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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
15章 グゼリオンス王国と南の大陸
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魔獣の森

リリシャ達は、狼達を枕に寛いでいる

『シルバー、どうして従魔になったの?』

マルスがシルバーを見ながら聞く

『罠に嵌まった仲間を助けようとしたが、眠らされて、変な物を付けられた』

シルバーが真剣に言うと、他の狼達にもシルバーから聞いて貰い、色々教えてくれる

『アードラは?』

マルスがアードラを真剣に見て聞く

『寝ていたが、いきなり魔道具を付けられ・・・抵抗すら出来なかった・・・』

アードラが言うと、森を見ている

『マルス、シルバー達の故郷って、どこなの?』

リリシャが起き上がり聞くと、みんなシルバーを見ている

『我が住んでいたのは、この森の奥のあの山の付近だ』

シルバーが山を見ながら言う

『アードラは?』

『あの山の向こう側の岩場だ』

アードラが山を見ている

『結構近くなんだね』

マルスが山を見ながら言う

『この森は、魔獣達の住まう森・・・永く人間も寄り付かなかったから、油断していた・・・』

アードラがマルスを見ながら言う

『アードラは、同じ種族はいないの?』

『あの山の向こうと、向こうの山の方にいるが、しばらく会ってない』

アードラが山々を見て言う

『従魔になってないと良いな・・・』

マルスが考え始める

『マルス!! 従魔にしている奴ら、狩りに行くよ!! 狼達も安心して住めないよね!!』

キリシアが大声で言うと、狼の頭を撫でている

『従魔を解放しましょう』

リリシャが微笑みながら言う

『マルス師匠、殲滅はしないで下さいね』

エミールが笑顔で言う

『あ! ちょっとやり過ぎた?』

マルスが考えながら言う

『徹底的に潰すよ!! 可愛い、この子達を虐めたのだから、お仕置きする』

キリシアが笑いながら言う

『見付次第、お仕置きです!!』

メトリシアが真剣に言うと、ミリアが頷いている

『もしかして、決定? グゼリオンス王国は、どうする?』

マルスが真剣に聞く

『後始末は、セレスバインに任せる!!』

キリシアが、笑いながら言うと、みんな笑い出す

『クーレセスに監視して貰えば良いかな? グゼリオンス王国の最大戦力のアードラは、ここにいるからね』

マルスが考えながら言う

『マルス、どうやって仲間にしたのですか?』

リリシャが真剣で聞く

『マルス師匠が戦いながら、操っていた男を、アードラに倒させて、グゼリオンス王国軍も全部アードラに倒させてました・・・あ!マルス師匠! あれだけの戦いで、剣を握ってません!! 全部アードラとの戦闘の巻き添えです』

エミールが真剣に言う

『マルス師匠の勇姿見られなかった・・・悔しい』

メトリシアが大声で言う

『アードラやる気満々で、次々攻撃してくれたからね』

マルスが笑顔で言う

『アードラは、どうやって叩きのめしたのですか?』

リリシャが微笑みながら聞く

『ウエイトと麻痺と毒で戦意を挫いただけだよ』

マルスが笑顔で言う

『いつも通りですね』

リリシャが微笑みながら言う

『主様は、怖い・・・回復させてから、もう一回と言われる・・・素手で殴られたのも、痛かった・・・従属するまで、恐怖でしかなかった・・・』

アードラが怯えたように言うと、エミールが微笑みながら説明をしている

『主様の実力は、凄い・・・歯向かう愚かさを身を持って、体験した・・・その気なら、瞬殺されている』

シルバーが真剣に言う

『シルバーちゃんは?』

リリシャがシルバーを見て言うと、シルバーが震え出す

『マルス師匠が、ウエイトとパンシーを使ってから、レビテーションで浮かせて、ウインドで物凄い回転させてました!! シルバーちゃんは、気絶して、魔道具を取り外してから、回復させ起こしたら、抵抗すらせずに、従属をしてました!! 狼達は、パンシーとポイズンで動けなくなり、回復させてから、次は誰がやる?ってマルス師匠が言ったら、怯えて従属しました』

エミールが笑顔で言う

『主様は怒らせると怖い・・・2度と人間をバカにしない』

シルバーが真剣に言う

『マルス、どうやったか、後で教えてね』

リリシャが、ニコニコしながら言うと、みんな興味深々に見ている。マルスが説明を始め、みんな石を使って練習を始める。狼達は、恐怖を思い出しながら、怯え、震えている


『マルス師匠、石ではつまらないです!!』

メトリシアが大声で言うと、狼達が怯え、頭を地面につけて見ている

『降伏した兵士がいたよね』

マルスが笑顔で言う

『みんなで練習よ!』

リリシャが、微笑みながら言うと、リリシャを先頭に歩いていく

『やり過ぎ!! 狼ちゃん怯えちゃったよ!!』

キリシアが、真剣にマルスを見て言う

『あの子達は、もう今日は、止めないですね・・・兵士も可哀想に』

フローネが、リリシャ達の後ろ姿を見て言う

『フローネ先生も、狼のさわり心地良いですか?』

マルスが笑顔で聞く

『良いですね。大人しくて、よい子ですね』

フローネが満足そうに、狼の頭を撫でている

『アードラに乗ってみますか?』

マルスが笑顔で聞く

『少し乗せて貰いましょう』

フローネが笑顔で言うと、オリスと共にアードラの背中に乗って、散歩を始める。フローネは楽しそうに笑っている

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