表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
15章 グゼリオンス王国と南の大陸
716/1407

王都決戦後編

ウォーレルは、リリシャ達の姿と、弟子達の姿を見て唖然と見ている

『あそこまでの実力者が居たとは・・・レビテーションまで使えるのか!!』

ウォーレルが真剣に言う

『本気になるかな? そろそろ本気を出してよ』

マルスが笑顔で言う

『ふふふ、これはバーレスカ並の魔導師として戦うしかない!!』

『ファイヤーストーム』

ウォーレルの顔から笑みが失くなり、魔法を放つ

『ブリザード』

マルスが魔法を放つと、炎と冷気がぶつかり合い水蒸気が辺りを包む

『トルネード』

水蒸気が竜巻に吸い寄せられていくと、マルスに向かって近付いてくる

『トルネード』

マルスが魔法を使い、トルネードに当たり、暴風が吹き荒れる

『シャドーボール』

黒い大きな玉が出来上がり、マルス目掛けて飛んでくる

『シャイニングボール』

光の玉を作り、黒い玉にぶつけると、衝撃波が周囲に伝わる

『シャドーアローズ』

影の矢が次々とマルス目掛けて飛んでくると、マルスはバリアで全部防ぐと、マルスのローブと腕輪が輝き始める

『精神魔法か・・・』

マルスが呟き、バリアを解除して、黒い矢を避け始める


『これでは、決め手が無い』

ウォーレルが疲れ始めて言う

『精神魔法を使いながら、弱い魔法じゃあ、無理だね! こんな広い場所を用意したのに』

マルスが笑顔で言う

『小僧・・・お望み通り消し飛ばしてやる』

『ファイヤーノヴァ』

巨大な炎の玉がマルス目掛けて飛んでくる

『アースウォール』

『ハイブリザード』

マルスが魔法を連続で使い、岩の壁に炎が当たり、水蒸気と熱風が吹き荒れる

『エクスプロージョン』

ウォーレルがマルス目掛けて放つ

『ファイヤーバースト』

マルスが魔法を放つと、炎がぶつかり合い大爆発と周囲に衝撃波が伝わる


土煙が晴れていくと、ウォーレルはマルスを見て驚いている

『まさか・・・我が最強の魔法が・・・』

『危なかった!! 本気で消し飛ばしにくるなんて』

マルスが笑顔で言う

『我が師バルドル以来始めてだ・・・』

ウォーレルが呟く

『え!! バルドル・・・バルドルの弟子なのか・・・ウォーレルだったかな?光の魔導師』

マルスが呟く

『我が名を知っていたか』

『バルドル・・・迷惑をかけたらすまないか・・・知力が足りないのか?』

マルスが呟く

『シャドースネーク』

ウォーレルが魔法を使いマルスに黒い影の触手が手に絡む

『これで終わりだ!! ファイヤーノヴァ』

ウォーレルが魔法を放つ

『ブリザードテンペスト』

マルスが魔法を放つと、炎の玉が水蒸気と共に消滅していき、黒い触手も消えていく

『ファイヤーアローズ』

炎の矢がマルス目掛けて、飛んでくる

『ハイバリア』

マルスはバリアを張り闘気をまとい突進すると、炎の矢が次々とバリアに当たり、爆発していき、ウォーレルにバリアが当たり、弾き飛ぶ

『まさか・・・体当たりとは・・・』

ウォーレルが疲れたように立ち上がる

『シャイニングアローズ』

マルスが魔法を放つ

『ハリアフィールド』

ウォーレルがバリアを張り、光の矢がバリアに当たり爆発していく。マルスは突進してバリアに杖を当てて、闘気を集める

『闘気砲』

杖の先から光が発射されると、ウォーレルの腹を貫き閃光と衝撃が伝わり、地面が一直線にえぐれる

『バカな・・・バリアが・・・』

ウォーレルが呟き大の字に倒れると、杖とローブが砕けて、粉々になる


『ウォーレル、改竄された記憶取り戻してね』

マルスが笑顔で言う

『1つ確認したい、本当にバーレスカの手先じゃないのか?』

ウォーレルが力無く言う

『バーレスカは、倒したよ! アーメリア様に聞いてね、ウォーレルは本当にバルドルの弟子なの?』

『アーメリア様・・・偉大なる魔導王様のお嬢様・・・人質になってなければ・・・』

ウォーレルが涙を流し始める

『パーフェクトヒール』

マルスが魔法を使うと、ウォーレルの傷が塞がっていく

『何故助ける』

『歴史を確認したいからね! それに勝ち目無いのは解ったでしょ』

マルスが笑顔で言う

『変わった小僧だ・・・本当に魔導王国は滅んだのか?』

ウォーレルが真剣に言う

『自分の目で確認してね、やりあうなら、飛空艇相手に戦いを挑んでね』

マルスが笑顔で言うと、ウォーレルはクーレセス号とベアーズ号を見て苦笑いする

『次は、どうやって記憶操作したか、見つけないと・・・』

マルスが笑顔で考えている

『変わった小僧・・・そうか・・・そんなに強力な杖とローブを・・・』

ウォーレルが真剣に言う

『そう言えば、バルドルが決戦に行く前の伝言読んだかな? 最後の伝言も』

マルスが思い出して聞く

『我が師の? 何故?』

ウォーレルが驚き目を見開く

『聖地に伝言が有ったからね! よく読んでおくようにね』

マルスが笑顔で言う

『我が主、何を言っても無駄だ! こやつ呆け過ぎだ』

シリウスが呆れて言う

『取り敢えず、グゼリオンス王国の後始末が先だよね! 国王に降伏勧告してから、記憶操作の魔道具聞き出すかな?』

マルスが笑顔で言うと、リリシャ達が歩いてくるのを見ている


『マルス、終りましたか? お仕置きしますか?』

リリシャが笑顔で言う

『ウォーレルだけど、記憶操作されているみたいだね。国王か誰かに操られているようだけど』

マルスが真剣に言う

『え!! 光の魔導師ウォーレルなのですか?』

エミールが驚いて聞く

『聖地の石板に有ったウォーレルだと思うけど、記憶操作されて、使い走りになっているね』

マルスが真剣に言うとエミールとカミラが驚いて、ウォーレルを見ている

『マルス、何ですか? その光の魔導師ウォーレルって』

リリシャが真剣に聞く

『聖地の伝承に残る、魔導王国を打ち破った魔導師の名前だよ』

マルスが笑顔で言うと、エミールが説明を始める。ウォーレルが驚き、聞いている

『それなら、乗り込んで黒幕をお仕置きしましょうね』

リリシャが理解して微笑みながら言うと、みんな男達を地面に降ろして、シルバー達に合図をする

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