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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
15章 グゼリオンス王国と南の大陸
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杖とウォーレル

マルスは、数日間杖について調べている。リリシャ達は、宝物庫の魔道具を調べて、封印が必要な魔道具を探している

『マルス、どうですか?』

リリシャが真剣に聞く

『リリシャ、この杖は、悪夢を見るほどの心の傷を癒す為に作られた杖だよ! 心の傷を癒すのは難しいけど、完全に忘れさせれば、幸せになれるからね・・・使う人が悪用しなければ、凄い杖と思うけど』

マルスが真剣に言う

『使う人次第なのですね・・・記憶は戻せるのですか?』

『杖を作った人が、もしもの時の為に、解除する方法を残していたよ・・・作成者は、シリウスが知っていたよ』

マルスが真剣に言うと、みんなシリウスを見る

『この杖の・・・お父様の杖ですね』

アーメリアが杖を真剣に見て、紋様を微笑みながら見ている

『その通りだ・・・悪用されるなんて・・・何が天才だ!!』

シリウスが大声で言う

『え? 魔導王の杖ーーーー!!』

リリシャが大声で叫ぶ

『シリウスが思い出すのに時間掛かるから、調べるのに時間がかかった』

マルスが真剣に言う

『星の数ほど魔道具が有るから、仕方ない!!』

シリウスが真剣に怒鳴る

『聖地に封印された魔道具の1つ・・・効果はこんな感じかな?』

マルスが笑顔で言う

『古に眠る大いなる記憶よ、今目覚めその時を刻みたまえ! リターン』

マルスが杖を、シリウスに向けて使うと、シリウスの周りに光の帯が砕け散る

『ん?うゎゎゎゎーーーーーーー!』

シリウスが大声をあげると、形が崩れて結晶になる

『マルス、何をしたの!!』

リリシャが驚いて大声をあげる

『え? 思い出した・・・そうか・・・そうだったのか』

シリウスの結晶から声がすると、再び崩れた金属の粉が狼の形に戻る

『面倒な事を!! あの馬鹿! 記憶を消して、全てを忘れさせていたなんて・・・どこまで抜けているんだ!!』

シリウスが真剣に言う

『シリウスちゃんどうしたの?』

アーメリアが心配そうに聞く

『我が主様は、我を封印する前に、全ての封印の場所を隠す為に、記憶を消した・・・我が主が天才だから、それも意味を成してないが・・・成長させる為に・・・創成の女神の試練に打ち勝つ為に・・・』

シリウスが真剣に言う

『シリウス、創成の女神の試練?』

マルスが真剣に聞く

『我が主よ、天空の城を復活させれば解る! 今は説明は出来ない』

シリウスが真剣に言う

『もっと修行した方が良いの?』

『必要無い!! 信じている』

シリウスが真剣に言う

『解った! シリウスを信じるよ』

マルスが微笑みながら言う

『この杖の持ち主は、マルスなの?』

リリシャが真剣に聞く

『悪用されない様に、封印した方が良いけどね』

マルスが真剣に言う

『記憶操作・・・怖いですね』

リリシャが真剣に言うと、考えている

『杖に2段階の封印がされているから、簡単に悪用は出来ないよ! だからもう悪用はさせないよ』

マルスが真剣に言うと、リリシャが微笑みながらマルスを見ている


ウォーレルの弟子達の記憶操作を解除して、最後にウォーレルの記憶操作を解除すると、ウォーレルは気絶して暫くして、目を覚ます

『うっ・・・そうか・・・我はとんでもない事を』

ウォーレルが涙を流しながら呟く

『記憶は戻ったかな?』

『全て・・・我は魔道具を作り、従魔を・・・国の野望の手伝いを・・・この罪許されるべきで無い』

ウォーレルが真剣に言うと、知っていることを説明を始める

『師よ!! 罪は我らが受けます!! どんな償いもします』

ウォーレルの弟子達が涙を流しながら言う

『メトリシア、どうする?』

『マルス師匠、どうするのですか?』

メトリシアが真剣に言う

『マルスが決めてください』

リリシャが真剣に言うと、みんなが頷いている

『フローネ先生は?』

マルスが助けを求めるように聞く

『マルスが決めて良いですよ、後で歴史を聞き取りしたいですけど』

フローネが微笑みながら言う

『ふふふ、古代魔法教えてくださいね』

リリシャが思い出したように言う

『師匠・・・歴史書を作りたいだけですよね?』

リシリアが真剣に言う

『リリシャ師匠も魔法の事だけ考えてます』

エミールが真剣に言う

『何か問題でも?』

フローネが微笑みながら言う

『古代魔法を教えて貰えるチャンスですよ』

リリシャが微笑みながら言う

『ウォーレルさん達は死んだことにしましょう』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠が言うなら良いですけど、その後どうしますか?』

メトリシアが真剣に聞く

『弟子達は、命有る限り、多くの人を助けて、世界を旅してくださいね! ウォーレルさんは、懺悔と与えられた使命を全うしてくださいね』

マルスが真剣に言う

『セレスバイン様に伝えますね』

メトリシアが笑顔で言う

『罪を背負います! 命有る限り、多くの人を助ける為に頑張ります』

弟子達が真剣に言う

『封印が気になる、1度封印を確認したい・・・使命を全うするために』

ウォーレルが真剣に言う

『向かいましょう! バルドル様が封印した物なら大変な事になりそうだから』

マルスが真剣に言う

『そうですね・・・化物が居たら、大変です』

リリシャが真剣に言うと、みんな同意している

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