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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
15章 グゼリオンス王国と南の大陸
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魔獣の森の競争

マルス達は、狼に乗り魔物を集めている人を探して、森を進む

『主様、向こうにいます』

シルバーが立ち止まり言うと、リリシャ達が笑顔でサーチを使いながら、走っていく

『あ!! 負けない!!』

キリシアが大声をあげると、リリシャを追いかけて行く


『スリープフィールド』

リリシャが魔法を使うと、人達が倒れて、従魔も眠りに落ちていく

『あ!! リリシャーーズル!!』

キリシアが大声で言う

『キリシア、貰いましたよ』

リリシャが笑顔で狼を降りて歩いて行く

(バキッ! シュルシュルーーー)

『え? キャーーーーーーー!!』

リリシャの足元で音が鳴ると、リリシャの足に縄が巻き付き、引っ張りあげられて、リリシャは、逆さ吊りになっている

『リリシャ、大丈夫?』

キリシアが見上げながら言う

『キリシア、助けてーー!』

リリシャが大声で言う

『あれ、貰えるなら、助けるよ』

キリシアが笑顔で言う

『早く助けてーー!』

リリシャが大声で言うと、キリシアが縄を切ろうとする

『リリシャ、大丈夫?』

マルスがシルバーに乗ってやってくる

『あ!! マルス! 助けてーー!』

リリシャが大声で助けを求めると、マルスがリリシャの姿を見て、赤くなっている

『マルス! 早く』

リリシャが大声で助けを求める。マルスはフライを使い、リリシャに近付き、リリシャを抱き抱え、縄を切る


地面に着陸する

『マルス、ありがとう』

リリシャが赤くなりながら、耳元で言う

『リリシャ、油断し過ぎだね。魔物を捕まえる罠が有ることを忘れないでね』

『はい、マルス』

リリシャが言うと、マルスから離れて、男達に魔法を使い始める

『え? くれるんじゃなかったの!!』

キリシアが気が付き大声で言う

『助けてくれたのは、マルスです』

リリシャが笑顔で言うと、キリシアがマルスに詰め寄る

『マルス!!手出ししないって言ったはず!!』

『勝負には手出ししてないよ! あの状況で助けない訳にはいかないよね?』

『そうだけど・・・もう!いい!! 次探しに行くよ』

キリシアが大声で言うと、狼の所に歩いていく

『リリシャ、エビリアとクレスタにも少し分けてあげてね』

マルスが笑顔で言い、エビリアとクレスタが嬉しそうにする

『仕方ないですね。エビリア、クレスタ、1人ずつ使ってくださいね』

リリシャが微笑みながら言うと、エビリアとクレスタが、喜んで男達に近付いていく

『オルガー達は、リリシャの護衛を頼んだよ』

マルスが笑顔で言うと、キリシアを追いかけて森を進み始める


『もうマルス、こんな時は、一緒に居てよね!』

リリシャが呟くと、マルスの後ろ姿を見ている

『リリシャ様、マルス様ですから、女心はわかりません・・・』

オリスがリリシャの後ろから言う

『もう、マルス!』

リリシャが呟くと、オリスを見てから、次々と魔法を使い始める。エビリアとクレスタは、苦笑いしながらリリシャを見ている

(リリシャ師匠、八つ当たりしてます・・・あ!宙に浮かせて、回しながら、麻痺なんて・・・何故気絶しないのですか?)


キリシア達は森を進んでいる

『主様、水辺に気配が有ります』

シルバーが森の奥を見て言う

『キリシア、獲物だよ! 罠には気をつけてね』

マルスが笑顔で言う

『覚悟しろーーーーー!!』

キリシアが大声で叫び、森を突き進む


『従魔使いみーつーけた!!』

キリシアが男達に笑顔で言うと、狼から飛び降りる

『何者だ!! グゼリオンス王国に楯突くつもりか!!』

男達が武器を構えながら怒鳴る

『グゼリオンス王国は、お仕置き決定!!』

キリシアが笑顔で言うと、一気に接近して、問答無用に男達の四肢を砕きながら弾き飛ばしていく

『従魔かかってこい!!』

キリシアが従魔達を睨み怒鳴る

『ガルルルルルルーーー!』

従魔達は、唸り声をあげながら、後退りしている

『早くかかってこい!!』

キリシアが大声で怒鳴り、従魔に近づく。従魔達は、少し震えながら唸り声をあげていたが、数匹が逃げ始めると、他の従魔も逃げようとする

『パンシーフィールド』

マルスが魔法を使うと、従魔達が次々とその場に倒れ麻痺している

『あ!! マルス横取り!!』

キリシアがマルスを見て大声をあげる

『従魔達は解放だよね?』

マルスが真剣に言う

『こいつら、手応えが無いから』

キリシアが横たわる男達を見て言う

『カミラは、キリシアの手伝いね! ルメイルと騎士は周囲の警戒をよろしく』

マルスが笑顔で言う

『カミラ早く回復させて!! 100回はやるからね!!』

キリシアが大声で言うと、カミラが男達を1人ずつ回復魔法で回復させて、キリシアが四肢を砕きながら弾き飛ばしていき、カミラが次々と回復させていく


マルスは、従魔の魔道具を次々と抜き去り、回復魔法を使い始め、従魔をレビテーションで浮かせて並べておいていき、従魔達はキリシアの姿を見ている

『主様、何故わざわざ並べているのですか?』

シルバーがマルスに疑問そうに聞く

『良く見えるようにね』

マルスが笑顔でキリシアを見て言う

『あれは怖い・・・恐怖をわざわざ・・・精神攻撃』

『止めなかったら、この従魔は、あれを受ける事を理解させないとね』

マルスが笑顔でシルバーを見て言うと、シルバーが少し震えている

『我が主、いつもだが・・・この魔物2度と人間に近付かないぞ』

シリウスが真剣に言う

『頭が悪ければ、挑むかも』

『無理だろう。もう恐怖に怯えている』

シルバーが従魔を見て言うと、従魔達は、目を瞑り震えている

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