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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
14章 平和な日々
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オリバンとキスカの王都屋敷

トーラス村に到着すると、シルフィード号は着陸して、マルスはエスカフリーダムから飛び降りる

『マルス師匠!! エスカフリーダム、見えなくなって驚きました!!』

メトリシアが走ってきて詰めより言う

『自分も驚いたよ』

マルスが笑いながら言う

『消えたって大騒ぎでしたよ』

リリシャが微笑みながら言う

『エスカは凄いはしゃいでいたけどね』

『エスカは飛ぶと、飛び回り、魔力を使い果たすぞ!! 空で止まっていると魔力などほとんど消費しないのにな』

シリウスが呆れて言う

『気を付けないとね』

マルスが言うと、みんな微笑んでいる


『マルス、準備は出来ている・・・』

オリバンとキスカがやってくる

『荷物は?』

『家具はみんなに預けた・・・着替えしか無いから、このぐらいだ』

オリバンが真剣に言う

『まずは、王都の家に寄って、リベリアの家に行って、どっちにするか決めてね』

マルスが笑顔で言うと、シルフィード号に乗り込む


オリバンは、青ざめながら部屋の隅で震えている

『お父さん、大丈夫?』

『落ちないよな・・・』

オリバンが震える声でレティナに言う

『落ちないよ! 外見ているの楽しいのに』

レティナが笑顔で言う

『いや!ここで十分だ』

オリバンが隅で座りながら言うと、キスカが呆れて見ている

『最初は驚きますね』

フローネが微笑みながら言う

『そうですね・・・落ちたら何て考えなければ、怖くも無いのに』

キスカが笑顔で言う

『あの調子だと、王都の屋敷は無理ですね』

フローネが苦笑いする

『何故ですか?』

『着けば解ります。遊びに来る人に会ったら、倒れますね』

『何故ですか? まさか! 貴族様が来られるのですか?』

キスカが青ざめ始める


王都が見えてくると、シルフィード号は門に向かって、降下する

『お帰りなさい!』

門番が笑顔で言う

『屋敷に向かいます』

ヒストリアが大声で言うと、ゆっくり屋敷に向かい、発着場に着陸する


『ここは、何ですか?』

キスカが発着場に降りてキョロキョロしている

『王都の屋敷です』

レティナが笑顔で言う

『は?・・・村より広いかも』

キスカが青ざめている

『お帰りなさい』

カミラが笑顔で出迎えに来る

『カミラ、ただいま。何が有ったかな?』

『平和でした。3人は毎日魔力補充と魔力制御しています』

カミラが笑顔で言うと、みんな屋敷に向かう


『マルス様、お帰りなさい。お客様ですか?』

クエリスは、オリバンとキスカを見てから聞く

『両親です。騎士が護衛に行ったので、ここか、リベリアに住んで貰うことにしたよ』

マルスが笑顔で言う

『え! 御両親様!! 申し訳ありません! 屋敷の侍女をしています。クエリスと申します。ゆっくり寛いで下さい』

クエリスが笑顔で言う

『侍女・・・・えーと、どうしたら?』

オリバンが苦笑いしている

『あ!! 部屋を作らないと!! どんな部屋にしようかな?』

マルスが笑顔で考え始める

『取り敢えずは、客間をお使いください』

クエリスが笑顔で言うと、ライオを見ている

『あ! 弟のライオに何が必要かな?』

マルスが気が付き聞く

『サーリンを付けます。赤ちゃんの扱いになれて欲しいと思います』

クエリスが笑顔で言う

『任せます』

マルスが笑顔で言う

『マルス・・・凄い屋敷ですが、何がどうなっているのですか?』

キスカが青ざめながら聞く

『建物は建てたよ。土地は褒美代わりに用意して貰ったけど』

マルスが笑顔で言う

『誰に?』

キスカが不安そうに言うと、リビングに行く

