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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
14章 平和な日々
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トーラス村とライオ

マルス達は、シルフィード号に乗り込み、北東に向けて出発する

『マルスの故郷、久しぶりですね』

リリシャが嬉しそうに言う

『依頼以外で行くのは、始めてだよ』

マルスが微笑みながら言う

『依頼で行ったきりだった!! 出会いの場所』

キリシアが真剣に言う


トーラス村が見えてくると、村外れの着陸出来そうな場所に着陸して、村に歩き始める

『どのようなご用件でしょうか』

村人が青ざめながら聞く

『久しぶりに、遊びに来ました』

マルスが笑顔で言うと、レティナが笑顔で見ている

『え? あ!!オリバンのところのマルス!!』

村人が驚いて叫ぶ

『家に行くね』

マルスが笑顔で言うと、みんなで歩いていく


家に行くと扉を叩く

『マルス! レティナ!!』

キスカが扉を開けて、マルスとレティナを見て叫ぶ

『お母さん、遊びに来たよ』

『お母さん!!』

レティナが抱き付き、キスカが優しく抱き締める

『遠いのにどうやってここまで?』

キスカが軽装のマルス達を見て聞く

『空を飛んできたから、直ぐに来れるよ』

マルスが笑顔で言うと、キスカが苦笑いしている


『え!マルス!レティナ!!』

オリバンが笑顔で帰ってくる

『お父さん久しぶり』

レティナが微笑みながら言う

『あの空を飛んでいるのは、なんだ?』

オリバンが空を見ながら言う

『シルフィードちゃんとヘアーズちゃんとクーレセスちゃんです』

レティナが笑顔で言うと、キスカが空を見て驚いている

『空を飛んできた・・・・』

キスカが呆然と見上げている

『うぎゃーうぎゃー』

赤ちゃんの泣き声が聞こえて来ると、キスカが慌てて、家に入る

『ライオ、お兄ちゃんとお姉ちゃんが遊びに来てくれましたよ』

キスカが赤ちゃんを抱いて出てくる

『え!!赤ちゃん!!』

マルスとレティナが驚いている

『去年生まれた、弟だ』

オリバンが苦笑いして言う

『弟? いつの間に?』

『2人になって、出来てしまった』

オリバンが恥ずかしそうに言う

『可愛いーー!』

レティナが嬉しそうに顔を覗いている


みんなを呼ぶ

『え!!マルスの弟!! 可愛い!!』

リリシャが笑顔で顔を見ている

『いつの間に、こんな可愛い弟が!! 小さな手』

キリシアが笑顔で手を触っていると、みんな順番に抱っこしている

『マルス、こんなに泊まれない』

オリバンが苦笑いしている

『シルフィード号で寝れるから大丈夫だよ、お父さんもこっちで寝れば良いよね?』

マルスが笑顔で言う

『お母さんも一緒にすごそう』

レティナが真剣に言う

『そうね・・・マルスは何の用で来たの?』

キスカがマルスを見て言う

『多分もう少ししたら、護衛の騎士が、この村に来るから、到着前に知らせるためかな?』

マルスが微笑みながら言う

『え?騎士様が!! どうして?』

キスカが驚いている

『国王陛下から、マルス師匠の両親に、害を与える人が出ないようにと、抑止力です!! もしくは、マルス師匠の屋敷に引っ越して欲しいです』

メトリシアが笑顔で言う

『え!! 何故ですか?』

『マルス師匠を怒らせたら、物凄い事になります。』

メトリシアが笑顔で言う

『マルス、何をしたのですか?』

キスカが苦笑いして言う

『お兄ちゃん、英雄だから!! 王様も王女様も友達がいっぱいいます。この間、海の国を助けて、英雄様と呼ばれてました』

レティナが笑いながら言う

『は? 王様とお友達!!』

キスカが青ざめて、マルスを見る

『顔見知りは、いくつか有るけど』

マルスが苦笑いして言う


『どうかしました?』

フローネがキスカの顔色を見て、心配そうに聞く

『マルスは、有名なのですか? 王様と友達だとレティナが言ってましたが・・・』

『リベリアの英雄の名前を、知らない王家は有りません! エレストリアクレイス王国のレセナ王女様は、マルス達と凄く仲良くしてます』

フローネが笑顔で言う

『レセナ様は、焼き菓子やケーキ作ってくれます』

レティナが笑顔で言う

『は? えーと、どんな事をしたのですか?』

キスカが苦笑いしている

『国を救ったとしか、申し上げれませんが・・・国家機密になっています』

『国を救う・・・リベリアの町や領主様を救ったように?』

『その通りです。』

フローネが真剣に言うと、キスカが苦笑いしてマルスを見ている

(マルス、どこまで有名に・・・)


夕方になると、シルフィード号に乗り込む

『凄い・・・こんな船が空に』

キスカが驚きながら眺めている

『落ちないよな・・・』

オリバンが下を見て青ざめている。レティナとイリアがライオを面倒を見ている

『どう?シルフィード号は?』

マルスが笑顔で聞く

『こんな船を借りれるなんて、マルス凄いわね』

キスカが微笑みながら言う

『シルフィード号は作ったよ』

『作った? 冗談は止めなさい』

『本当です!』

マルスが真剣に言う

『・・・・本当に? 』

『うん! 本当に作ったよ! ベアーズ号とクーレセス号は、古代の飛空挺だけど、何とか直したよ』

マルスが真剣に言うと、キスカが苦笑いしている

『どうかしましたか?』

リリシャが微笑みながら聞く

『この船、マルスが作ったと、冗談を言うので・・・』

『え? 本当にマルスが作りました! みんなで手伝いました。』

リリシャが笑顔で言う

『本当に本当なのでしょうか?』

『はい、マルスが作りました!! マルスは王国一・・・いえ!隣国を含めて、一番の魔法使いです。』

リリシャが真剣に言う

『マルスは凄いのでしょうか?』

『王都に行けば、王都の屋敷も有ります。リベリアの家も有ります。屋敷で一緒に住んでも良いと、思います。』

リリシャが微笑みながら言う

『迷惑では? 田舎者なので・・・何も出来ませんが・・・』

『国王陛下は、喜びます。護衛に騎士団を動かさなくて、済みます。』

リリシャが微笑みながら言う

『考えさせてください』

キスカが真剣に言う

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