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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
14章 平和な日々
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パーティーで雑談後編

クレオルは、レセナと仲良く話し始め、アリシアとウルシナ公太子が話を始め、みんな微笑みながら見ている

『リリシャ、メーレス様は、どこの貴族なんだ』

クレセが真剣に聞く

『どこでも良いでしょ』

『ジエル兄さんの嫁に来て貰えるなら、知っておかないと・・・』

『メーレス様と結婚したら、クレセ御兄さんが子爵家を継ぐ事になりますよ』

リリシャが軽く言う

『はぁーーーー!!どういう事だ!』

クレセが慌てて叫ぶ

『クレセ、大声を出して、どうした?』

父親が真剣に聞くと、クレセが説明している


『リリシャ、どういう事だ? どこかの貴族家の一人娘か?』

子爵と父親が真剣に聞くと、リリシャが困った様にメトリシアを見る

『リリシャ師匠、どうかしましたか?』

メトリシアが笑顔で聞くと、リリシャが説明している

『メーレス様と結婚したら、リリシャ師匠が受け取らない爵位を与えられます。御母様が認めています』

メトリシアが笑顔で言う

『そうか・・・はーー! リリシャが受け取らない爵位!! リリシャ爵位持っているのか!!』

子爵が大声をあげる

『冒険者が良いので! 爵位なんていらないです!』

リリシャが笑顔で言う

『爵位だぞ!! 欲しくて堪らない次男や3男も沢山いるんだぞ!』

子爵が真剣に言う

『マルス師匠なんて、王様にならないか聞かれて、断っていましたよ』

メトリシアが笑顔で言う

『あははは・・・冗談にも聞こえない』

子爵が苦笑いして、マルスを見ている

(リリシャ達についていけない・・・それよりこの集まり・・・離れられない)


『マルス様、あの方は?』

レイナールが真剣に聞く

『リリシャのお祖父様ですよ』

マルスが笑顔で言う

『あの、申し遅れました。レイナール・バゼルノアスです。お見知りおきを』

レイナールが真剣に挨拶をする

『クセリオ・バゼルノアスです』

クセリオも笑顔で挨拶すると、子爵とリリシャの両親が慌てて挨拶をする

『バゼルノアス・・・リリシャ、どこの国の貴族なのか?』

子爵が苦笑いして、リリシャに小声で聞く

『レイナール様、マルス様の近くなら、魔法学院に留学に来ているレイナールで良いですよ!』

メトリシアが笑顔で言う

『あ!はい!メトリシア先輩』

レイナールが笑顔で言う


『やっと抜けられました』

ハルドとアーセルがやってくる

『ハルド、アーセル、疲れているね』

マルスが笑顔で言う

『疲れました・・・この挨拶が、1番疲れますけど・・・ここが一番重要です』

アーセルが苦笑いして言う

『貴族様は面倒だからね』

マルスが笑顔で言うと、子爵が真剣に見ている

『ここに逃げ込めば、安全です』

ハルドが笑顔で言う

『そうなの?』

マルスが疑問に周囲を見る

『ハルド、元気そうだな・・・宮廷魔術師長就任、おめでとうございます』

子爵が真剣に頭をさげる

『子爵様もお元気そうで、何よりです』

ハルドが真剣に言う

『すまないが・・・ジエルと仲良く話している人は、どこの貴族なのだろうか?』

子爵が真剣に聞く

『え! メーレス様ですか?』

『メーレス様はどこの?』

子爵が真剣に聞くと、ハルドがリリシャを見てから、苦笑いする

『名乗らないのであれば、聞かない方が宜しいと思います』

ハルドが苦笑いして答えると、アーセルが笑い出す

『そうか・・・バゼルノアスは、何処の貴族か知っているか?』

子爵が真剣に聞く

『バゼルノアス? バゼルノアス王国です。エレストリアクレイス王国の東の国です』

ハルドが真剣に答える

『え? バゼルノアス王国!! じゃあ、あの人は・・・王族!!』

子爵が青ざめる

『もしかして、とんでもない失礼を・・・どうしましょう』

リリシャの父親が青ざめている

『大丈夫です。リリシャ殿の近くなら、多少の事なら、許されます。今、ここの状況の方が、異常なので・・・』

ハルドが苦笑いして呟く


『ふふふ、上手くいってますね』

ビレストが、歩いてきて、笑顔で呟く

『ん? ・・・もしや!!ビレスト様!!』

子爵とリリシャの両親が、ビレストを見て、慌てて頭をさげる

『トリエスト子爵でしたね。お久しぶりですね。ここでは、息子の様子を見に来た母親ですよ』

ビレストが笑顔で言うと、クレオルを見ている

『は? 息子・・・・』

子爵達が青ざめて、クレオルを見る

(え? クレオル様は、王太子殿下!! まずい、大変な事だぞ!! リリシャ、大丈夫なのか!!)

