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ルメイルとエミールの修行

翌日は迷宮の9層に最短距離で向かう

『ルメイル、無理はしないで戦うように』

『わかりました』

『エミールは魔法で援護してね』

『はい!師匠』


クリケトに遭遇し、ルメイルは剣を抜き突撃する。クリケトをかわしながら剣を振るい、クリケトを両断する

『一撃で両断できるとは・・・この剣は凄いです』

『当たり前、リリシャの付与した剣は最高』


次のクリケトも剣で両断する

『この剣があれば負ける気がしない』

『剣に頼るな!相手をちゃんと見て、合わせて剣を振るえ』

『あっはい!』

次のクリケト2匹相手に全くついていけず。剣は空振りを繰り返し1匹に狙いをつけ突撃するが、途中でもう1匹の攻撃に倒れる

次の瞬間、マルスの剣が2匹とも倒す

『何故だ?この剣を持っているのに・・・』

『最低』

『え?何故?』

『マルスの言葉聞いてなかったの?』

『相手の動きを見て剣を振るったのに・・・』

『だから最低』

『うっ』

『相手の動きを見ながら相手に合わせて動いていた?それとも相手の動きを見て次にどっちに動くか予測した?』

『あ!いや・・・』

『だから最低!ちゃんと相手を見て、相手の動きを予測するか、合わせて動くか、ちゃんとしろ!!』

『すいませんでした』


次のクリケト3匹と遭遇し、ルメイルは突撃する。反応が遅れた1匹を両断する。2匹が反転して体当たりしにくるのをかわしながら1匹を斬り裂き、最後の1匹を追撃して斬り裂く

『常に動きながら、相手を見て攻撃すれば、倒せる』

『強力な剣は道具、使う人が使いこなせなければ意味をなさない』

『心掛けます』

次から危なげなく倒し続ける


『10層に行ってエミールの番ね』

『はい!頑張ります』

10層の小部屋に行き

『ファイヤーストームで部屋の中を焼き払え』

『・・・・・ファイヤーストーム』

炎の柱ができ、周りのクリケトを焼き払うが、火力が足りないで数匹が炎から飛び出してくるが、マルスが瞬殺する

『杖に魔力を集めながら魔法を発動しなさい』

『はい!師匠』

次の部屋を覗き、ファイヤーストーム!!!

エミールの魔法により部屋の中は炎に包まれる

『今回は焼き尽くせたみたいだね』

『今の感覚を忘れないようにします』

エミールの魔法で次々と殲滅していく


『今日はこの辺りにして帰還しましょう』

リリシャの言葉に全員同意して迷宮の出口に向かう

『明日は休息にしましょう』

ルメイルとエミールは頷く

『リリシャの防具、良い生地探したいよね』

『やはり交易都市に向かう方が良いかな?』

『交易都市ならばいろいろ集まるかもね』

ギルドに着き中に入る

『この魔石を買取してきて』

『わかりました』

キリシアは掲示板に向かい依頼を確認する

『この護衛、交易都市に向かうね』

『悪くない依頼だね』

キリシアはカウンターのヘザーネを探すが、いない

職員はキリシアがヘザーネを探しているのを見てこっちにくる

『ヘザーネは今日も休みです』

『珍しいですね』

『体調を崩しているみたいですが直ぐに良くなると思います』

ルメイルが戻ってくる

『買取終わりました』

『硬貨は持っておいてね』

『はい、わかりました』


翌日、フローネの家に向かう

『フローネ先生いますか?』

『師匠、おはようございます』

『エミール、おはよう』

『フローネ先生、おはようございます』

『エミール、付与の練習しましょう』

リリシャはエミールと付与の練習を始める


『先生、ローブに付与魔法を使える生地は交易都市で仕入れた方が良いですか?』

『そうですね。ローブはこの国では中々手に入れられないので貿易で手に入れるのが良いですね』

『ありがとうございます』

『リリシャとエミールのローブですか?』

『はい、そうです。だから良いローブを作りたいです』

『あなた達なら旅をした方が良いですね』

『いろいろ見て回りたいと思います』

『エミールの魔法学院の入学試験まで、一緒に旅をすれば良いと思いますよ』

『そうですね。どこでも魔法と剣の練習は出来ますからね。ギルド依頼をこなしながらの旅になると思うけど』


『フローネ先生、道具屋が来ました』

外からキリシアが言っている

『お久しぶりです。今日はお願いがありまして訪問させて頂きました』

『何のご用ですか?』

『ポーションを作成していただきたいのですが』

『リリシャどうしますか?』

『作りましょう』

『ありがとうございます。材料は馬車に乗っていますので・・・』

道具屋は馬車に向かい、必要な材料を見せて、フローネが選び、家に運び込む

『ルメイルは初めての作業になるかな?』

『ポーションは使う事はあっても作ることは無かったので、良い経験になります』

作成の準備をし、リリシャはフローネと相談しながら作成を始める

『また夕方に引き取りに参ります。追加で必要な材料がありましたら、お知らせください』

道具屋は帰っていく

いつも通り、リリシャとエミールとマルスはポーションを作成し始め、キリシアとルメイルは瓶の準備を始める

リリシャとマルスは、魔力を制御して順調に作成していく

出来上がったポーションをフローネが確認して瓶に詰め始める。次々と瓶詰めも終わり、並べられていく。そして全部詰め終わる

『凄い量ですね』

ルメイルが言うと

『マルスとリリシャの2人が作ると、効能も良い上、休憩無しで作るので沢山作ってしまいます』

フローネが説明する

『2人は凄いのですか?』

『ポーションを1日でこの量作れる人は他にいないでしょうね』

『なるほど』

マルスとリリシャを見る

『ルメイルさんもこの子達と一緒にいると、わかると思いますが、常識を捨てないとついていけないですよ』

『わかりました』

夕方道具屋がポーションを引き取りに来て馬車に積み込む

『ありがとうございます。何時もの事ですが、この量をまとめて頂けると本当に助かります。こちらが今回の差額の代金です』

フローネが受け取り

『先生が持っていて』

キリシアが言う

『わかりました』

『エミールは旅をしたいかな?』

『師匠達が行くのならば、どこにでも行きます』

『マルス、旅に出たいの?』

『リリシャとエミールのローブの材料を買いに行きたいんだ』

『そうだね』

マルスがいうとキリシアが同意する

『私とエミールにローブ?』

『そうだよ、キリシアと自分は作ったから次はリリシャの分だよ』

『それが良い』

キリシアが言う



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