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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
15章 グゼリオンス王国と南の大陸
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グゼリオンス王城

セレスバイン達がやってくる

『あれがマルスの本気か・・・凄すぎる・・・』

セレスバインが真剣に言うと、ヴァルファーが後ろで見ている

『王都に降伏勧告と、記憶操作の魔道具を見つけ出すよ』

マルスが笑顔で言う

『マルス殿、この状況で降伏勧告なら、確実に受けるだろう』

セレスバインが真剣に言う

『頭がおかしいから、受けないかもね!』

マルスが笑顔で言う

『降伏勧告の使者をすぐに出すが・・・この大穴どうするつもりですか?』

セレスバインが魔法で空いた穴を見て言う

『ガベラスの国境より小さいかな?』

マルスが笑顔で言うと、みんな笑い始める

『後始末は任せてください』

セレスバインが諦めて、苦笑いしながら言う

(マルス殿に何を言っても無駄だったな)


ヘルゼレス王国の使者が向かい返答を待っている間に、シルフィード号が着陸してフローネ達が降りてくる

『フローネ先生、歴史書この人に読まさせて下さい』

マルスが笑顔で言う

『何が有ったのですか?』

フローネが驚いている

『記憶操作で、まだ魔導王国時代だと思い込んでいます』

マルスが真剣に言うと、エミールが説明をする


フローネが歴史書の写しを持ってくると、ウォーレルが読み始めて、涙を流し始める

『魔導王国・・・バーレスカの事も書いてあるなんて・・・これが歴史書』

ウォーレルが涙を流しながら読んでいる

『小僧が居ました!! おっちょこちょいの小僧です』

エスカが飛び回りながら叫んでいる

『えーーーーーーー! エエエっエスカ様!! 何故ここに!!』

ウォーレルが驚いて叫んでいる

『小僧・・・恥じろ!! こんな事をするとは・・・バルドルの恥さらしめが!!』

コテツが大声で怒鳴る

『え!! こここここここっコテツ様!!』

ウォーレルが後退りしている

『恥さらし!!恥さらし!!』

エスカが笑いながら飛んでいる

『知り合いだったの?』

マルスが笑顔で聞く

『当たり前だ!! こやつバルドルの剣を海に落とした愚か者だ!! 剣を作り直すのに時間が掛かり、反撃が遅くなった!! 責任取れ』

コテツが大声で言う

『バルドルの剣の事?』

マルスが思い出して聞く

『そうだ!! 大体配慮が足らない!!』

コテツが大声で言う

『良いように利用されたのか・・・残念な弟子か』

マルスが真剣に呟く

『どうして、エスカ様がここに・・・』

ウォーレルが青ざめて聞く

『戦い見てましたよ!! その気なら、クーレセスが跡形も無く吹き飛ばそうとしてましたよ』

エスカが笑いながら言う

『少しは記憶が戻ったのかな?』

マルスが笑顔で聞く

『記憶が? そう言えば・・・千年ぐらい毎に起きて、封印を守っていて・・・・何て事を!!』

ウォーレルが大声をあげ、落ち込み始める

『エスカ、こいつ監視しておいてね』

マルスが笑顔で言うと、コテツが、ウォーレルを叱り始める


『マルス殿、使者が戻ってきません』

セレスバインが真剣に言う

『キリシア、どうする?』

マルスが暇そうにしている、キリシアに聞く

『叩き潰す』

キリシアが笑顔で言うと、みんな笑い出す

『シルバー、降伏勧告に行くよ』

マルスがシルバーに乗ると、キリシアとルメイルが狼に乗る

『カミラも護衛に行ってきてください』

リリシャが笑顔で言うと、カミラとエミールとエレーヌが狼に乗りマルス達を追いかける


キリシア達が王城まで突き進み、門前まで来ると、兵士達が矢を放ってくる

『ファイヤーボール』

エミールが魔法を放ち門を吹き飛ばす

『パンシーフィールド』

マルスが魔法を使い、兵士が倒れていくと、城の中を進み、遭遇する兵士をキリシアが容赦無く弾き飛ばしていく


玉座の間に入ると、多くの人の死体が転がっている

『何が!!』

キリシアが大声をあげると、兵士が突進してくる

『バリアフィールド』

エミールが魔法を使い、兵士がバリアに当たり、倒れる

『誰がこんな事を』

マルスが睨みながら聞く

『国王の命令だ!! 貴様らも始末する!!』

兵士が怒鳴り必死にバリアに攻撃を始める

『国王は逃げたの?』

『死ねーー』

兵士は聞く耳を持たず攻撃をしている

『マルス、どうする?』

キリシアが苦笑いしている

『お仕置きしてから、聞きだすかな?』

マルスが真剣に言うと、キリシアが両腕を砕き、他の兵士も次々と四肢を砕いて回り、国王がどこに向かったか聞く


『お許しを!!もう回復しないで下さい!!』

兵士が泣きながら、叫ぶ

『国王は?』

『裏の離宮に!! 最大の魔獣を呼び起こしに』

兵士が怯えながら叫ぶ

『マルス! 貰うからね』

キリシアが笑顔で言う

『まだやり合うつもりなんだね』

マルスが笑い、歩き始める

『叩き潰すぞ!!』

キリシアが笑顔で走り始める


『主様、この臭い・・・嫌な臭いだ』

シルバーが真剣に言う

『どんな魔物を飼っているのかな?』

マルスが考えながら言う

『強ければ、それだけで良いよ!!』

キリシアが笑顔で言うと、エミールが笑い出す


離宮の壁が崩れ落ちて、巨大なキマイラが飛び出してくる

『ふふふ、愚かな人間は、全部食って良いぞ!! 殺れーー』

国王が笑みを浮かべながら言う

『エサーーー!! エサがやってくる』

キマイラロードが、狂ったように唸っている。キリシア達が出てくるのを見て、嬉しそうに叫び始める

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