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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
15章 グゼリオンス王国と南の大陸
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ガベラス王国

シルフィード号は、ガベラス王国王都に向かって飛んでいる

『王都の周囲に軍隊・・・従魔も』

エビリアが、双眼鏡で見ながら言う

『あっちに軍艦・・・公爵軍ですか?』

クレスタが、遠くの軍艦を見ながら言う

『城壁の上の兵士が死んでます・・・町中にも従魔が侵入してます』

ミリアが大声で言うと、従魔が王城の門に体当たりしている

『早く倒さないとね・・・陥落寸前ギリギリか』

マルスが真剣に言うと、シルフィード号は、城門に向かって進み、マルスにキリシアが抱き付いて飛び降りる


いきなり現れたマルス達を見た、兵士達は驚き戸惑っている

『マルス、任せた』

キリシアが言うと、闘気をまとい、城壁の下の従魔目掛けて、飛び降りる

『えーと、指揮官は?』

マルスがキリシアを見てから、兵士に聞く

『え? 何者!』

兵士が我に返って言う

『ちょっとお仕置に来ました、説明が面倒だから、上を見て判断してね』

マルスが笑顔で言うと兵士がシルフィード号を見て、青ざめる

『りりりりりりりっリベリアの英雄!!』

兵士が大声をあげると、周囲の兵士達が後退りしている


キリシアは闘気をまとい、門に体当たりしている、ケラトプスに叩きつけ、両断すると、地面に闘気の刃で人の丈5倍ほどの、亀裂が出来る

『雑魚!! 強い従魔かかってこい!』

キリシアが大声で叫ぶと、近くの従魔を凪払う

『化物!! 全員でかかれ』

従魔に乗った男が怒鳴り、周囲の従魔が一斉にキリシアに突撃してくる。キリシアは、闘気をまとい、容赦なく凪払い、次々と、従魔を弾き飛ばしながら両断していく

『嘘だ・・・人間か!!』

男が後退りしながら叫ぶび、周囲の兵士達が恐怖に震えている

『売られた喧嘩、買った!! 覚悟してね』

キリシアが微笑みながら言うと、一気に接近して、次々と兵士の四肢を砕きながら吹き飛ばしていく

『ぎゃーーーー! 化物!!逃げろ!』

兵士達が逃げ始めるが、キリシアは全員弾き飛ばす


『間違いない・・・リベリアの英雄・・・味方なのか?』

隊長が怯える声で呟く

『えーと、隊長さんかな?』

マルスが微笑みながら聞く

『え! ヒェーーーー! リベリア英雄様!! お許しを』

隊長が叫び尻餅をつく

『状況教えてね』

マルスが微笑みながら言う

『え! ・・・状況?』

『町中にまだ住民は居るのかな?』

マルスが町を見ながら聞く

『隠れているとは思います。数千人は王城に避難しました』

隊長が怯えながら言う

『突破された門は1つ?』

『そうです』

『動ける兵士に後始末お願いね』

マルスが笑顔で言う

『後始末? 何の?』

『あれの後始末ね』

マルスが笑顔で言うと、飛び降りてキリシアの元に走っていく。隊長が呆然とマルスを目で追っている


『マルス、殲滅するよ』

キリシアが笑顔で言う

『門は1つ突破されたみたいだよ』

マルスが真剣に言う。マルスが、サーチを使いながら魔獣を見付けて、キリシアが両断して進む


『バカな! 化物』

門付近に到着すると、グゼリオンス王国兵士が驚き叫ぶ

『獲物発見!!』

キリシアが笑顔で叫び、突進する

『一人だ!囲んで殺せ!』

門の上に居る人が怒鳴り、兵士達が、キリシアを囲もうと集まる

『パンシーフィールド』

マルスが魔法を使うと集まってくる兵士が倒れていく

『何が!! 魔法使いか! あの男を殺せ!!』

マルスを見付けて怒鳴る。マルスは門の上の兵士目掛けてフライで飛ぶ

『飛んだ!! 化物!!』

兵士が怯えた声をあげる。マルスは、容赦なく兵士達を投げ飛ばして、外に叩き出していく

『こらーーーーー! 雑魚しか居ないのか!! 誰か出てこい』

キリシアが門の外を見て、石突きを地面に付けて、怒鳴る


ベアーズ号が王城内に着陸すると、英雄騎士隊員と警備隊隊員とエミールとエレーヌが降りて、ベアーズ号は上昇を始める

『リベリアの英雄様!!』

兵士が集まり見ている

『ベラゼルドル国王陛下は居ますか?』

エミールが微笑みながら聞く

『え!ご案内します』

兵士が驚きながら、案内する

『え!! リリリリっリベリア英雄様!!』

ベラゼルドルが怯えた声をあげる

『師匠がキレてますので、後始末よろしくお願いします』

エミールが微笑みながら言う

『お仕置だけは・・・え!キレている!!』

ベラゼルドルが驚いている

(何が起きる)

『所で、ヘルト殿下の結婚式の使いは、公爵の手先ですか?』

『結婚式の使いは、我が国の代表だ・・・何かしでかしましたか?』

ベラゼルドルが震える声で聞く

『内情が伝わってこなかったので、ここまで攻め込まれているなんて、知りませんでした』

エミールが微笑みながら言う

『え! 援軍が向かっていると聞いていたが・・・』

『援軍の要請していたのですね、国王陛下に伝わってません! 信頼のおける人だけで外交してくださいね! 因みに公爵家は、グゼリオンス王国に寝返っていますよ』

エミールが微笑みながら言うと、周囲の人達がザワついている

『まさか・・・』

ベラゼルドルが青ざめている

『動ける兵士に拘束をお願いしますね』

エミールが微笑みながら言うと、出ていく

『そんな・・・何の為に援軍要請を』

ベラゼルドルが呟く

『国王陛下、リベリアの英雄様は、何しに来たのでしょうか? キレているとは』

重臣が青ざめながら聞く

『国王陛下! リベリアの英雄様が2人で城門まで、グゼリオンス王国軍を蹴散らしながら進んでいます!』

騎士が報告にくる

『良かった・・・キレた相手が敵側のようだ』

ベラゼルドルが安心したように呟く

『2人で・・・敵に回したら、恐怖しか有りませんが、味方なら、これ以上の味方はいません』

重臣が安心したように言う

『全員に伝えよ! 絶対にリベリアの英雄様の機嫌を損ねるな!』

ベラゼルドルが大声で言うと、重臣が真剣に返事をしている

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