表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
14章 平和な日々
650/1407

孤児達

翌朝、孤児院にマルスとリリシャとキリシアとアニーとステラとラーザとイリアとケニスで向かう

『院長はいますか?』

キリシアが微笑みながら聞くと、院長が出てくる

『え!キリシア様! 本日はどのような御用件ですか?』

院長がキリシアを見て笑顔で言う

『下男と下女を探しに来ました。屋敷改築したら、足らなくなりました』

キリシアが笑顔で言う

『すぐに子供達を集めます!、ラーザ、イリア元気でしたか?』

『はい! 毎日楽しいです』

イリアが笑顔で言う

『身体を鍛えるのが楽しいです』

ラーザが笑顔で言う

『ラーザ、強そうに見えますね』

院長が嬉しそうに言う

『警備隊と訓練を沢山しているからね』

キリシアが笑顔で言う

『警備隊と!!立派になって嬉しいですよ』

院長が涙目で言う


みんなで子供達を見て回り、選び始める

『どうしたの?体調悪いの?』

マルスが長い髪をした少女がフラフラしているのを見て聞く

『すいません・・・虚弱体質なので・・・』

少女がマルスを見て言う

『少し休んだ方が良いのかな? 無理しないでね』

マルスが微笑みながら言うと、少女は床に座る

『あ! ミーレス大丈夫ですか? 無理しないで寝ていなさい』

院長が心配そうに言う

『院長、相当虚弱体質なのですか?』

『はい、その為捨てられたのではないかと思います。孤児院の前に置き去りにされたようですから』

院長が真剣に言うと、症状を聞いていく。マルスは魔力視で魔力を見てみる


メトリシアよりはましだけど、エリカ並みの状態?これじゃあ動くのも大変だと思う


『マルス決まりましたよ』

リリシャが微笑みながら言う

『話してみて、全員一致で決めました。』

ステラが微笑みながら言う

『下女も下男も真面目で良い子供達です』

ケニスが微笑みながら言う

『ステラさん、子供のように躾よろしくお願いします』

マルスが笑顔で言う

『みんなの弟と妹だよ』

キリシアが笑顔で言う

『躾はお任せください』

ステラが微笑みながら言うと、4人の少女と3人の少年が荷物を持って来る

『キリシア様子供達をよろしくお願いします』

院長が真剣に言う


『マルスどうしたの?』

リリシャがマルスを見て聞く

『もう1人増やして良いかな? 不治の病の少女がいたから』

マルスが真剣に言う

『不治の病の少女? マルスが話していた子?』

リリシャが真剣に聞く

『あのままだと、可哀想だからね』

マルスが真剣に言うと、リリシャがもう一度見に行く


『間違いなさそうですね・・・それもこんなに酷い何て!!』

リリシャが真剣に呟く

『リリシャ様どうかしたのですか?』

院長が不安そうに聞く

『ミーレスだったよね? 魔法使ったことは無いのかな?』

マルスが真剣に聞く

『え? 魔法は使えないです』

ミーレスが驚きながら言う

『魔法使いになりたいなら、弟子にします』

リリシャが真剣に言う

『え! 弟子に? 虚弱体質でどうしようも無いですけど』

ミーレスが困惑しながら言う

『すぐに答えは出ないと思うけど、考えてね』

『あの・・・14歳ですので・・・来年孤児院は出ないといけないのですが・・・私には何もやれないので役に立ちませんけど・・・よろしいのですか?』

ミーレスが涙目で言う

『ミーレスは、寝ていないとすぐに倒れてしまいますのですが、良いのでしょうか?』

『弟子になれば治す努力させます!!』

リリシャが真剣に言うと、院長が驚いてミーレスを見る

『一生懸命頑張ります! 弟子にしてください!一生涯お仕えします!』

ミーレスが涙を流しながら言う

『秘密や沢山出来ますが、絶対に守れますか?』

『はい!守ります』

ミーレスが泣きながら言う

『荷物の準備をしてくださいね』

リリシャが微笑みながら言うと、荷物を持って一緒にみんなの所に戻る


『その子もですか? 虚弱体質と言われてましたが』

ステラが驚きながら言う

『不治の病です!! メトリシアよりもまだましです』

マルスが真剣に言う

『え!不治の病・・・』

ステラが驚きながらミーレスを見る

『イリアの妹弟子になるから、色々教えてね』

『はい!マルス様!!』

イリアが笑顔で言うと、早速ミーレスと話し始める

『イリアが良いお姉さんだね』

キリシアが微笑みながら言う

『マルス師匠、躾は任せてください』

アニーが微笑みながら言う

『料理好きにしないでね! クリス様と一緒に魔法学院に通って貰うから』

『え?クリス様と・・・ウイントレスが喜びます』

リリシャが真剣に言うと、みんなミーレスを見ている


屋敷に帰ると、屋敷を見て全員青ざめて立ち尽くす

『リビングで自己紹介してくださいね』

ステラが微笑みながら言うとリビングに行く

『お兄ちゃんお帰りなさい』

レティナが抱き付いて言う

『レティナただいま』

マルスが頭を撫でながら言う


1人ずつ自己紹介を始める

『エルメルです。兵士に憧れています。よろしくお願いします』

『ウォルトです。兵士に憧れています。よろしくお願いします』

『ゼメルです。商人に憧れています。よろしくお願いします』

下男3人が終わる

『ルメイル、ラーザ、ライオスが教育してね』

キリシアが笑顔で言うと、ラーザが3人に話し始める


『イレイヤです。頑張りますのでよろしくお願いします』

『クレメカです。頑張りますのでよろしくお願いします』

『アーゼです。頑張りますのでよろしくお願いします』

『ナイアです。頑張りますのでよろしくお願いします』

『4人は、ステラさん躾よろしくお願いします。メリカとクレカは、お姉さんとして、相談に乗りながら、躾をしてね』

リリシャが微笑みながら言う

『あの子は?』

フローネがミーレスを見ている

『ミーレスです。不治の病ですので、引き取りました。弟子にします』

マルスが真剣に言う

『不治の病ですか・・・仕方無いですね、常識は教えます』

フローネが微笑みながら言う

『ナディアさんの生徒にします』

マルスが真剣に言う

『そうですね、子供達は任せられます』

フローネが微笑みながら言う


『あの・・・この指輪・・・親と別れる時に肌身離さず持っているように、渡されました。弟子になるなら、渡さないと・・・』

ミーレスが真剣にマルスに差し出すと、マルスが指輪を見ると、紋章が入っている

『リリシャ、この紋章どこの紋章?』

マルスが指輪をリリシャに渡す

『クライドルト王国内では無いです。見たこと無いですね・・・メトリシアは?』

『見たこと無いです・・・どこの紋章でしょうか?』

メトリシアが考え始めると、みんな見て考え始める

『この紋章・・・恐らくリオンド・ベクラード王国クレゼオルド・リオンド公爵家の紋章です』

ヒリアが見て考えてから言う

『え!! クレゼオルド・リオンド公爵家!! リザードに滅ぼされた町の領主です』

メトリシアが大声で言う

『どうかしたのですか?』

ミーレスが不安そうに言う

『はぁ・・・・どうして、マルスは訳有りを見付けてくるのですか?』

フローネがため息をしながら言う

『マルスだから仕方無いね』

キリシアが笑い出すと、みんなマルスを見てから笑い出す

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