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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
14章 平和な日々
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魔法学院の入学式

翌日、魔法学院に向かうと、入学式の準備をしている

『マルス、ミリア、メトリシアは、数人の案内を頼みます・・・普通の生徒だと面倒なので・・・』

リーベルが苦笑いしている

『誰の案内?』

マルスが真剣に聞く

『国外から通う学生です・・・2人は、王族なので、メトリシア様か、アリシア様しか対応が難しくなります』

リーベルが苦笑いしている

『あ!! マルス師匠! レイナール王女とクセリオ王子です! エレストリアクレイス王国の人も! レトリアル・クレトリア王国の人もいるのですか?』

メトリシアが微笑みながら聞く

『その3か国です・・・頼みます』

リーベルが真剣に言うと、逃げるように立ち去っていく


職員と話して、待っている所に行くと、6人待っている

『これで全員ですか?』

マルスが笑顔で言う

『え!! マママっマルス様!!』

『リベリア英雄様!!』

レイナールとクセリオが大声をあげると、他の4人は笑顔で頭を下げる

『ここでは、身分は明かさないでね! 面倒だから! 魔法学院は、王女でも一般生徒と同じく扱われるから、文句言わないように』

マルスが笑顔で言う

『はい! 伺っています・・・何故マルス様がこちらに?』

レイナールが不安そうに聞く

『多分講師から説明されると思います。 マルス師匠とミリアと私は3年生です! 魔法学院の基礎を破壊するために、遊んでいます』

メトリシアが笑顔で言う

『基礎の破壊? 何でしょうか?』

『授業が意味の無い講師に習ってくださいね』

メトリシアが笑顔で言うと、ミリアが笑っている


教室に案内する

『時間が有ったら少し教えるから、遊びに来てね』

マルスが笑顔で言う

『はい! よろしくお願いします』

6人が真剣に言うと、講師がマルス達を見て青ざめている


入学式が終わり、マルス達は研究室に向かう

『マルス師匠、今年は何しますか?』

メトリシアが笑顔で聞く

『実戦経験積ませようか? 面倒事が有ってから、経験積ませても、面倒だからね』

『はい! 付与魔法の練習用魔石は、自分達で調達で良いですね! 許可証は貰えますか?』

『オイゲルに頼もう』

マルスが笑顔で言う


エリカがやってくる

『エリカ、仲の良い友達は出来たかな?』

マルスが真剣に聞く

『はい! 昔からの友達もいるので』

エリカが笑顔で言う

『魔力制御も出来ているのかな?』

『はい! 休み時間に一緒にやったりしていたので、ある程度出来ます』

エリカが真剣に言う

『研究会に入ってなくて、大賢者研究会を研究する会に興味有るなら、今年の1年生で入りたい人と、一緒に確かめて入れようか?』

マルスが笑顔で言う

『はい! マルス師匠! 来年エリカが寂しく無いように、入れましょう!』

メトリシアが笑顔で言う

『沢山教えます!!』

ミリアが笑顔で言う

『あまり教えると、後が面倒だから、みんなに一緒に学んで貰おう! エリカ先生に授業して貰えば大丈夫!』

マルスが笑顔で言う

『え? えーーーーーー!! せせせ先生なんて無理です!!』

エリカが大声をあげる

『1年生に物事を教えるのは、上級生の役目だよ! ルキアもリーネも手伝ってくれるから、大丈夫』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠・・・どうしたら』

『エミールは、教科書も講師も役に立たない状況だったけど、教科書もリーベル様もレズオスも居るのだから、基礎をしっかり学べば、大丈夫!! 来年はクリス様が入るからね』

『あ!! クリスちゃんもいました!!』

エリカが笑顔になる

『今年の1年生は、2か国の宮廷魔術師候補だから、みんなで仲良くしたら、宮廷魔術師同士の交流も外交も良くなるよね』

『はい! マルス師匠!! クラスのみんな宮廷魔術師になるので、先輩として教えたら、長い付き合いになります!!』

メトリシアが笑顔で言う

『え? そんな重要な役目を・・・』

エリカが不安で顔色を変わる

『来年は、他の国からも来るから、教育方針をしっかり作った方が良いかな? ハルドに押し付けるかな?』

『マルス師匠の押し付けが始まりました!!』

メトリシアが嬉しそうに笑い出す


『マルス、呼んできましたわ』

アリシアが事務員を連れてくる

『大賢者研究会から相談とは?』

事務員が真剣に聞く

『ハルドとアーセルが卒業してしまったので、魔導書の書き写しを頼む人を募集して欲しいのですけど、今回は、1年生と2年生から募集をお願いします』

マルスが笑顔で言う

『え! 魔導書の書き写しですか? すぐにしますが・・・また司書が募集に応募させろと言いそうです』

事務員が苦笑いする

『知識は宝です。 良い人材を育てるには、魔導書の書き写しは良いことですよね! 文字には、性格も現れます』

マルスが笑顔で言う

『やはり、大賢者研究院です』

事務員が笑顔になって言うと、帰っていく


『マルス様、何をしていたのですか? 事務員が来ていたようですが・・・』

ルキアとリーネが真剣に聞くと、マルス達が説明をする


『2年生育ててませんでした・・・エリカちゃんの為にも育てましょう!! リーネが居てくれたので、寂しくなかったですけど、来年はエリカちゃん1人になってしまいます。』

ルキアが真剣に言う

『クリス様が入学するから、2人だよ!今年の1年生の留学の6人は、才能と信用が出来るなら、みんなで教え込もうね』

『はい! マルス様! なんだか楽しみになってきました!』

ルキアが笑顔で言う

『沢山教え込みます!! 楽しみです』

ミリアが満面の笑顔で言う

『ミリアは、ほどほどにね! またフローネ先生に言われちゃうからね』

『あ!! 絶対に言われます!! 賢者を量産するなって!!』

メトリシアが笑い出すと、ミリアがガッカリしている

『レズオスは、徹底的に鍛えようかな?』

マルスが笑みを浮かべる

『マルス師匠の悪巧みです!!』

メトリシアが大声で言い、ミリアとルキアとリーネが爆笑する

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