表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
15章 グゼリオンス王国と南の大陸
699/1407

アーメルドで休息

シルフィード号は、物資を積み込み、アーメルドに向かって飛び立つ


アーメルドの港が見えてくる

『まだ、ヘルゼレスの船が停泊してます』

エビリアが笑顔で言う

『良かった・・・メーレスを拉致しますよ』

リリシャが笑顔で言うと、みんな笑い出す

『リリシャ、拉致と言う言葉は使わないように』

フローネが苦笑いして言う

『あ! はい!フローネ先生』

リリシャが笑顔で言う

『着陸したら、アルクオドールに会いに行きましょう』

メトリシアが笑顔で言うと、シルフィード号は、兵士の指示に従い、造船所に着陸する


待っていると、アルクオドールがやってくる

『アルクオドール、メーレス様は来ている?』

キリシアが笑顔で聞く

『明日出発の予定ですが、何か有りましたか? キリシア様がワンピースなんて・・・』

アルクオドールが真剣に言う

『怪我したら、数日鎧着るの禁止された・・・』

『鎧着たら、訓練してしまいます!! 数日は私がキリシア師匠を守ります』

ミリアがキリシアの腕を組ながら言う

『アルクオドールどうにかしてーーーー!』

キリシアが助けを求めると、アルクオドールが笑いを堪えている


『アルクオドール様、この手紙を至急御父様に渡してください。海軍と外交担当に、至急ガベラス王国に行って、後始末してもらえるようにしてくださいね』

メトリシアが笑顔で手紙を差し出す

『メトリシア様、畏まりましたが、何が? 確か南東の方に向かった筈では?』

『情報が有り、ガベラス王国に救援に向かいました。副団長は置き去りにしてきたので、後始末担当がいませんでした』

メトリシアが苦笑いする

『リベリアの英雄殿ですので、至急王都に使いを出します。メーレス様にも、直ぐにこちらに来てもらうようにします』

アルクオドールが真剣に言うと、兵士が走っていく


メーレスとジエルがやってくる

『メーレス様、至急ヘルゼレス王国に向かいます。同行お願いします』

メトリシアが真剣に言う

『え! 何故ですか!!』

メーレスが驚いている

『グゼリオンス王国が侵攻しています。マルス師匠は先に向かいました』

メトリシアが真剣に言うと、ガベラス王国の惨状を伝え、侵攻している、報告書を見せる

『だから、お兄様はゆっくりしてこいと・・・私を逃がす為に・・・』

メーレスが呟き、涙を流し始める

『グゼリオンス王国は許しません』

リリシャが微笑みながら言う

『解りました、同行します!!』

メーレスが真剣に言う

『ジエルお兄様も、一緒ですから、仲良く話し合ってくださいね』

リリシャが笑顔で言う

『え! 決定か?』

ジエルが慌てて声をあげる

『はい! 拉致します!! この状況一刻を争います! メーレス様を守って上げてくださいね』

リリシャが微笑みながら言う

『太守が他国に訪問なんて、あり得ない!! 国王陛下に許可が必要だ!!』

ジエルが慌てて言う

『アルクオドール様、御父様に伝えておいてください! ジエル様が、ヘルゼレス王国国王陛下に挨拶に向かったと』

メトリシアが笑顔で言う

『直ぐに伝えておきます。リベリアの英雄様に拉致されて、友好国を救いに向かったと、伝えておきます』

アルクオドールが笑いながら言う

『アルクオドール、よろしくお願いしますね』

リリシャが微笑みながら言う

『ジエル様が挨拶に・・・御父様が喜びます』

メーレスが赤くなりながら言う

『直ぐに式も挙げてしまいますか?』

メトリシアが笑顔で言う

『一気に話を決めないで下さい』

ジエルが慌てて言う

『ジエルお兄様は、メーレス様を幸せにする事だけ、考えてくださいね』

リリシャが微笑みながら言う

(リリシャに何を言っても、もう無駄か・・・)


リリシャ達は、食事の為にアルクオドールと共に、町中に向かい、店に入る

『お待ちしてました、こちらへどうぞ』

店員が緊張して、案内すると、アニーが気になった料理を注文を始める


『この様な店に来るのは、初めてですが、良く来られるのですか?』

メーレスがキョロキョロしながら聞く

『アーメルドに来たら、食べに来ます』

リリシャが微笑みながら言う

『教えてもらってからは、時々食べに来ています』

アルクオドールがなれたように、何かを注文している

『アルクオドール様まで!!』

『クロウから、時々美味しい料理の店を教えて貰って、一緒に食べに行くようになってます。領民の暮らしを知るには、1番です。』

アルクオドールが笑顔で言う

『領民の暮らしを知るために・・・』

エリスナが呟き、考え込んでいる

『歩きながら、孤児や港を見る事を大切にしてます』

アルクオドールが笑顔で言う

『凄い・・・素晴らしい領主様です』

メーレスが真剣に言うと、エリスナが真剣にアルクオドールを見て聞いている

(御父様と違いすぎる・・・これが本当の領主様なのですね)


料理が並ぶと、キリシアが次々と美味しそうに食べている

『キリシア殿が怪我をする、魔獣がいるなんて、信じられません』

アルクオドールが真剣に言う

『次こそは、1人で倒す!! あの反則怪物!!』

キリシアが真剣に言う

『次は最初から手加減抜きで魔法を放ちますね! あの程度の穴でなくもっと大きな穴を空けますよ』

リリシャが笑顔で言う

『リリシャ、ほどほどに、山一つ吹き飛ばして、しまうのですから』

フローネが注意する

『もっと大きな山を消し飛ばせる、魔法を身に付けます』

リリシャが笑顔で言うと、みんな笑い始める

『先に吹き飛ばさないでよ!!』

キリシアが真剣に言うと、リリシャが笑い始める

(山一つ吹き飛ばしてきたのか? 大きな話しになってきている)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