表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
14章 平和な日々
655/1407

魔導車の耐久試験

2日後、魔導車に布を被せ、英雄騎士隊員の護衛で王城に向かう

『後ろの物は?』

王城の騎士が怪しんで聞く

『国王陛下より先に見たいのですか?』

メトリシアが微笑みながら言う

『メトリシア様!! 申し訳ありません!! お通りください』

騎士が慌てて言うと、王城の裏まで持っていく


国王と王妃と前国王とヘルトとクレシアと騎士団長がやってくる

『これが馬車なのか?』

国王が不思議そうに聞く

『マルス師匠が普通の馬車なんて作ると思いましたか? これの御披露目の為にパレードで使うなら、誰も文句は言えません』

メトリシアが笑顔で言うと、布を取る

『え!! これは・・・まさか・・・魔導車!!』

前国王が興奮気味に言う

『窓も大きくて、良く見えますよね!ヘルト御兄様とクレシア御姉様、早速乗ってください』

メトリシアが微笑みながら言うと、ヘルトとクレシアがカミラの案内で座席に座る


『これなら、ヘルトもクレシアも良く見えますね!問題ないですね』

王妃が周囲から見て微笑んでいる

『後は警護だな』

国王が真剣に言う

『騎士団長出番です! 侵入してください!!』

メトリシアが笑顔で言う

『え? 侵入!! マルス殿が作ったのなら、侵入出来ない』

騎士団長が真剣に言う

『やってみないと解らないよ! それとも何もしないで不可能と証明出来るのですか?』

マルスが笑顔で言うと、全員が笑い出す

『騎士団長! 総力でヘルトとクレシアを救い出せ!!』

国王が笑いながら言う

『え! 畏まりました』

騎士団長が苦笑いしながら言うと、騎士達が必死に侵入しようとしている

『壊しても良いから、早くしてね』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠の壊してほしい発言です!! 騎士さん頑張ってください』

メトリシアが満足そうに大声で言うと、騎士達は斧や槍で壊そうと必死に攻撃をしている


『騎士団長、その程度ですか? 全然余裕過ぎますよ』

マルスが笑顔で言う

『はぁはぁはぁ・・・闘気でも全く壊せない』

騎士団長が疲れて呟く

『マルス殿、どうしたら壊せますか?』

国王が苦笑いする

『キリシア、どうしたら壊せる? キリシアの本気でどのぐらい?』

『マルス!! 魔力供給装置取り外してくれないと、無理!!』

キリシアが大声で言う

『は? キリシア殿が無理って言うことは・・・』

騎士団長がマルスを見る

『宝物庫を壊そうと、キリシア師匠とケニスとルメイルさんとヒストリアが本気で攻撃をして、半日かけても、壊れなかったです!! 魔力が切れるぐらいの攻撃でないと無理ですけど・・・魔導炉が無いので、いつかは壊れます』

メトリシアが笑顔で説明する

『キリシア殿達で不可能なのを、壊せるわけ無い!』

騎士団長が大声で言うと、地面に座り込み、騎士達も疲れて座り込む

『防御力はすごい!!』

国王が満足そうに言う

『護衛は、騎士よりもカミラがやります。カミラに勝てるなら、護衛をやらせてあげるけど』

マルスが笑顔で言うと、メトリシアが笑い始める

『騎士団長、カミラは魔法使いだ! 一騎討ちで勝てるのだろう!』

前国王が真剣に言う

『無理だ!! マルスの弟子だから、剣術も達人だ』

騎士団長が大声で言う

『一騎討ちしないの?』

メトリシアが笑いながら言う

『勝てない!! ヒストリアと同じぐらいの達人だ!!英雄騎士隊とどっちが強い!!』

騎士団長が大声で言うと、前国王が苦笑いする

『お父様、カミラさんは英雄騎士隊員よりも強いです! スピードでは勝てないです』

ヒストリアが真剣に言うと、王妃が微笑みながらヒストリアを見ている

『護衛はカミラに任せる』

国王が笑顔で言う

『この魔導車に名前は有るのですか?』

王妃が笑顔で聞く

『カミラ専用だから、カミラ号ですね』

マルスが笑いながら言うと、みんな笑い出す

『ふふふ、解りました。借りる時はカミラさんに言いますね』

王妃が微笑みながら言う

『次は宮廷魔術師で壊せるか、確認ですか?』

メトリシアが笑いながら言う

『良いですね! 実力も良く解ります』

王妃が笑いながら言うと、前国王が苦笑いしている

(遊び始めたか・・・ヘルトとクレシアはいつまで乗っているんだ?)


宮廷魔術師達が必死に侵入を試みるが、次第に疲れて諦める

『どうした? もう終わりか?』

国王が真剣に聞く

『魔法防御が強すぎます。魔法では壊せません』

宮廷魔術師達が次々と言う

『最後はハルド師とアーセル師だな』

国王が真剣に言う

『壊せませんので、最大威力の魔法を試します。耐久を調べているのですよね』

ハルドが笑顔で言う

『その通りだ!! パレードで強襲受けた時、耐えられるかどうかだからな!』

国王が笑顔で言うと、ハルドとアーセルが杖を構え魔力を集める

『・・・・ファイヤーキャノン!!』

ハルドとアーセルが最大威力の魔法を放つと、魔導車に当たり、周囲に衝撃波と熱風が吹き荒れる。炎の中から魔導車が見えてくる


『これでも無傷か・・・安心だな』

国王が笑顔で言う

『パレードでの御披露目楽しみですね』

王妃が微笑みながら言うと、宮廷魔術師達がうつむきながら帰っていく

『ハルド、アーセルもキャノン系まで使えるようになったの』

マルスが笑顔で聞く

『エミールの魔導書のお陰です! 魔法練習は魔法学院に行ってやってます』

ハルドが笑顔で言うと、魔導車が戻ってくる

『魔法を受けて解ったが、ハルド師とアーセル師の魔法は別格だな』

ヘルトが笑顔で降りてくる

『驚きましたが、快適でしたね』

クレシアが微笑みながら言う

『え! そんな!! ヘルト殿下乗っていたのですか!!』

ハルドが驚いて叫ぶ

『ハルド達に説明してないですよね』

メトリシアが笑顔で言う

『ん? してないな・・・最大威力の魔法も見れて良かったな』

国王が笑顔で言う

『エミール先輩の魔法でも壊せないから、安全と解ってましたけど』

メトリシアが微笑みながら言う

『やっぱり・・・壊せないから、遊んでいたか』

騎士団長が呟く

『何か言いました? 因みにキリシア師匠の本気の一撃でも傷つけられませんでしたよ』

メトリシアが微笑みながら言う

『ふふふ、良い魔導車ですね。カミラ、借りますよ』

王妃が笑顔で、降りてきたカミラに言う

『え? 何故私に聞くのでしょうか?』

カミラが見渡して呟く

『カミラ号だから、カミラが操作しないとね』

『カミラ号!! マルス師匠、何で名前をつけているのですか!!』

カミラが慌てて叫ぶと、みんな笑い始める

『カミラ、頼みましたよ』

王妃が笑いながら言う

『カミラ、頼んだぞ』

国王が笑いながら言う

『カミラなら安心だな』

ヘルトが続けて言う

『カミラさん、よろしくお願いしますね』

クレシアが笑いながら言う

『復帰してくれないから、頼むしか無いな』

前国王が笑いながら言う

『マルス師匠!! どうにかしてください!!』

カミラが大声で叫ひ、全員が爆笑している

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