリアの英雄様の戦いは見ましたか?』

『はい、凄すぎます! キリシア様とマルス様で万の軍勢を無力化してました』

サトメルが笑顔で言う

『リベリアの英雄様の事は、秘密にするようにしてください。リベリアの英雄様の戦いも内密にするように』

セレスバインが真剣に言う

『あ!! 申し訳ありません』

サトメルが少し慌てぎみに言うと、メトリシアを見る

『サトメル様、セレスバイン様が試しただけです』

メトリシアが真剣に言う

『え? そうなのですか? 良かった・・・』

サトメルが少し安心して呟く

『セレスバイン御兄様、余り脅さないで下さいね』

メーレスが真剣に言う

『誠実で良いが、まだまだ経験が足りない・・・国家機密や外交上の秘密を守る為には、普段から気を付けた方が良いですよ』

セレスバインが微笑みながら言う

『はい、セレスバイン様。注意してくれて、ありがとうございます』

サトメルが真剣に言うと、みんな見ている

『これでは・・・悪者に見えてるのか?』

セレスバインが苦笑いする

『メトリシア様達のように、人付き合いが上手く出来る人だけでは無いのですから、セレスバイン御兄様も気を付けてください。怨まれますよ』

メーレスが真剣に言う

『え! それもそうだな・・・サトメル様、申し訳ない』

セレスバインが苦笑いすると、みんな笑い出す

『至らぬ所は教えてください』

サトメルが慌てて頭を下げる

『マルス殿も大変だな・・・また1人王女様を近くに置くとは』

セレスバインが真剣に呟く

『セレスバイン御兄様、サトメル様はイーケル様の未来の奥様です! 想像で言わないで下さい』

メーレスが真剣に言うと、サトメルが真っ赤になって黙り込んでいる

『そうです!!マルス師匠に近付けません!!』

メトリシアが真剣に睨んでいると、みんなセレスバインを微笑みながら見ている

(え! マルス殿に何かしたら怖いな・・・どんな事になるのだ!!)


『』

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