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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
14章 平和な日々
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礼服の付与魔法

マルスは工房に向かうと、1着ずつ魔力の通りを確認していく

『ふふふ、良い通りですね』

リリシャが微笑みながら言う

『これなら、直ぐに魔方陣を作ってくるね』

マルスが笑顔で言う

『魔力の流れの確認は任せてください』

リリシャが微笑みながら言うと、マルスは魔方陣を考える為に、1人になる


マルスはドローイングで、魔方陣を1つずつ、考えていく

『状態異常耐性強化回復は、これで・・・精神魔法防御耐性強化回復・・・魔法防御耐性強化・・・防汚防水防火・・・衝撃吸収構造強化・・・最後は・・・聖属性にするかな?』

マルスは決めると、ドローイングで調整を始める

『これを吸収にしたら・・・あ!ここか』

マルスは、ぶつぶつ言いながら、ドローイングを使い続けている


マルスは出来上がった魔方陣を持って、リリシャの所に戻る

『マルス、思い付いたの?』

『複雑だけど、これにするよ』

マルスが笑顔で言うと、紙を見せる

『え? 複雑になってない? 効果が良く解らない』

リリシャが真剣に見ながら、考え込む

『試し書き込みしてくるね』

マルスが笑顔で言うと、魔方陣を起動して、魔石に魔方陣を書き込み始める


『リリシャ、どうかな?』

マルスが笑顔で魔石を手渡すと、リリシャが、真剣に魔方陣を見ている

『凄い・・・いつも通り完璧です』

リリシャが真剣に言うと、マルスが何回か試し書き込みをしてから、礼服に書き込みを始める

『リリシャ、どうかな?』

終わった礼服をリリシャに手渡すと、リリシャが真剣に見てから、魔力を流す。魔力の淡い光が礼服全体に伝わる

『完成ですね・・・え? 何これ?』

リリシャが苦笑いする

『衝撃吸収構造強化と精神魔法防御耐性強化回復と魔法防御耐性強化反射と防汚防水防火と状態異常耐性回復強化と聖属性魔力貯蔵吸収だよ』

マルスが笑顔で言うと、次々と魔方陣を書き込み始める

(これって礼服?聖職者の法衣作ってない?)


全部終わると、浮かせて持って行く

『マルス、終わったようですね』

フローネが緊張気味に言うと、それぞれ自分の礼服を受け取り、鑑定を始める

『聖属性、構造強化、衝撃吸収、精神魔法防御強化、精神魔法耐性強化、精神魔法回復強化、魔法防御強化、魔法耐性強化、魔法反射!!防汚、防水、防火、状態異常耐性強化、状態異常回復強化、魔力貯蔵、魔力吸収・・・・』

フローネが苦笑いしている

『マルス師匠、16個何て・・・計算が全く合ってないですよ!!』

メトリシアが苦笑いしている

『これね』

マルスが紙を出すと、みんな見て苦笑いする

『マルス師匠の本気、凄いです!!意味不明です』

エミールが笑いながら言う

『もう礼服では無いです!! 完璧な防具です』

ミリアが笑顔で言う

『好きにやらせたら、新しい魔方陣を作り始める何て・・・後悔します』

フローネが苦笑いしながら言う

『やっぱり魔道具作るのは、楽しいですね!!』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠がやる気出した!!』

メトリシアが笑い出す

『何を作ろうかな?』

マルスが笑いながら言う

『マルス師匠、手伝います!!』

エミールが笑顔で言う

『私も手伝います!!』

ミリアが慌てて言う

『マルス、自重してくださいね』

フローネが苦笑いしながら言うと、みんな笑い出す


翌日、オルクスとルキアがやってくる

『マルス様! 礼服ありがとうございます』

ルキアが笑顔で言う

『サイズは大丈夫でしたか?』

『はい! こんな凄い礼服・・・相当な価値が・・・』

ルキアが真剣に言う

『オルクス、アルクオドールの分も出来ているのかな?』

マルスが笑顔で聞く

『はい、こちらにあります。もう確認も終わっています』

オルクスが笑顔で言う

『魔力の通りを確認してきます』

リリシャとエミールが笑顔で言うと、オルクスから奪い取り、工房に歩いていく

『ちょっと待っていてね。直ぐに終わらせるから』

マルスが笑顔で言うと歩いていく

『ルキア師匠、とんでもない礼服にされます! 既にマルス師匠が全部終わらせましたけど』

リーネが苦笑いして言う

『あ!! マルス様! 4個ぐらいになりますか?』

ルキアが少し青ざめて呟く

『手加減してくれる事を祈りましょう』

リーネが苦笑いして言う

『古代魔道具クラスですね』

オルクスが笑顔で言うと、リーネが苦笑いしている


『終わりました。確認してください』

マルスが戻って来ると、リリシャとエミールが笑顔で礼服を渡す

『え? 凄い魔力が・・・』

ルキアが青ざめている

『凄い事は解りますが、どの様な効果を付加したのですか?』

オルクスが真剣に聞く

『ルキア、鑑定してね』

マルスが笑顔で言う

『ちょっと怖いです』

ルキアが苦笑いして、鑑定を始める

『えーーーーーーー!! そそそそそそんな!! こんな礼服怖すぎます!! 』

ルキアが震え出して叫び、マルスを見る

『は? どう言うことですか?』

オルクスが苦笑いしている

『魔方陣、結構苦労したからね』

『苦労・・・意味不明な付与魔法です!! 16個何て伝説上の防具です!!』

ルキアが青ざめて言う

『喜んで貰えて嬉しいよ』

『喜んで無いです!! 怖すぎます!』

ルキアが青ざめて叫ぶ

『ルキア、諦めなさい! 名前と紋章も入ってますよね?』

エミールが真剣に言うと、ルキアが慌てて確認する

『どうしよう・・・名前入り』

『来年からアーメルドよろしくね。アルクオドールの分も渡してね』

マルスが笑顔で言うと、ルキアが苦笑いしながら礼服を持っている

『この興奮具合、凄い物になったのですね!』

オルクスが笑顔で言う

『これで終わりかな?』

『後は、リーベル様の分が残ってますが、会う約束が出来てません』

『リーベル様の分か・・・サイズは変わってないですよね?』

『はい!変わってないと思いますので、大丈夫だと思います』

オルクスが笑顔で言う

『付与魔法したら、フローネ先生から渡して貰います』

マルスが笑顔で言う

『畏まりました』

オルクスが笑顔で言うと、馬車から礼服の箱を受け取り、リリシャが笑顔で持って行く

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