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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
14章 平和な日々
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魔物狩り

山に入り、マルス達は、サーチを使いながら進み、魔物を探し始める

『マルス師匠、向こうに大きな反応が有ります』

ミリアが真剣に言う

『結構大物かな?』

マルスが笑顔で言うと、歩き始める。ルキアのお兄さんは、不思議そうについてくる

『いました!! ベアです!! 少し小さいですけど』

ミリアが残念そうに言う

『ハルドどうする? 狩る?』

マルスがハルドを見ながら言う

『大物の前に、狩って見たいです』

ハルドが真剣に言うと、アーセルが真剣にベアを見ている

『任せたよ』

マルスが微笑みながら言い、ハルドとアーセルが、近付き

『・・・・アクアアロー!』

ハルドが魔法を放つと、ベアの頭に当たる

『グギャーーーーーーー!』

ベアが痛みに叫び、ハルドを見る

『・・・・アクアアロー!』

アーセルが、ベアの首に魔法を撃ち込み貫通して、ベアが苦しそうに暴れ始め、ベアの血が飛び散り、ベアは痙攣しながら動かなくなる

『ハルド、最初の一撃で仕留められなかったから、ちょっと暴れすぎだね』

『はい、次は確実に仕留められるように、気を付けます』

ハルドが真剣に言うと、ルキアのお兄さんが青ざめている

(え? あんな威力でアクアアロー? 嘘だろ? ベアを2発で仕留めても、注意されるのか?)


鳥を見付け

『・・・・アクアアロー』

ルキアが魔法を放ち、鳥は慌てて飛び立ち、逃げていく

『あ!! 逃げられた・・・・結構難しいです』

ルキアが悔しそうに言う

『鳥は動きが早いからね』

マルスが微笑みながら言う


ルキアとハルドとアーセルは、鳥を撃ち落とそうと、次々と魔法を使っている

『当たらない!! 広範囲魔法にしたら、食べれなくなりそうだし・・・』

ルキアが呟く

『魔法で狩りをするのは、難しい!』

ハルドが呟く

『魔法の速度をあげれない・・・』

アーセルが考え込んでいる

『鳥は難しいね』

マルスが微笑みながら言う

『マルス師匠、どうしましょうか?』

メトリシアが真剣に聞く

『美味しそうなのに・・・食べたいな・・・』

ミリアが鳥を見ながら言う

『マルス師匠、どうやって捕らえましょうか?』

エミールが楽しそうに言う

『捕まえる気凄いね! それなら、捕まえようかな?』

マルスが微笑みながら言う

『パンシー』

魔法を使うと、鳥は、地面に落ちてビクビクしている。マルスは近付いて足を縛って持ってくる

『え? 嘘・・・簡単に』

みんな唖然と見ていると、ルキアのお兄さんは、目を見開き固まっている

『パンシー・・・ズルいですね・・・マルス師匠相手に、魔物が近付いたら終わりです。』

エミールが苦笑いして言う

『狩りすぎないように、気を付けようね』

『捕まえるよ!!』

メトリシアが笑顔で言うと、次々と鳥を捕まえ始める


『えーと、生捕りは良いが、どうやって持ち帰るのか?』

ルキアのお兄さんが真剣に聞く

『え? 考えてませんでした!! マルス様どうしましょうか?』

ルキアが慌てて言う

『仕方ないから、馬車まで持っていくよ』

マルスが微笑みながら言うと、ベアを浮かせて持っていくと、エミールとミリアが鳥を浮かせて持っていく

『は? 浮いている・・・凄い』

ルキアのお兄さんが唖然と見ている

『御兄様!! 早く!置いていきますよ!!』

ルキアが大声で呼ぶと、慌てて走ってくる

『あ!! イターー!!』

ルキアのお兄さんは、足を取られて豪快に転び、膝と手から血を流している

『御兄様! 大丈夫ですか? 足元気を付けてください!!』

『ルキア、すまない・・・』

ルキアのお兄さんは苦笑いしながら言う

『・・・・ヒール』

ルキアが魔法を使い、傷を癒していく

『本当に回復魔法まで・・・凄い』

ルキアのお兄さんは、唖然としながら、ルキアを見ている

『お兄様、大丈夫ですか? ボーとしていたら、また転びますよ』

『ルキア本当に回復魔法まで使えるのだな・・・攻撃魔法も回復魔法も使えるなんて、1人前の魔法使いになって、凄く嬉しいぞ』

ルキアのお兄さんが、真剣に言う

『私なんて、半人前です!! エミール先輩のような実力者が1人前です!!』

『は? ははは半人前!! どう見ても1人前だ!! 宮廷魔術師なんかより凄い魔法使いだ!!』

『今の宮廷魔術師が、実力無いだけです!! 数年後には、全員入れ替わっています』

『は? 全員入れ替わる? どうしてだ?』

『実力が無いからです!! 来年から、次々と宮廷魔術師に人が入ります!!』

『何故?何故そんな事が言える?どうしてだ?』

ルキアのお兄さんが、真剣にルキアを見ている

『クラス全員が、宮廷魔術師になるからですよ』

マルスが笑顔で言う

『大賢者研究会を研究する会ですね! 全員が接近戦以外全部授業免除になっていますね』

アーセルが微笑みながら言う

『え? なんだ?その研究会は?』

ルキアのお兄さんがアーセルを見て聞く

『大賢者研究会は、ここにいるメンバーです。内緒にしてくださいね! マルス師匠が、今の魔法の基礎が間違っている事の証明代わりに教えているメンバーだと思ってください』

メトリシアが微笑みながら言う

『え? もしかして、相当な実力者が沢山いるのか?』

『普通の魔法使いです。 魔法練習場の壁に穴を空けるぐらいの、実力しか無いです。』

ルキアが笑顔で言う

『ルキア、実力の基準がおかしくないか? あの練習場の壁を壊す、魔法が有るなんてあり得ない!!』

『メトリシア様は、入学試験で、魔法練習場を破壊しました! クラスのみんな、第2練習場の壁に穴を空けて、しばらく練習場、使用禁止にされてしまいましたよ!』

ルキアが笑顔で言うと、ハルドが笑い始める

『は? 冗談だよな? 冗談だよね? 冗談だと言って欲しい』

ルキアのお兄さんが青ざめながら、ルキアに言う

『ゆっくりしていたら、日が暮れるよ』

マルスが言うと、馬車の方に歩いていく


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