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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
14章 平和な日々
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ヘルトと階層主

翌朝、ゆっくり起きてリビングに行く

『マルス殿、おはようございます』

ヘルトが笑顔で言う

『朝早くからどうしたの?』

マルスが真剣に聞く

『出掛けないように、来ました。昨夜の階層主騒ぎなのですが、倒されたのですか?』

『倒した本人に聞いてくださいね』

マルスが笑顔で言う

『マルス様、誰が倒したのですか?』

クレシアが微笑みながら聞く

『あんな雑魚、誰でも倒せるよ』

マルスが笑顔で言う

『雑魚か・・・英雄殿だから仕方ないか・・・どうでも良いのですか?』

『階層主なんて、何十匹も倒したからね』

『そうですか・・・は?何十匹も!!』

ヘルトが苦笑いする

『メトリシアなんて、デカイの出てこないか、大部屋を毎回覗いてますよ』

マルスが笑顔で言うと、クレシアが笑い出して、メトリシアとミリアがやってくる

『マルス師匠おはようございます』

メトリシアがマルスを見て言うと、ヘルトを見る

『メトリシア、階層主沢山倒したのか?』

『昨日は、出ませんでした! 雑魚しかいませんでした』

メトリシアが微笑みながら言う

『8層の階層主はいなかったのか?』

ヘルトが真剣に聞くと、メトリシアはマルスを見てから微笑む

『倒した本人に聞いてください!!』

メトリシアが笑いながら言う

『もしかして、デストラにも、そう言ったのですか?』

クレシアが興味津々に聞く

『クレシア御姉様、キリシア師匠が面倒だから言いました! マルス師匠もリリシャ師匠もケニスもみんな同じことを言いました』

メトリシアが笑顔で言う

『聞き方が悪かったのですね、階層主なんて、どうでも良いのですね』

クレシアが微笑みながら言う

『はい!御姉様! 8層の階層主なんて、どうでも良いです!! それより強いモンスターを、沢山倒した後ですから!』

メトリシアが笑顔で言う

『起きていたのですね』

フローネが微笑みながら入ってくる

『フローネ先生、おはようございます』

マルスが笑顔で言う

『昨夜の荷物馬車に乗ったままでしたよ、ナディアが今片付けています』

フローネが微笑みながら言う

『昨日の荷物・・・魔石か、見させて欲しい』

ヘルトが真剣に言う

『見ない方が、良いですね・・・何か有りましたか?』

フローネが真剣に聞く

『昨日、階層主騒ぎが有りました。本当なら、一大事になります。』

『階層主ですか? 帰り道にいたなら、面倒なら倒しているでしょう』

フローネが微笑みながら言う

『階層主ですよ! 倒すために騎士団を送り込む準備と宮廷魔術師を準備させてます』

『無駄ですね』

フローネが苦笑いして言う

『やっぱり倒しているのですか? 誰が倒したのか知りたいそうです。』

クレシアが微笑みながら言うと、メトリシアとミリアが笑っている

『あ!フローネ先生、おはようございます』

リリシャとエビリアとクレスタがやってくる

『リリシャ殿! 昨夜の階層主誰が倒したのですか?』

ヘルトが真剣に聞く

『え? 倒した本人に聞いてください』

リリシャが笑顔で言う

『エビリア殿、クレスタ殿は?』

『倒した本人に聞いてください!!』

エビリアとクレスタも、みんなを見てから言う

『違うのか・・・』

ヘルトが苦笑いする

『この通り、誰が倒したのか、教えてくれないそうです。』

クレシアが笑いながら言う

『エミール殿、昨夜の階層主倒しましたか?』

エミールが来たのを見て聞く

『階層主ですか? 倒したのを見ましたが、本人に聞いてくださいね』

エミールがリリシャを見てから、微笑みながら言う

『え! 倒したのを見た・・・』

ヘルトが苦笑いする

『エレーヌ殿階層主倒しましたか?』

『え! えーと、私は倒してません・・・』

エレーヌが苦笑いして言う

『マルス様、オイゲル様とルキア様が来ました』

カミラが笑顔で伝えに来る


オイゲル達が入ってくる

『マルス殿、リリシャ殿、昨夜の階層主騒ぎは、討伐済みでよろしいですね』

オイゲルが笑顔で聞く

『倒した本人に聞いてください』

リリシャが微笑みながら言う

『倒した本人にですか? 英雄殿達ですので、階層主討伐の証欲しいですか? バイル殿から、ヘルゼレス王国に行かれていた、大賢者研究会メンバーに、与えるように通達も有りましたが・・・』

