表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
14章 平和な日々
658/1407

魔法学院とビレスト

翌日、制服に着替え、ミリアとメトリシアとエリカと魔法学院に向かう

『エリカ、楽しんできてね』

マルスが笑顔で言う

『はい!マルス師匠』

エリカが微笑みながら言うと、2年生の教室に向かい、マルス達は3年生の教室に向かう


『あ!マルス様!! おはようございます』

生徒が全員立ち上がり、挨拶をする

『みんなおはよう』

マルスが笑顔で言うと、席に座る

『マルス様、休みの間、色々出掛けていたのですか?』

ルキアが真剣に聞く

『あれ? 結局たいした事してなかったかな?』

マルスが呟く

『はい、今回は国を滅ぼす事はしてないです。伯母様や従兄弟を迎えに行った位です』

メトリシアが微笑みながら言う

『贈り物を作っただけです』

ミリアが笑顔で言う

『贈り物?』

ルキアが真剣に聞く

『クレシア様の結婚祝い作ったよ』

『え!まさか・・・本気の魔道具ですか?』

ルキアが考えながら聞く

『暗殺対策になっているよ』

マルスが笑顔で言うと、リーネがルキアにひそひそ話をしている


レズオスが教室に入ってくる

『明日は、入学式がある。3年生は、入学生の案内などしてもらう事になっている』

レズオスが真剣に言うと全員真剣に聞いている

『最後に、生徒代表の挨拶をルキアさん頼む』

レズオスが真剣に言う

『え! 私ですか!! 私なんか才能も無いのに!! マルス様がいるのにですか!!』

ルキアが大声で言う

『マルス、メトリシア、ミリアを目標にされたら困る! 教えられるのが、マルスだけになる! ルキアなら2年生の目標であり、今年の1年生の目標として適任です。解りましたか?』

レズオスが真剣に言う

『え! でも・・・首席が挨拶するのが・・・』

『首席が・・・この学年に首席がいない! 授業免除された人が多すぎる』

『あ!! 試験受けてませんでした』

ルキアが大声で言う

『ルキアさんが適任でないと言う人はいますか?』

レズオスが全員を見て言うと、誰も文句言わず、ルキアを見ている


『新学年の肩慣らしに、攻撃魔法の練習に向かう』

レズオスが真剣に言う

『はい!』

生徒達が嬉しそうに言う

『因みに、このクラスは第2練習場を使うようになっている。 使わない時は、他のクラスが使用する事になる』

レズオスが真剣に言う

『第2練習場? 新しい練習場ですか?』

生徒が真剣に聞く

『説明は、マルス頼んだぞ』

『え? なんだっけ?』

『休み中に作った練習場の上の施設だ』

レズオスがため息をして言う

『あ! 2階は付与魔法の練習の魔方陣が、8つ有ること? 3階は、本を読む為にライト付きの机を用意したこと? どっち?』

マルスが思い出しながら言う

『え? ライト付きの机!! 研究室の机と同じものですか?』

ルキアが嬉しそうに言う

『ルキア、そうよ』

メトリシアが微笑みながら言う

『この教室いるのですか?』

ルキアが真剣に言う

『え? レズオスいるの?』

『は? 免除だらけで・・・自習だから、練習場に籠っても構わない』

レズオスが真剣に言う

『練習場がみんなの教室だね』

マルスが笑顔で言う

『それで構わない・・・』

レズオスが考え込む

(リーベルに聞くか・・・この教室必要ないからな)


