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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
15章 グゼリオンス王国と南の大陸
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クレゼオルドの町 前編

夜闇の中、クレゼオルドの町が見えてくる

『マルス師匠、港側に灯が有ります』

エビリアが真剣に言う

『そうですね。灯の数からしたら、100人から200人ですね』

リリシャが真剣に見ている

『あっちは、騎士かな?』

マルスが北側を見て言う

『空から見たら、一瞬で解りますね・・・気を付けますね』

メトリシアが真剣に言う

『朝から強襲で良いかな?』

マルスが真剣に言う

『御飯食べて早く寝るよ』

キリシアが笑顔で言うと、シルフィード号は、少し離れた場所で浮いている事にする


朝日が昇り、辺りが明るくなる

『ちょっと、グラノちゃんに作戦を伝えてくるね』

マルスが微笑みながら言うと、グラノちゃんの近くにシルフィード号は向かい、マルスが飛び降りて、グラノちゃんに作戦を伝えると、グラノちゃん先頭に魔獣達が走っていく


ベアーズ号は、町の南に向かい、シルフィード号が北側に向かい、エスカフリーダムが町の上空から監視を始める


ベアーズ号が着陸すると、全員降りて、ベアーズ号は上昇する。エミールとエレーヌが魔道車に乗り込んで前に進み始める

『エミール師匠、従魔が出てきました!』

『エレーヌ、ゴーレムで叩き潰してね・・・粉砕すると、食べれなくなるから気を付けてね』

エミールが微笑みながら言う

『マルス師匠のゴーレムの強さ見せ付けます!!』

エレーヌが笑顔で言うと、ゴーレム4体が前に進み始める

従魔がゴーレムに向かって、突撃してくる。ゴーレムは、従魔が間合いに入ると、腕を振り回して、従魔の頭を殴り、従魔はその場で倒れ、ゴーレムが弾き飛ばす

『この程度! もっと強い従魔出てきなさい』

エレーヌが大声をあげ、ゴーレムは次々と従魔を殴っている


従魔の死体の山が出来上がり、動く従魔がいなくなり、城壁から魔法が放たれ、ゴーレムに当たり炎に包まれる

『この程度の炎! ゴーレム、城壁も壊してしまえ』

エレーヌが大声で言うと、ゴーレムが炎から出て城壁に近付いていく


一方、グゼリオンス王国兵士達は、ゴーレムに魔法を放ち続けている

『従魔も魔法も通用しないなんて・・・逃げろ!! あんなゴーレムに勝てない!!』

兵士が恐怖に叫び、逃亡する

『何逃げている!! たった4体のゴーレムだぞ!!それでも栄光あるグゼリオンス兵士か!! 魔法で効かないなら、岩をぶつけろ!!』

兵士が叫び、ゴーレムを見る。ゴーレムは城壁に近付き、壁を殴ると、城壁が振動と共に崩れ落ちる

『あわわわわ』

兵士が恐怖に尻餅をすると、他の兵士達は一目散に逃げている


シルフィード号は、北側に着陸すると、マルスとキリシアとリリシャが城壁に歩いていく

『貴様らがリベリアの英雄か!! グゼリオンス王国に歯向かった事を、あの世で後悔せよ』

偉そうな男が大声で言うと、次々と従魔が出てくる

『雑魚など、いくらいても可哀想だよ』

マルスが微笑みながら言う

『旨そうなエサ! 早く食いたい』

キマイラが歓喜に言う

『かかれーー』

偉そうな男が叫ぶと、従魔達がマルス達目掛けて突進する

『旨そうなエサ? ふふふ、躾がなってないですね!肉の分際で』

リリシャが微笑みながら睨み

『ブリザード』

リリシャが魔法を使い、氷の嵐が巻き起こり、従魔を氷漬けにしていく

『あ!! 獲物!全部凍った』

キリシアが大声で言う

『ふふふ、次の躾は、頭の悪そうな人ですね』

リリシャが微笑みながら歩き始める

『ばばばばばばバカな!! 一瞬で!! 化物!!』

偉そうな男が叫び後退りしている。マルスが高速で走り始め、城壁に近付く

『やっやれーー』

『ファイヤーアロー』

魔法使い達が魔法を放ち始めると、マルスはかわして進み、城壁の手前で飛び上がり、城壁の上に上がる

『化物!!』

兵士達が後退りして、逃げようとする。

『パンシーフィールド』

マルスが魔法を使い、周囲の男達が倒れ始める

『あ!! 私の分は!!』

キリシアが走ってくると、周囲を見て叫ぶ

『向こうにまだ人がいるかな? 船に走ってる?』

マルスが南側を見て言う

『あ! 見付けた!!獲物!!』

キリシアが走り始める


マルスとリリシャとエビリアとクレスタがアースコントロールで岩の壁を作り、麻痺している男達を投げ込んでいく

『後のお仕置きは、任せておいてくださいね』

リリシャが微笑みながら言う

『ルメイルは、ここで護衛して待っていてね、あっちの建物に数人まだ居るから、捕まえてくるよ』

マルスが笑顔で言うと、リベリア警備隊隊員2人を連れて、歩き始める


建物の中に入る

『小僧!! 一騎討ちだ!』

豪華な鎧を着た男が大声で言うと、男の後ろの3人が警戒しながら、剣に手をかけている

『一騎打ち? どうでも良いけど』

マルスが笑顔で言うと、男が剣を構えて、間合いを詰め始める。後ろの男が何かを投げ、地面に当たり、物凄い光が輝くと、男がマルス目掛けて剣を突きにくる

。マルスは、光に視界を奪われる

『バリアフィールド』

マルスはバリアを張り、男は勢い余って、顔からバリアに当たる

『ぐわーーーーー!』

男が痛みに崩れ落ちながら叫ぶと、後ろの3人の男がマルス目掛けて、突進するのを止める

『危ないな! 一騎打ちする気も無いのね!』

マルスが呟く

『ひひひ卑怯者!!怪しい魔道具など!!』

男が怒鳴る

『ん? 魔法使いに一騎打ち望んで、魔法使われたら、卑怯者? 一騎打ちと言いつつ、加勢するのは卑怯じゃないの? 言ってみな!』

マルスが大声で言うと、男達が後退りする

『ポイズンフィールド』

マルスが魔法を使う

『ぎゃーーーーー!』

男達が苦しみ、もがき苦しみ始める

『パンジーフィールド』

マルスが考えてから魔法を使う

(どんな魔道具を隠しているか、解らない)


マルスは、時々回復魔法を使いながら、魔法を使い続けている

『何か話す気になったかな?』

マルスが真剣に男に言う

『・・・・』

苦悶の表情をしている

『言う気無いか、しぶといね』

マルスが呟き、魔法を使い、男達が苦しみに涙を流している

『我が主、いつもだが、麻痺しているぞ』

シリウスが呆れたように言う

『え? そうだったかな? 悲鳴が聞こえないか・・・』

マルスが苦笑いする

『パンシーリカバーフィールド』

マルスが魔法を使うと、男達は、放心状態で横たわっている

『洗いざらい話してね』

『ひぃーーーーーー! くるな! 近付くな!!』

男が叫び後退りしている

『足らないのね』

マルスが笑顔で言うと、男が必死に叫びながら、戦況を説明を始める

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