オイゲルが真剣に聞く

『ルキア欲しい?』

マルスが笑顔で聞く

『階層主ですか? あのデカイのですよね? 雑魚と一緒に消滅する』

ルキアが笑顔で言う

『そうだよ、ヘルトが誰が倒したと、面倒なんだよね』

『あの程度マルス様なら余裕過ぎます! メトリシア様がいつも探してますよね』

『え? はい! デカイのいるか楽しみですよね! 最大威力で魔法放っても良いですからね』

メトリシアが笑いながら言う

『はい! メトリシア様』

ルキアが笑顔で言うと、ヘルトが苦笑いして頭を抱えている

『階層主が現れても、マルス殿が潜られていたなら、討伐済みと思いますので、荒立てないで良いと思いますが、騎士が面倒なのですね』

オイゲルが呆れながら言う

『騎士が面倒?』

『討伐隊編成です。ルキア殿もハルド殿もアーセル殿も呼ばれたそうです。』

『あ!! それでルキアも来たの?』

『はい、昨夜から煩くて、遊びに来ました』

『誰が指揮を?』

マルスがヘルトに聞く

『え! えーと、デストラと騎士団長と重臣だ』

『一騎討ちで、討伐した者に勝てたなら、騒いでも良いと言っておいてね』

マルスが微笑みながら言う

『は? そう言うことは・・・剣士か?』

ヘルトが苦笑いする

『オイゲル来ていたの?』

キリシア達がやってくる

『あ!! ヒストリア! 階層主倒したのか?』

ヘルトがヒストリアを見て聞く

『え? 昨日の大きなクリケトですか?』

ヒストリアが笑顔で言う

『そうだ!!』

『マルス師匠に誉めて貰いました』

ヒストリアが思い出して、赤くなりながら笑みを浮かべ言う

『ヒストリアだったのか・・・』

ヘルトが苦笑いしていると、クレシアが微笑んでいる

『ヒストリア殿、階層主討伐の証いりますか?』

オイゲルが真剣に聞く

『え? 何ですか? いつも倒してますけど・・・』

ヒストリアが不思議そうに言う

『そうですか・・・昨日は、何層まで行かれましたか?』

オイゲルが苦笑いして聞く

『33層まで行きました。師匠達は41層まで行かれたと聞きました』

ヒストリアが微笑みながら言う

『は?よよよよ41層!!!』

オイゲルが驚いている

『ちょっと覗いてきたよ』

キリシアが笑顔で言う

『調べないと、解りませんが・・・数百年間、未踏の領域に到達とは・・・魔石を確認させてください』

オイゲルが真剣に言う

『面倒だな~秘密だよ』

キリシアが言うと、オイゲルが約束して、ヘルトとクレシアも約束する


『リリシャ師匠、もう少しで、しまい終わります』

馬車に向かうと、ナディアが笑顔で言う

『その袋は・・・鉱石ですか?』

リリシャが微笑みながら言う

『重たいので、中身だけ運ぶことにしました』

ナディアが微笑みながら言う

『お兄ちゃん、重たい!』

レティナが笑顔で言う

『少し拝見させてください』

オイゲルがレティナから受け取り真剣に見ている

『これは、アースタートルの鉱石ですか?色が少し違いますが・・・』

オイゲルが真剣に聞く

『39層のアースタートルの鉱石だよ』

キリシアが笑顔で言う

『この数・・・殲滅ですか・・・』

オイゲルが苦笑いする

『買い取りたい?』

『え? 買取り? 価値が解りません・・・オークションですね』

オイゲルが苦笑いする

『オークション・・・この数やるのか?』

ヘルトが苦笑いする

『無理ですね・・・20層の階層主の鉱石だから、買取価格も決められません』

『え?階層主!!』

『21層からは、2層の階層主が普通のモンスターとして、現れるよ』

キリシアが笑顔で言う

『もしかして、33層は・・・14層の階層主!!』

ヘルトが大声をあげる

『だから雑魚!!』

キリシアが笑いながら言う

『8層の階層主は、28層のモンスター・・・33層だから普通のモンスターより、階層主が弱い』

ヘルトが苦笑いする

『ヘルト殿下、騒ぐ必要が無いことを』

オイゲルが真剣に言う

『面倒だな・・・説明も面倒・・・』

ヘルトが苦笑いする

『階層主は幻でしたってことじゃダメ?』

キリシアが笑顔で聞く

『どうでも良いが・・・説明が面倒』

ヘルトが苦笑いしている

『英雄殿が通り道に雑魚がいたから、消し飛ばした事にしましょう! 英雄殿だから仕方ないです!!』

クレシアが笑いながら言う

『騎士団は納得するな』

ヘルトが苦笑いする


『これが41層だよ』

キリシアが魔石を持ってくる

『特大ですね・・・引き取れません! オークションです』

オイゲルが真剣に見て言う

『オイゲルあげる』

『え?・・・国王陛下に献上しておきます』

オイゲルが苦笑いして、ヘルトに手渡す

『え? 献上・・・オイゲル面倒だから押し付けか?』

ヘルトが苦笑いして呟く

『確かに王太子殿下に献上されましたね』

クレシアが笑いながら言うと、みんな笑い出す

『オイゲル!それ良い!!』

キリシアが笑いながら言う

『献上品は、全部ヘルトに預ければ良いね』

リリシャが微笑みながら言う

『持ってくる? 倉庫もいっぱいになるからね』

マルスが笑顔で言う

『え? まさか・・・マルス殿!! 1個で十分です!!』

ヘルトが慌てて叫ぶ

(面倒だから、早く帰る!!)

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― 新着の感想 ―
[一言] 国が喧嘩売りに来たのに迷宮に入る暇があるのな(笑)まぁ関係のない領地が荒らされても関係ないか
2021/10/06 09:11 退会済み
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