オルトレス・ガゼラス王国王都決戦
キリシアが先頭に歩いていく
『愚かな侵略者よ!! わざわざ食い殺されに来るとは良い心がけだ!! 跪くとよい!』
豪華な装飾品をまとった女性が大声で言う
『誰? おばさん』
キリシアが笑顔で言う
『おおおおおおばさん!! 小娘!!!』
女性が大声で叫ぶ
『偉そうにしているおばさーーーーん!! 』
キリシアが笑顔で叫ぶと、従魔使い達が女性を見ている
『四肢を食いちぎり、今の言葉を後悔させなさーーーい!!』
『おばさんは、臆病者?』
キリシアが笑いながら言うと、みんな笑い出す
『いけーーー!! 食いちぎれ!!』
女性が怒鳴ると、ベビーモスがキリシアに突進してくる。キリシアは闘気を槍に伝えさせて、闘気を刃を作り出す。ベビーモスが接近すると、槍を振り下ろして、ベビーモスに当たり、頭から両断すると、ベビーモスはその場に体液を散らしながら倒れる
『雑魚ーーーー!! もっと強いの出せ!! もっと沢山かかってこい!!』
キリシアが大声で怒鳴る
『えーーーーーーーー!! ばっばっばっ化物!! ぜぜぜぜぜ全員でかかれ!!』
女性が怒鳴ると、従魔が一斉にキリシア目掛けて突進する。キリシアが横に槍を降ると、数匹の従魔が両断されて転がり、キリシアが突撃して、次々と従魔を両断している
『雑魚ーーーー!! もっと強い奴出てこい!! 本気出せる相手出てこい!!!』
キリシアが怒鳴ると、その周囲には無数の従魔の死体が転がっている
『うそ・・・・』
女性が唖然と見ている
『おばさーーーーーーんかかってこい!!』
キリシアが睨む
『おおおおばさん!! このくらえ!!』
『・・・・・・・ファイヤーボール』
炎の玉がキリシアに接近すると、槍で切り裂いて、消滅する
『この程度? お仕置きね』
キリシアが笑顔で言うと、微笑みながら歩き始め、槍を振り、女性の前に出来たバリアに槍が弾かれる
『守護の魔道具が有る限り、攻撃は効かない!!』
女性が見下して言う
『じゃあお仕置開始!!』
キリシアが満面の笑顔で言うと、槍で凪払う。バリアに槍が弾かれると、衝撃で女性が後ろに飛ばされる
『何故?』
女性が恐怖に信じられないような顔になると、キリシアの槍が迫り、女性が後ろに飛ばされる
『どのぐらい耐えられる?』
キリシアが満面の笑顔で、次々と槍を振り続けて、女性は門の前まで弾き飛ばされ、キリシアの一撃で、扉に背中を強打する
『嘘だ・・・こんなのあり得ない』
女性が恐怖に呟くと、キリシアの槍が次々とバリアに当たり、衝撃波で門に何回もぶつかっていると、杖が輝いている
『マルス、魔道具かしら?』
リリシャが嬉しそうに見ている
『凄い魔道具だね、シリウス知っている?』
マルスがシリウスを見て聞く
『我が主、守護の腕輪と天聖の杖・・・それと魔転の腕輪も』
『後で調べよう・・・同じ魔道具作れたら、みんなの為に作りたいな』
マルスが笑顔で言う
『不具合品だ! 守護の腕輪は同じ方向からの攻撃のみ防げるが同時に二方向は不可能だ!! 魔転の腕輪は、回復魔法まで反射する!! 天聖の杖は、手から離したら意味が無い』
シリウスが真剣に言う
『改良が必要か・・・』
『マルスなら、最高の物に仕上げるでしょ』
リリシャが微笑みながら言う
『その前に、兵士を無力化しようね』
マルスが笑顔で言うと、リリシャが微笑みながら魔法を使い始め、みんな魔法を使い始める
『これは終わらないですね』
ケニスが微笑んでいる
『ケニス、そうだね。油断は出来ないけど・・・護衛よろしくね』
『狼達が警戒してくれています。可愛いですよね』
ケニスがシルバーを見て言う
『狼達の方が騎士より活躍しているからね』
マルスが後ろで見ている騎士団を見て言う
『この後活躍しますよ。後始末が仕事ですから』
ケニスが微笑みながら言う
『押し付けて帰るから良いけど』
マルスが笑いながら言うと、ケニスが副団長の姿を思い浮かべて笑い出す
門が砕ける音と共に、女性は門の内側に転がっていく
『逃がさない!!』
キリシアが大声で言うと、門を斬り、中に入っていく
『ヒィーーーーーーー!! こここここ降伏する!! 化物!!!』
女性が泣きながら叫ぶと、地面が濡れている
『知るか!! お仕置続ける!!』
キリシアが笑顔で言うと、一気に近付いて、槍を振り、バリアに当たり衝撃で女性が吹き飛ぶ
『このーーーーー!!』
キリシアが笑顔で叫びながら、次々と槍を振り、女性が吹き飛んでいくと、マルスとカミラとオルガーとイースとオリスとシルバー達が付いていく
『ヒィーーーー!! 捕虜を痛めつけて許されるのか!!』
女性が叫ぶ
『ん? 降伏なんて認めてない!!』
キリシアが笑顔で言うと、槍がバリアに当たり、女性が門に背中が当たると、女性が恐怖に震えていると、次々とキリシアの槍がバリアに当たり、衝撃で門に当たっている
『ギャーーーーーー!!』
女性が叫ぶと、バリアが無くなり、キリシアの槍が当たり腕の骨が砕けて、女性が転がる
『あ!! バリア無くなっちゃった』
キリシアが笑顔で言うと、女性の杖の輝きも消える
『何故傷がーーーー!! 何故!! この杖役にたたない!!』
女性が涙を流しながら杖を振っている
『使い過ぎ・・・魔力切れですよ』
マルスが近付いて言う
『マルス、邪魔はしないでよ』
キリシアが不満そうに言う
『回復魔法をかけないと、死にそうだよ』
『回復魔法だけだよ!!』
キリシアが真剣に言う。カミラが魔法を使い始めると、腕輪が輝き回復が出来ない
『あ!! 忘れていた!! カミラ、腕輪と杖は取り上げてね』
マルスが思い出したように言うと、オリスが腕輪2つと杖を奪い、カミラが回復魔法を使う
『男!! 我を守れ!!』
女性が指輪に向けて叫ぶと、マルスの鎧と腕輪が輝く
『え? 魔道具・・・』
マルスが呟くと、急に頭が痛み、女性が最愛の女神様のように思えてくる
『ギャーーーーーー!!』
キリシアの槍が腕に当たり、腕が砕ける音と共に女性が叫ぶ
『マルス、何が起きたの?』
キリシアがマルスを心配そうに聞く
『油断した! 指輪も魔道具だね』
マルスが苦笑いする
『あれは・・・魅惑の指輪か』
シリウスが呟く
『誘惑が効果なの?』
『誘惑? あの女!! マルスを誘惑? 弟を誘惑されて許すわけ無い!!』
キリシアが怒り、槍を叩きつけると、女性の足の骨が砕ける音がすると女性が気絶する
『魔道具を全部没収しますね』
カミラが笑顔で言うと、女性の宝飾品を鑑定しながら、取り上げ始める
『お仕置しておくから、マルスはゆっくりしておきなさい!!』
キリシアが大声で言うと、マルスはカミラから魔道具を受け取り鑑定をしている




