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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
14章 平和な日々
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食堂と雑談

食堂に入ると、王妃とビレストとクレオルとセレメトが待っている

『あ!メトリシア御姉様!』

クレオルが笑顔で手を振る

『え!お母様も来ていたのですか!!』

メトリシアが驚いて言うと、全員王妃を見ている

『魔法学院はどうでしたか?』

王妃が笑顔で言う

『凄い実力者が沢山いて、素晴らしい魔法学院です』

セクラが真剣に言う

『マルス様のお陰で、多くの宮廷魔術師が登用出来ますので、感謝してますよ』

王妃が微笑みながら言うと、全員席に座り、料理が運ばれてくる


食事を食べ終わり、雑談している

『エレストリアクレイス王国王太子様、少し相談が有ります』

王妃が微笑みながら誘い、別の席に座り、ビレストも含めて話を始める

『レセナ様は、婚約相手はいませんか?』

ビレストが真剣に聞く

『え! 実は探してますが、中々良い相手がいません・・・どこかに良い相手がいませんか?』

エレストリアクレイス王国王太子が真剣に言う

『当人に任せますが、息子のクレオルと結構仲が良くて、候補に入れさせて貰います』

ビレストが真剣に言う

『え? クレオル様の? 良いですが・・・』

エレストリアクレイス王国王太子が王妃を見る

『どうかしましたか?』

王妃が微笑みながら聞く

『お母様、伯母様とクレオルとセレメトの紹介してないです!』

メトリシアが真剣に言う

『え? ・・・そうでしたね、普通に食事だけでしたね』

王妃が考えてから、ビレストを見て苦笑いする

『オテリオス王国王妃ビレストです。甥の結婚式とクライドルト王国の変化を確認に来てます』

ビレストがほほ笑みながら言う

『オテリオス王国!! これは失礼しました!』

王太子が慌てて言う

『レセナ様の焼き菓子もそうですが、クレシア様と仲良く、リベリアの英雄様とも仲良しですから、政略的に見ても、これ以上の相手は中々いません! クレオルも若いので、簡単には決めれないとは思いますが、考えておいてください』

