トーラス村の洞窟調査
翌朝、マルス達は、ゴブリンのいた洞窟を探索に向かう
『ここが・・・あの時の洞窟』
キリシアが洞窟の近くで涙目で呟く
『マルスに初めて助けて貰った場所ですね』
リリシャが真剣な目付きで言う
『中の調査するよ』
マルスが真剣に言うと、マルスとルメイルが先頭に入っていく
『少し拾い空間ですが、何も無いですね』
ルメイルが警戒しながら、ライトで壁を照らしている
『異常は無いね・・・』
マルスは地面と壁を念入りに調べていく
『マルス師匠、どうですか?』
エミールが周囲を警戒しながら聞く
『残念だけど、何も無いね』
マルスが真剣に言うと、出口に向かいながらに、壁を調べていく
『何も発見出来ませんでした』
メトリシアが残念そうに言う
『墓参り出来たから、良かったよね』
『マルス、ありがとう』
キリシアが小声で言う
『次の洞窟に向かおう』
マルスが真剣に言う
『マルス行くよ!!』
キリシアが笑顔になり言う
森の中を進み、丘の中腹に洞窟の入口を見付ける
『ここが、最初のヴァンパイアを討伐した場所ですか?』
メトリシアが真剣に聞く
『あの洞窟だよ!』
キリシアが真剣に言うと、洞窟入口まで来る
『調査も何もしてないから、慎重に進もうね』
マルスが微笑みながら言う
『はい!マルス師匠! 調べながら進みます』
ミリアが笑顔で言う、ライトを点灯させて中を覗き、慎重に調べながら進む
ヴァンパイアを倒した場所まで到着する
『マルス師匠、何も見付けられないです』
メトリシアが残念そうに言う
『もう少し壁や床を調べよう』
マルスが真剣に調べていく
『何も見付からない』
エミールが呟く
『天井も高いのに、自然に出来た洞窟かな・・・』
マルスが天井を見て呟く
『違和感は無いように見えますが・・・』
リリシャがマルスの横に来て言う
『あ!! フライ』
マルスが飛び壁を調べていく、
(この辺魔法でも崩れなかったから、何か有るはず・・・)
『我が主どうかしたのか?』
シリウスが呟く
『やっぱり! 見えてないけど、結界が有る』
マルスが真剣に呟くと、壁を手で触れ、手は岩の中に入ると、マルスは、そのまま壁に入っていく
『こうなっていたんだね』
マルスが着陸して、歩いていく
『これは・・・遺跡か?』
シリウスが人工的に作られた壁を見て言う
『扉も有る』
マルスが扉を調べ始め、文字を見付け、読み、魔石に魔力を流すと、扉を押して開く
『遺跡で間違いなさそうだね』
『我が主・・・エスカフリーダムを見付けよう』
シリウスが真剣に言うと、マルスはみんなが来るのを待っている
『マルス! 一人で進まないでよ』
キリシアが走ってくる
『マルス・・・遺跡を見付けたのですね』
リリシャが扉を見て言う
『調査するよ』
マルスが笑顔で言うと、扉から入り、進んで行く
『広い空間!! だけど何も無い』
メトリシアが空間を眺めて言う
『何も無いか・・・あれは崩れた跡』
マルスが奥が崩れた場所を見て言う
『エスカどこに』
シリウスが呟く
全体を調べて部屋に入る
『倉庫ですか?』
エミールが真剣に積まれているものを見ている
『鉱石? それに硬貨かな?』
マルスも見ている
『魔空石!!』
シリウスが叫ぶ
『え! 本当に!!』
『我が主、間違いない』
シリウスが言う
『魔空石・・・マルスこれで飛行石作成できる?』
リリシャが微笑みながら言う
『どうして、ここに魔空石が有るのかな?』
マルスが考えている
『マルス師匠、文字が有ります』
エビリアが呼びに来ると、みんなで見る
『読めません』
ミリアが苦笑いしている
『バルドルの伝言ですね・・・偉大なる魔導王様、世界の危機が迫っている。エスカの力が必要の為、お借りします。コテツと共にエスカは守りますが、もし敗れてしまったら、申し訳ありません。バルドル』
アーメリアが読み終えると、悲しそうに文字を見ている
『バルドル・・・エスカはどこに・・・』
シリウスが残念そうに言う
『どこかに墜落しているのかな? バルドルが最後ウルシナ公国に行ったなら、その前かな?』
マルスが考えている
『バルドル一人で全てを背負い・・・コテツも』
『コテツは何者でしょうか?』
リリシャが気になって聞く
『大きなタイガーです。モフモフが良くて、可愛い子です』
アーメリアが笑顔で言う
『タイガーですか? ・・・行ってみようか?』
マルスが真剣に言う
『あ!! マルス師匠が助けた、大きなタイガー達の所ですか!!』
メトリシアが笑顔で言う
『可愛いタイガー!! 忘れてないかな?』
キリシアが笑顔で言うと、みんな思い出して羨ましそうに見ている
『会ってみれば解るかな?』
マルスが微笑みながら言うと、遺跡内を調べて回り、鉱石などを袋にいれて、遺跡を封印してから、洞窟出口に向かう