練習場に向かうと、中を案内する。3階を見てみんな使い勝手を確認して笑顔になっている

『鍵は、レズオスが管理するの?』

マルスが笑顔で言う

『リーベルが上がれないと言っていたのは、鍵か・・・何個有る』

『10個と予備が5個だよ』

マルスが笑顔で言うと、ミリアが全部出す

『リーベルと事務局に予備は渡しておく・・・生徒達で5個管理するように。ルキアとリーネとマルスとメトリシアとミリアが持っていれば、良いな』

レズオスが笑顔で言うと、生徒達に配る


生徒達が魔法の練習を始める準備を始める

『あ!伯母様』

メトリシアが歩いてくる人を見付けて言う

『メトリシア、魔法学院の見学に来ましたが、こんな練習場が出来ていたのですね』

ビレストが笑顔で言うと、クレオルとセレメトが真剣に建屋を見ている。そのアリシアが後ろで微笑んでいる

『マルス師匠達の力作です。2階にどうぞ!』

メトリシアが笑顔で言うと、2階に案内して、攻撃魔法の練習を見学する


生徒達が次々と魔法を使い始める。ビレストは魔法を見て、驚きのあまり口を開けて見つめている

『伯母様、どうでしたか?』

メトリシアが笑顔で聞く

『本当に学生ですか? 宮廷魔術師では無いのですか?』

『クラスメイトです』

メトリシアが笑顔で言うと、セレメトとクレオルが顔を見合わせている

『クラスメイトですか・・・宮廷魔術師大量採用になりますね・・・帰ったら、来年留学させる人を選ばないと・・・』

ビレストが考えながら呟く

『メトリシア御姉様達は、練習しないのですか?』

クレオルが笑顔で言う

『後でします!』

メトリシアが笑顔で言うと、大爆発の音と衝撃波が伝わってくる

『きゃーーーー!』

ビレストがあまりの衝撃波に悲鳴をあげる

『あ! ルキアです』

ミリアが下を見て言う

『は? ルキア?』

ビレストが青ざめながら、下を覗く。ルキアとリーネが魔法を放つと、火の玉が的に当り、大爆発する

『ルキア・・・何者ですか?』

ビレストが青ざめながら聞く

『マルス様が教えすぎた賢者ですわ』

アリシアが笑顔で言う

『あまり教えてないけど』

マルスが笑顔で言う

『え?マルス師匠沢山教えてなかったですか?』

メトリシアが笑顔で言う

『え? 攻撃魔法の基礎だけだよ! エミールとエレーヌが攻撃魔法教えていたよね?』

『え? あ!! そうでした!!』

ミリアが思い出して言う

『魔法薬は、メトリシアとミリアが教えたよね』

『はい! 一緒に遊びました』

メトリシアが笑顔で言う

『魔力制御は・・・ミリアが教えた?』

『あ! 少し悩んでいたから、見本とコツは教えましたけど・・・』

ミリアが真剣に考えて呟く

『実質、みんなの生徒だね』

マルスが笑顔で言う

『はい! そうでした』

メトリシアが笑顔で言う

『ルキアさん、宮廷魔術師になるのですか?』

ビレストが真剣に聞く

『ならないですわ! お父様にアルと結婚するから、断ってましたわ』

アリシアが笑いながら言う

『は? 結婚するから!! アルって誰ですか!!』

ビレストが慌てて聞く

『アルクオドール・アーメルド伯爵ですわ!』

アリシアが笑顔で言う

『アーメルド・・・国の守りには良い場所ですね・・・』

ビレストが真剣に呟く

『メトリシア御姉様、本当に魔法学院は凄いのですね』

クレオルが真剣に言う

『このクラスは特別ですの! マルスが基礎を教えた、落ちこぼれクラスでしたから!』

アリシアが笑顔で言うと、楽しそうに説明をしていると、クレオルとセレメトが真剣に聞いている


その後、普通の3年生の魔法練習を見てから、大賢者研究室に向かう

『ここが、噂の大賢者研究室ですか・・・』

ビレストが中を見ながら言うと、魔導書を見ている

『どうですか?』

メトリシアが微笑みながら聞く

『凄い魔導書ですね・・・エミールの魔導書とは、エミールと言う魔法使いは知りませんが・・・』

ビレストが真剣に言う

『エミール先輩です!! 伯母様にも会ってますよ』

メトリシアが驚いて言う

『エミール・・・あ!!マルス様と一緒にいた!! あの若さで、この凄い魔導書を!!』

ビレストが大声で言う

『当たり前ですわ! 今年からの教科書の原本を作ったのは、エミール師ですわ!! この教科書が広まれば、間違いなく、歴史に残る賢者ですわ』

アリシアが嬉しそうに言う

『早く解っていたら、今年から留学させていたのに・・・』

ビレストが真剣に言う

(こんなに変わっているなんて!! クレオル、この変化に着いていけますか?)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