ビレストが真剣に言う

『こちらこそ!!よろしくお願いいたします・・・人質に送った事もあり・・・国内で相手がいませんでした・・・とても嬉しい話です』

王太子が真剣に言うと、王妃が微笑みながら、アリシアを見ている

『アリシアの隣にいるのは、ウルシナの公太子ですね』

王妃が微笑みながら聞く

『メーレス様もメーレシア様もセクラ様も、事情を知って、2人になれるように仕向けています』

メトリシアが微笑みながら言う

『ふふふ、メトリシア、良くやりました! 中々気が利く人達ですね』

王妃が笑顔で言う

『楽しんでいますね。この分なら早く決まりそうですね』

ビレストが微笑んでいると、王太子が苦笑いする

『次はメーレス王女様とジエルですね』

王妃が笑顔で言う

『爵位の問題が有ります』

メトリシアが聞いた話を伝える

『子爵にして、弟に子爵家継がせましょう』

王妃が笑顔で簡単に言う

『勝手に爵位を与えるのですか?』

ビレストが驚いている

『カーレスト諸島の領主です! 人材が枯渇してます。それに半分以上の貴族が潰れましたので、爵位に余裕が有ります』

王妃が笑顔で言うと、ハルドを見ている

『めでたい事が続きます・・・楽しんでますよね?』

ビレストが微笑みながら聞く

『そうですね・・・メトリシアだけは、簡単では無いですから・・・側室で良いですから、もっとアピールしなさいね』

王妃が笑顔で言う

『え! お母様!!』

メトリシアが真っ赤になり、マルスを見る

『簡単に王女を側室に・・・相手があれでは、仕方無いですね・・・美人ばかりに、セクラ王女様まで』

ビレストが、エミール達を見て苦笑いする

『リリシャ様は?』

王妃が、リリシャがいないのを聞く

『朝、賊が来たので、お仕置き中です。あれ?マルス師匠がここにいたら、誰が止めるのでしょうか?』

メトリシアが気が付いて呟く

『もしかして、例の件の賊ですか?』

王妃が真剣になり聞く

『多分、メーレス様の国でも暗躍しているみたいです』

『町中に侵入されましたか・・・先に襲ってくれて感謝します』

王妃が真剣に言うと、考え込み

『襲われて感謝か・・・あの達人集団を襲う方が愚かだな・・・襲うなら、万の軍勢を用意しないと勝てる気がしないが・・・』

エレストリアクレイス王国王太子が呟く

『キリシア師匠の八つ当り相手が出来て、良かったです』

メトリシアが嬉しそうに言う

『え? キリシア様の機嫌が悪いのですか!! 何が有りましたか!! まさか!もう出発しますか!!』

『え!内緒です!! 言ったら殺されます! ケニスとヒストリアに聞いてください』

メトリシアが慌てて言う

『相当な事ですね・・・悪い事が起きなければ良いのですが・・・』

王妃が苦笑いしながら呟き、英雄騎士隊員を呼び、問い詰め始める


『凄い・・・あのキリシア様から、2人で1本など、あり得ないです』

王妃が驚きながら言うと、エレストリアクレイス王国王太子とビレストが顔を見合わせて、苦笑いする

『お母様も黙っていてくださいね。あの問い詰め方は怖いですけど』

メトリシアが苦笑いしている

『ふふふ、ヒストリアと騎士団長の一騎討ちは、楽しみですね』

王妃が嬉しそうに笑い出す

『逃げると思います。もう屋敷にも来ません』

『逃げれると思いますか? 今回の事態、騎士団の責任は大きいですね・・・それと外交担当達も! しっかり責任を取って貰います・・・ふふふ』

王妃が不適に笑い出す


フローネがリーベルとミドルを連れてやってくる

『ルーセント、ミドルを呼びました。ミドル、しっかり挨拶しなさい』

フローネが微笑みながら言う

『顔色が悪いぞ、どうした?』

ルーセントが、心配そうに見ている

『こんな凄い建物に、入りたくないから・・・』

ミドルが呟く

『凄い? 天井のランプか? 明るくて良いな』

ルーセントが笑顔で言うと、レズオスが苦笑いしている

『建物自体です・・・古代の建築魔法なんて・・・もう見たくない』

ミドルが青ざめながら言う

『は? 古代の建築魔法?』

ルーセントが理解できないで、苦笑いしている

『やっぱり・・・知らない方が良いですが・・・冷静に過ごす事が出来なくなります』

リーベルが真剣に言う

『ミドルもリーベルも馴れなさい・・・マルスなのですから』

フローネが呆れながら言い、ルーセントがマルスを見る

『マルス様、この建物凄いのですか?』

セクラが真剣に聞く

『凄くないですよ! 最大威力の魔法で壊せないぐらいの強度しか無いですから』

マルスが笑顔で言う

『そうなのですね』

セクラが笑顔で言う

『え? 最大威力で壊せない・・・マルス様の魔法で壊せないのですか!!』

メーレスが大声をあげる

『エミールの最大威力でかな?』

マルスが笑顔で言う

『5日はかかります!!』

エミールが微笑みながら言う

『5日ですか? え! さっきの練習場も壁に穴が空きませんでした』

セクラが呟くと、ルーセントを見る

『もしや・・・』

ルーセントが、慌てて壁を鑑定し始め、震え出す


『しししししっ師匠!! この建物何ですか!! 古代遺跡と同じ守りが!!』

ルーセントが興奮して叫ぶ

『マルスに不可能は無いですよ! 馴れなさい! 魔導書を読んで、再現しただけですよ! 飛空艇直したのを見ましたよね? 違いますか?』

フローネが真剣に言う

『あ! 確かに・・・飛空艇直せるなら、古代魔法の1つぐらい可能ですね』

ルーセントが考えて苦笑いする

『え! 簡単に納得した・・・』

ミドルが呟く

『納得? 諦めただけだ!! 古代文字をスラスラ読む人なら、もう考えるだけ無意味だ!! リシリアの弟子の実力が実力だ!!』

ルーセントが真剣に言う

『え? もう会ったのですか? 実力も見たのですか?』

リーベルが少し焦っている

『さっき、攻撃魔法見せて貰ったが、次元が違いすぎる!! オルフェスタ・ガゼルドの戦いを見てなかったら、目を疑う実力だ』

ルーセントが真剣に言う

『クララ、手本を見せたのですか? 回復魔法の方が得意でしたよね?』

フローネが不思議そうに言う

『はい! 回復魔法は、毎日警備隊隊員相手に、練習してます』

クララが笑顔で言う

『は? ちょっと待ってください!! 攻撃魔法が苦手なのか!!』

『はい! ボムも倒せませんので!』

クララが笑顔で言う

『ダメだ!! 常識すら無いのか!! まるでマルス達と同じなのか!!』

ルーセントが大声で叫ぶと、王妃が大笑いしている

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