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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
14章 平和な日々
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アーメルドへ

マルス達は、ベアーズ号に乗り込み、アーメルドに向けて出発する事にする

『ルキア、報告は受けたが、無茶はしないようにして欲しい・・・護衛を用意出来なくてすまない』

領主が申し訳なさそうに言う

『リーネがいるので、大丈夫です』

ルキアが微笑みながら言う

『リーネさん?』

『ルキア師匠の弟子になりました。』

リーネが微笑みながら言う

『同じクラスで、仲良くしていたので、親友です』

ルキアが微笑みながら言う

『弟子!! まだ学生なのにか?』

『はい! 何か悪いのですか?』

ルキアが不思議そうに言う

『資金無いのに、どうやって養っている?』

領主が心配そうに言う

『え? あれ?』

ルキアが苦笑いしている

『クレスタ御姉様が、学費と生活費は出してくれています。』

リーネが微笑みながら言う

『クレスタ御姉様?』

ヘリオスが苦笑いして聞く

『リベリアの英雄達の1人です。エミール先輩の妹弟子に当たります。』

メトリシアが微笑みながら言う

『そんな凄い人の、関係者が弟子なのか?』

『あれ? マルス様の弟子でも有るの?』

ルキアが苦笑いしている

『ルキア師匠の弟子です! マルス様は、大先生です!!』

リーネが真剣に言う

『複雑だが、アーメルド伯爵家に嫁いだら、弟子も連れていくのか?』

『はい! そのつもりです!!』

ルキアが笑顔で言う

『もし良ければ・・・ヘリオスに嫁がないか? 貧乏貴族が嫌で無ければ』

領主が真剣に言うと、母親が真剣にリーネを見ている

『え!! 自由にしたいです!! 貴族が面倒なので、追放して貰ったのに』

リーネが慌てて言うと、ヘリオスが苦笑いしている

『少し考えて欲しい・・・アーメルド伯爵家に迷惑にならないようにしないと・・・』

領主が真剣に言う

『勘違いしてませんか? リーネの事は、アルクオドールも知っています。 アーメルドに来てくれる事を望んでいます。 宮廷魔術師長を断る程の実力者が、勧誘もしないで、来てくれるのですから!!』

マルスが笑顔で言う

『え? 宮廷魔術師長を断った!! そそそそんな実力者なのか!!』

領主が慌てて大声をあげる

『御父様、既に宮廷魔術師に並ぶ実力者でした・・・魔法学院の大賢者研究会を調べれば、どのぐらいの実力者か解ると、聞きました』

ヘリオスが真剣に言う

『大賢者研究会・・・あの大賢者研究院!! 学生の領分を越えた、天才研究会!!』

領主が思い出して、大声をあげる

『天才はマルス様です! 研究会はマルス様の弟子や教え子です。』

ルキアが笑顔で言う

『え? もしかして・・・ルキアも研究会にいるのか?』

領主が苦笑いして言う

『はい! マルス様にいれて貰いました』

ルキアが微笑みながら言う

『え? もしかして・・・相当な実力を?』

『半人前です!』

ルキアが笑顔で言う

『魔法学院2年生の全員が目指す、実力です。1年生からは、講師以上の先生と思われています。講師もルキアさん相手に講義も出来ません! 講師が教えて欲しいと言うぐらいですね』

ハルドが真剣に言う

『御父様、回復魔法も攻撃魔法も、私など足元に及ばない実力です! どんな回復魔法師より凄い実力が有ります。宮廷魔術師を越える攻撃魔法も使っていました』

ヘリオスが真剣に言うと、母親が驚いている

『どうして、そんなに凄く』

『御兄様のお陰です! クレスタ師とエビリア師の知り合いだったから、リリシャ様とマルス様に紹介してくれたからです』

ルキアが笑顔で言う

『あ!! そうです! ルキアがリベリアに訪ねてくれたから、仲良くなりました』

メトリシアが笑顔で言うと、みんなルキアを見ている

『あのルキアが、こんなに立派になって、本当に良かった! アーメルド伯爵家に迷惑かけなくて済みそうだ』

領主が呟く

『ルキア、アルクオドール様を支えるのですよ』

母親が真剣に言う

『はい! お母様』

ルキアが笑顔で言うと、ベアーズ号に乗り込み、アーメルドに向けて出発する。


アーメルドの町が見えてくると、所々で煙が上がっている

『遅かった? みんな無事かな?』

マルスが呟くと、みんな真剣に双眼鏡を覗いている

『人はいます・・・キマイラの死体も6体います!』

エレーヌが数えながら言う

『撃退出来たの? 誰がキマイラを倒したの?』

メトリシアが真剣に言うと、みんな考えながら双眼鏡を覗いている

『アル、無事でいてね』

ルキアが涙目で手を合わせている


門に近付く

『英雄様! 造船所ですか?』

門番が真剣に聞く

『アルクオドール様に用事が有ります』

ヒストリアが真剣に大声で言う

『畏まりました! 領主の館に向かってください』

門番が笑顔で言うと、使いが馬に乗り走っていく。ベアーズ号はゆっくり進み、兵士の合図で着陸する

『英雄殿! 今日はどのような御用件ですか?』

アルクオドールが笑顔で出迎えてくれる

『キマイラの襲撃、大丈夫でした?』

マルスが真剣に聞く

『兵士では太刀打ち出来ませんでしたが、ゼオンさんが指揮の元、海兵が次々と倒してくれました! 感謝してます』

アルクオドールが笑顔で言う

『あ!! マルス師匠!ゼオンさんと海兵達がいました!! 忘れていました』

メトリシアが大声をあげる

『ゼオンとレスリアなら、戦えるね! 怪我人は?』

『結構出ていますが、今ポーションと回復魔法師達が手当をしています』

『アル!! 手伝います! 案内してください』

ルキアが真剣に言う

『ルキア・・・案内させる! ルキアも無理しないようにね』

アルクオドールが考えてから、少し心配そうに言う

『1人でも多くの人を救います』

ルキアが笑顔で言うと、兵士の案内でルキアとリーネとハルドとアーセルとエリカが、歩いていく


『アルクオドール様、ベアーズ号の中で話せるかな?』

マルスが真剣に言う

『解りました。襲われた理由が解っているのですか?』

アルクオドールが真剣に聞くと、ベアーズ号に乗り込み、男の所に行き、男から全て聞き出す


『マルス様、まさか・・・リベリアの英雄を襲うなんて、愚かです。魔導船襲うなら、もっと戦力を連れてくるべきです』

アルクオドールが真剣に言う

『海兵達を忘れていたから、急いで来たけど、撃退出来ていて良かった!』

『実は、兵士達が逃げ出して、住民達も逃げ惑い、本当に危機でした。その時、ゼオンさん達が一斉に襲いかかり、あっという間に一匹を倒してから、次々と倒してくれました! あんなに強いなんて、思ってなかったです』

アルクオドールが笑顔で言う

『キリシアが暇潰しに鍛えているからね・・・あれ?ケニスとヒストリアの暇潰しでも有るのかな?』

マルスがヒストリアを見る

『はい! 沢山訓練しました! 英雄騎士隊と同じぐらいの実力だと思います!』

ヒストリアが笑顔で言う

『騎士団長と一騎討ちさせないと!!』

メトリシアが笑顔で言う

『御父様逃げ出します! カミラさんにも負けたと聞きました』

ヒストリアが真剣に言うと、みんな笑い出す

『英雄様の護衛をなめすぎですね』

アルクオドールが笑い始める

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