『トリエスト子爵は何故ここで?リリシャ殿と知り合いですか?』

ビレストが微笑みながら聞く

『リリシャは孫ですが・・・』

『あ! 子爵と言っていたのは、トリエスト子爵家でしたか!!ふふふ、良い孫ですね!ジエルも出世しますよ』

ビレストが笑顔でメーレスを見ている

『ビレスト王妃殿下は、リリシャの事を知っていらっしゃるのですか?』

子爵が真剣に聞く

『知っている? 当たり前です! 知らぬ者がおかしいです!』

ビレストが真剣に言う

『リベリアの英雄とは聞いてましたが・・・』

子爵が真剣に言う

『リベリアの英雄様と解っているなら、絶対に怒らせない事です!! 名前も出さないように、各国と約束してますが・・・リベリアの英雄様を救国の英雄様と称えている国は、既に数ヵ国有ります。今回の祝いの為に来訪している各国は、ほとんどリベリアの英雄様と関わりを持っています。クライドルト王国ぐらいです! 王族以外の貴族が、リベリアの英雄様を軽視しているのは!!』

ビレストが真剣に言う

『え? そんなに・・・エレストリアクレイス王国のスパイダーの件ぐらいしか、知らなかったが・・』

子爵が青ざめてリリシャを見ている

『怒れば1国が滅び、助けが必要なら、1国が救われる。この事だけは覚えておいてください』

ビレストが真剣に言う


マルスは視線を感じて見る

『あの人は、リアクラナさんかな?』

マルスがリリシャに聞くと、リリシャが笑顔で歩いていくと、リアクラナが気が付き微笑む

『リリシャ様、お久しぶりです』

『リアクラナも元気そうですね』

『リリシャ様に会えて嬉しいです。町はかなり復興しました。しかし、許嫁に復興の支援を要請したら・・・解消されてしまいました』

リアクラナが、真剣にリリシャに相談を始める


『許嫁が居なくなったのですね・・・』

リリシャが、考えながらリアクラナを連れて戻ってくる

『リアクラナ、久しぶりだな、元気そうで良かった』

子爵が笑顔で言うと、リリシャの両親も挨拶をしている

『クレセ兄さん、結婚相手いましたか?』

リリシャが笑顔で聞く

『え! いないが・・・それも有って、今回王都まで来たが・・・』

クレセが苦笑いしている

『ちょうど良いですね! リアクラナどう?』

リリシャが笑顔で言うと、ビレストが笑顔で見ている

『え! クレセ様も!! 許嫁いませんでしたか?』

リアクラナが驚いている

『侯爵家の分家だったが、侯爵家が取り潰され、子爵家の次男に興味なく、解消された』

クレセが苦笑いして、説明をしている

『お祖父様どうですか?』

リリシャが微笑みながら聞く

『隣接する領地、申し分無いが・・・こんな近くに、候補が居たとは・・・早く気付けば良かった』

子爵が苦笑いしながら言う

『リアクラナなら、良いですね・・・子供の時は仲良かったですから』

リリシャの母親が笑顔で言う

『え! もしかして、宜しいのですか? もう、妾や後妻でもと、お祖父様が諦めていましたけど・・・』

リアクラナが驚いて言う

『クレセ、良いな!!』

『え! 少し考える時間を・・・』

クレセが苦笑いする

『リアクラナは、良いのですか?』

リリシャが微笑みながら聞く

『クレセ様が良ければ・・・昔よく遊んで、性格は解っています! それにもし嫌なら、側室を持ってくれても構いません!』

リアクラナが真剣に言う

『嫌とは言ってない!! えーと、一生の事だから、少し話し合おう』

クレセが真剣に言う

『はい! クレセ様』

リアクラナが、少し赤くなりながら言う

『ふふふ、報告してきますね!』

ビレストが満面の笑顔で言う

『え! 話し合って決めさせて、欲しいのですが・・・』

クレセが苦笑いして呟く

『リリシャ師匠、どうしたのですか?』

メトリシアが笑顔で聞くと、みんな集まる

『リアクラナとクレセ兄さんの婚約が決まりました』

リリシャが笑顔で言う

『おめでとうございます!』

メトリシアが笑顔で言うと、みんな微笑みながら、祝いの言葉をかけていく

『メトリシア、報告に行きましょうね!』

ビレストが笑顔で言う

『はい! 伯母様! 御母様が大喜びします』

メトリシアが笑顔で言うと、ビレストと歩いていく

『えーと、まだ決定ではないのですが・・・』

クレセが呟く

『もう、無理だな・・・直ぐに相談してくるぞ』

子爵が真剣に言うと、歩いていき、リアクラナとクレセが顔を見合わせている


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― 新着の感想 ―
[一言] さすが、貴族の婚活(笑) 有無を言わせない(笑) まぁ、本人達も満更でもないみたいだから、おけ〜?
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