『帰ってきましたわ!! ん?どなたですの?』

アリシアが笑顔で言うと、レセナが厨房から顔を出す

『アリシアお姉さま! マルス師匠の御両親様です! 可愛い弟もいました!!』

メトリシアが嬉しそうに言う

『そうですの? マルス様の屋敷に居候中の魔法学院講師ですわ』

アリシアが笑顔で言うと、みんな笑い出す

『え?魔法学院講師様!! 申し訳ありません!! マルスが迷惑をかけてませんか?』

キスカが慌てて言うと、オリバンは唖然とボーとしている

『マルス様は、講師より凄い魔法使いですわ』

アリシアが笑いながら言う

『はじめまして、料理の勉強に遊びに来ている、レセナです』

レセナが笑顔で言う

『え? どうなっているのですか?』

キスカが苦笑いしている

『お母さん、話したよね?いつも美味しい焼き菓子作ってくれる。レセナ様でーーす!』

レティナが笑顔で言う

『レセナ様?』

『隣国の王女様です!!』

レティナが笑顔で言う

『え? ・・・・・申し訳ありません!!! ご無礼お許しください!!!!』

キスカが慌てて床に頭を付けて言う

『え? 頭をあげてください!!』

レセナが慌てて言うと、オリバンが倒れる

『お父さん!! 大丈夫?』

レティナが慌てて顔を覗く

『倒れましたね』

フローネが苦笑いしている

(レティナちゃん、バラしたらこうなると思わなかったのですか・・・)


『英雄殿、どちらまで行ってましたか?』

ヘルトが騎士団長とやってくる

『トーラス村から両親を連れてきました』

マルスが笑顔で言うと、ヘルトが倒れているオリバンと床に座っているキスカを見て苦笑いする

『出直した方が良いな・・・刺激が強すぎたか?』

ヘルトが苦笑いしている

『あ!! ヘルト、ベアーズ号に積んでいる愚か者を連行して』

キリシアが笑顔で言う

『は? 愚か者? 今度はどこの馬鹿者だ?』

ヘルトが苦笑いする

『グゼリオンス王国の愚か者!』

キリシアが笑顔で言うと、騎士団長が青ざめている

『頼んだぞ・・・仕事が増えるか』

ヘルトが騎士団長に言うと、エミールが案内に向かう


『お客様の前で恥ずかしい姿を、申し訳ありません』

キスカが慌てて言うと、メトリシアが状況を教える

『これは、名乗らない方が良いな・・・この屋敷の異常な状況だからな』

ヘルトが苦笑いする

『異常な状況?』

『ここでは、貴族も王族も関係が無い!! だから、レセナも趣味の為に遊びに来れる』

ヘルトが苦笑いしながら言う

『ここでは、ただのレセナです。沢山作っても、食べてくれる人が、沢山いて楽しいです。』

レセナが笑顔で言う

『そうなのですか?ご無礼有ったら、大変では無いですか?』

キスカが恐る恐る聞く

『リベリアの英雄だからで済む!』

ヘルトが笑顔で言う

『命の恩人であり、救国の英雄様です。しばらく居候もさせて貰いました。』

レセナが笑いながら言う

『こちらの貴族の方は?』

キスカが青ざめながら聞く

『ここでは、クレシアの婚約者と思って欲しい!』

ヘルトが笑顔で言う

『あ!! ヘルトが真似を始めた』

キリシアが笑いながら言う

『ここでは何でも有りだからな!』

ヘルトが笑顔で言うと、クリスとリリアがやってくる

『マルス様、お帰りなさい』

クリスが笑顔で言う

『クリス様、ただいま』

マルスが微笑みながら言う

『お客様ですか?』

クリスが疑問に聞く

『両親だよ』

マルスが笑顔で言う

『え!! はじめまして! クリス・リベリアです! どうぞお見知り置きを!』

クリスが優雅に挨拶をする

『え? りりりりりリベリア!!ご無礼を!!』

キスカが青ざめながら、頭を下げる

『あ!! ここでは、御姉様と離れたくない、居候のクリスです!!』

クリスが慌てて言うと、みんな笑い出す

『クリスちゃん、先にそれを言わないとダメですわ!クリスちゃんも可愛いですの!!』

アリシアが笑いながら言う


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