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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
14章 平和な日々
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宮廷魔術師長

『御父様、ハルドとアーセルの事は公表しないのですか?』

メトリシアが真剣に聞く

『この事態、必要だな・・・文句が出るが、押さえ込もう』

国王が真剣に言う

『ハルドとアーセルの実力を見せ付ければ、良いね』

マルスが笑顔で言う

『それが1番だ!!派手にやってくれ』

国王が笑顔で言うと、前国王が機嫌良く頷いている


宮廷魔術師を裏の訓練場に集める

『新たな宮廷魔術師長を任命する!! 実力を見て文句有る者は、実力を示して、発言せよ!!』

国王が大声で言うと、宮廷魔術師達がざわついている

『宮廷魔術師長にハルド!! 宮廷魔術師副師長にアーセルを任命する!!』

国王が大声で言うと、ハルドとアーセルが恥ずかしそうに立つ

『え? 若造が!!』

『どこの家の者だ!!』

宮廷魔術師達がハルドとアーセルを睨みざわつく

『ハルド師、アーセル師実力を示せ』

国王が大声で言うと、ハルドとアーセルは、訓練場に向けて、魔法を放つ

『・・・・ファイヤーストーム』

大きな炎の柱が2つ出来上がり、焼き付くしていく

『・・・・ファイヤーキャノン』

2つの火の玉が地面に当たると、大爆発して、大きな穴が2つ出来る

『就任に文句有るなら、今ここで発言せよ!!』

国王が大声で言うと、宮廷魔術師達は青ざめて呆然としている

『文句1つ言えないのか!! 誰か文句言え!!』

ヘルトが大声をあげる

『あの実力・・・リベリアの英雄?』

宮廷魔術師が言う

『違う! リベリアの英雄殿や弟子達は更に上だ!! 今年の魔法学院大賢者研究会の卒業生だ!! 学生以下の宮廷魔術師では、仕方ないだろう!!』

国王が大声で言う

『学生以下・・・』

『しっかり学び、来年卒業する生徒達より、実力があることを示せ!!良いな!!』

国王が大声で言うと、宮廷魔術師達が青ざめてうつむいている


国王達が部屋に戻る

『良い就任の発表でしたね』

王妃が愉快そうに笑っている

『あの能無し共が落ち込む姿、良かったな!』

前国王が笑いながら言う

『あれが、王国高位の魔法使いだと思っていた時代が有ったなんて、思えませんね』

王妃が笑いながら言う

『努力しない者は、来年魔法師団に編入だな』

『威張るなら、ハルドを越えて欲しいですね! 絶対に無理ですけど』

ヘルトが真剣に言う

『越えたら、マルス様が、ハルドとアーセルを鍛え直します。』

クレシアが微笑みながら言うと、国王と王妃と前国王とヘルトが大笑いする


マルスは屋敷に戻ると、ルメイルの鎧の付与魔法を終わらせて、ルメイルに持っていく

『ルメイル、出来上がったから着てみて』

マルスが笑顔で言うと、ルメイルが鎧を着て、動き易いか確認する

『力が漲ります。どのような付加内容ですか?』

ルメイルが真剣に聞く

『フローネ先生に鑑定して貰ってね』

マルスが笑顔で言うと、ルメイルはフローネの元に向かう

『フローネ先生、ルメイルの新しい鎧です』

マルスが笑顔で言うと、みんな鑑定して笑い出す

『マルスの本気ですね・・・もう慣れましたが、凄い鎧ですね』

フローネが微笑みながら言う

『内容は、フローネ先生から聞くように言われましたが・・・』

ルメイルが苦笑いして言う

『マルス、どうやって付加したか、説明してくださいね。もう鑑定しても、数が合いません』

フローネが呆れながら言う

『衝撃吸収構造強化、闇魔法防御耐性強化、精神魔法防御耐性強化、魔法防御耐性強化、生命力強化回復、状態異常防御耐性強化回復です』

マルスが笑顔で言う

『意味不明ですね。マルスにしか解りません』

フローネが苦笑いする

『マルス、後で教えてね』

リリシャが笑顔で言う

『これだよ』

マルスが紙を見せると、みんな真剣に見ている

『あ!!これがズルの魔方陣ですね! 防御耐性強化と強化回復が1つになっています!!』

ミリアが笑顔で言う

『細か過ぎで解りにくいですね』

リリシャが真剣に言う

『防御しか無い鎧ですね』

エミールが真剣に言う

『ふふふ、御父様の魔方陣を再現していますね』

アーメリアが現れて、覗きながら言う

『アーメリア様、ありがとうございます』

マルスが笑顔で言う

『読み解くのも大変ですね』

フローネが苦笑いしている

『これって報告必要ですか?』

メトリシアが呟く

『報告ですか? 懐かしいですね』

フローネが笑い始める

『ミドルに任せました』

マルスが笑顔で言う

『懐かしいですね・・・もうどのくらい溜まりましたか?』

『え? 解りませんけど』

マルスが苦笑いする

『あ!! 魔法研究院が無いので、報告しても無駄でした!!』

メトリシアが大声で言う

『報告は無しと言うことで!』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠だからです!!』

メトリシアが笑いながら言うと、みんな笑っている


『アニーは?』

『食堂でハルドとアーセルの為に料理してます。』

ミリアが笑顔で言う

『何かいるものが無いか聞きに行くかな?』

マルスが笑顔で言う

『あ!! 魔法学院の卒業生探しに行きましょう』

メトリシアが思い出して言う

『卒業生?』

リリシャが疑問に呟き、フローネが苦笑いする

『魔導船の回復担当を育てないと、怪我したら大変だからね! アーメルドに迷惑かけたくないから』

マルスが真剣に言う

『弟子にしないで下さいね』

フローネが苦笑いする

『カミラとソリナの弟子にするつもりです』

『そうですね・・・あの2人も1人前の実力が有りますね』

フローネが微笑みながら言う


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