結婚式場建設
マルスがリビングに戻る
『キスカさんは大丈夫ですか？』
ヘルトが真剣に聞く
『王妃様と伝えたら、この屋敷怖いと言っていたから、やっぱりリベリアの屋敷かな？』
マルスが笑顔で言う
『リベリアに帰る用意をしますか？』
リリシャが笑顔で言う
『そうだね』
『帰る前に、２つ伝えておきます。１つは、魔法学院の魔法練習場を建て替えて貰えますか？』
王妃が笑顔で言う
『あ！！まだ１棟古いままです！！』
メトリシアが笑顔で言う
『エリカが穴を空けた事も有ったからね』
マルスが笑いながら言う
『もう１つは、クレシアさんより、提案の有ったレズオスさんの結婚式の会場用の土地は用意しました。出来れば、使用後は借りたいと思っています。』
王妃が笑顔で言う
『リリシャ、やる？』
マルスが笑顔で聞く
『楽しめそうですね』
リリシャが笑顔で言う
『内装はどうしましょうか？』
『それは心配しないでください。いくらでも用意させます』
王妃が笑顔で言う
『ミリア、建物どうするか決めようね』
『はい！！マルス師匠！！』
ミリアが笑顔で言う
『あ！マルス師匠がやる気を出してる！！』
メトリシアが笑顔で言う
『リリシャもエミールもやる気だよね』
マルスが笑顔で聞く
『当たり前です！ レズオスを驚かせましょう』
リリシャが笑いながら言う
『マルス師匠！楽しみです！！』
エミールが笑顔で言う
『新しい厨房ですね・・・』
アニーが微笑みながら呟く
『後で遊びに行きますね』
クレシアが笑顔で言う
『ヘルト、明日案内しなさいね！ 迎賓館足りないのですから！』
王妃が笑顔で言う
（やる気を出している間に、やって貰いましょう・・・国外にお仕置き行く前に終わらせて欲しいですね）
『それで・・・あの土地を・・・』
ヘルトが苦笑いしている
翌朝、ヘルトの案内で候補地に向かう
『この土地になります。騎士団が当面警備します』
ヘルトが笑顔で言うと、資材も積み上げられている
『屋敷２つ分？もっと有るのかな？』
マルスが見て回り呟く
『マルス師匠！これを作れるかも知れないです』
ミリアが絵を出すと、内容を説明する
リリシャとエミールとミリアが地面に穴を堀始め、エビリアとクレシアとメトリシアとリシリアがレビテーションで資材を持ってきて、マルスがマテリアルコンバージョンを使い、四角いブロックに変形させていく
『マルス、穴は終わったから、基礎作る？』
リリシャが笑顔で言う
『そうだね！ 後は下水道もお願い』
マルスが笑顔で言う
『わかったわ』
リリシャが微笑みながら言うと、下水道の穴を堀始め、エミールが基礎を打ち込み始める
日が暮れる頃、マルスは資材の準備を終わらせ、紋様魔法と紋章魔法を書き込み始める
５日後、建物が完成する
『マルス、やっぱり広く作ったけど、天井が寂しいですね』
リリシャが半円状の天井を見ている
『そうだね・・・空か・・・シルフィード号とベアーズ号とクーレセス号でも描こうかな？ 壁の上には、アーメリア様が良いのかな？』
マルスが真剣に呟く
『マルス師匠！！ 直ぐに作りましょう』
メトリシアが笑顔で言う
『エミールはアーメリア様を頼んだよ！』
マルスが笑顔で言うと、アーメリアがポーズをとっている
『はい！マルス師匠』
エミールがアーメリア様を見ながら、壁にアーメリア様を作り始めると、マルスとリリシャが飛空艇を描き始める
翌日、フローネが見に来る
『え？ 本当に完成してますね』
フローネが苦笑いしている
『フローネ先生早く』
リリシャが笑顔で呼ぶと、中に入り、壁と天井を見て驚いている
『アーメリア様と飛空艇・・・』
『この広さならパーティー出来ますよね』
メトリシアが嬉しそうに言う
『かなり人が入れます・・・』
フローネが苦笑いする
（何人呼ぶつもりですか？）
奥の厨房に行くと、アニーとクレシアが話しながら、使い勝手を確認している
『クレシア様、いつの間に？』
マルスが驚いて聞く
『良い厨房ですね！ 地下の食料庫も完璧でした』
クレシアが笑顔で言う
『上はどうでした？』
『使い易そうですね』
クレシアが笑顔で言う
『クレシア様が言うなら、間違いないですね』
フローネが微笑みながら言う
両脇の宿泊可能な建物も見て回る
『完璧ですが、何人泊まれるのですか？』
フローネが微笑みながら聞く
『１階は食堂とリビングと応接室と風呂だから、２階の部屋が寝室です。３階も使えます。』
マルスが笑顔で言う
『完全に住んでしまうでしょう・・・快適すぎます』
フローネが笑顔で言う
王妃とヘルトが建物を見て回り、部屋にやってくる
『凄い建物ですね・・・ヘルト、ここで式をしますか？』
王妃が笑顔で言う
『凄い建物ですが、人が入りきらないです』
ヘルトが真剣に言う
『この広さなら、食事会したい人が集まりますね』
王妃が笑い始める
『要人の歓迎パーティーですね・・・』
『それに２組でも、仲良い人達なら、部屋の数だけ泊まりそうですね』
王妃が満足そうに言う
『それは良かったです』
マルスが笑顔で言うと、フローネが微笑んでいる
『レズオスさんの結婚式、楽しみですね』
王妃が不適に笑い出す
『お母様が企んでいます・・・』
メトリシアが呟く
『各国の王女が集まったら、楽しそうですね』
王妃がマルスを見てから、メトリシアを見る
『料理か・・・料理人、どうしようか？』
マルスが思い出したように言う
『研究室の料理人から、こっちの応援させましょう』
クレシアが笑顔で言う
『必要な料理人も侍女も警備担当も、全部王城から派遣させますわ！！ マルス殿、レズオスさんの結婚式の後は王家が借り受けます！！』
王妃が真剣に言う
『クレシア様に管理任せます』
マルスが笑顔で言う
『マルス師匠の丸投げです！！』
メトリシアが嬉しそうに笑いながら言う
『次は、魔法学院ですね』
リリシャが微笑みながら言う
『はぁ・・・自重する気は、無さそうですね』
フローネがため息をしながら言う
『マルス師匠とリリシャ師匠ですよ！！ 』
メトリシアが笑顔で言うと、みんな笑い出す
