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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
14章 平和な日々
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エリカとケーレスとレーゼン

夜ご飯後、ケーレスとレーゼンを呼ぶ

『マルス様、何か用ですか?』

ケーレスとレーゼンが真剣に聞く

『ケーレス、レーゼン、今後だけど、2人はどうしたい?』

マルスが真剣に聞くと、エミールとメトリシアとミリアとケニスが真剣に2人を見る

『今後ですか? もしかして、首ですか?』

ケーレスが少し慌てて聞く

『2人共成人して、剣の実力も普通の剣士や冒険者より有る。今後1人で生きていく事も可能だから、ケーレスとレーゼンは、どうしたいか聞きたいのだけど』

マルスが真剣に言うと、ケーレスとレーゼンは、顔を見合わせてから、考え込んでいる


『マルス様、今と変わらず、マルス様の為に屋敷を守ります。孤児院で育って、今がどれだけ幸運か実感しています』

ケーレスが真剣に言う

『マルス様の為に剣を捧げます。有名になるより、マルス様の為に生きたいと思います』

レーゼンが真剣に言う

『ありがとう。もう1つ選択肢を与えるね。自分の弟子に成る気は有るかな? 秘密を守れるならね?』

マルスが真剣に聞く

『え!! 本当ですか!! マルス師匠お願いします』

ケーレスとレーゼンが嬉しそうに言う

『明日、迷宮にエリカ連れて鍛練に行くから、一緒に来るように、良いかな?』

『はい! マルス師匠!!』

ケーレスとレーゼンが元気に返事をする

『用意してある防具を明日から使いなさい』

ケニスが微笑みながら言うと、ケーレスとレーゼンが真剣に頷き、部屋に帰っていく


『カジェリアに用は何ですの?』

アリシアとカジェリアがやってくる

『アリシア様、明日からエリカの鍛練を始めます。カジェリアさんも闘気を部分的に使えるので、そろそろ鍛えようと思うのですが、昼間迷宮に連れて行きたいと思います。』

マルスが真剣に言う

『良いですの! カジェリアが羨ましいですわ』

アリシアが笑顔で言う

『騎士団長を滅多打ちにします!! ヘルトお兄様の望み通りにします』

メトリシアが笑いながら言う

『楽しみですの!! 泣かせますわ』

アリシアが笑いながら言う

『よろしいのですか?迷宮に入ったら、護衛の任務が・・・』

カジェリアが心配そうに言う

『カミラとソリナに代わりを勤めさせます。』

『良いですわ!! カミラとソリナがいてくれれば、誰も文句は言えませんの!!』

アリシアが笑顔で言う

『あ!! 元護衛役がいました。それに・・・この屋敷なら英雄騎士隊がいます』

カジェリアが真剣に言う

『賊が来てくれたら、相手してあげますわ』

アリシアが笑顔で言う

『お仕置きです!!』

メトリシアが笑いながら言うと、みんな笑い出す


翌朝、準備をして、マルスはエミールとエリカとケーレスとレーゼンとカジェリアを連れて、冒険者ギルドに向かう

『オイゲルはいますか?』

マルスが職員に聞く

『はい、奥にどうぞ』

職員が応接室に案内すると、オイゲルがやってくる

『マルス殿、何か用ですか? 冒険者登録ですか?』

オイゲルが全員を見てから聞く

『ケーレスとレーゼンの登録と、カジェリアは騎士ですが、鍛える為に迷宮に入る許可をほしいです』

マルスが笑顔で言う

『すぐに用意します。とうとうケーレス君とレーゼン君も1人前ですね』

オイゲルが笑顔で言うと、職員に用紙を持ってきて貰い、みんな真剣に書き込み始める

『少し嬉しいですね。毎日一生懸命、鍛練してましたから』

エミールが微笑みながら言う

『良いことです。マルス殿が鍛えるなら、1人立ちしても、優秀な冒険者になります』

オイゲルが笑顔で言う

『マルス師匠が過保護ですから、心配ですけど』

『過保護?』

『冒険者としての経験が得られません。依頼も受けませんから』

『そうですね。マルス殿が、依頼を受けた事、ほとんど有りません』

『あれ? 有ったっけ?』

マルスが考えながら聞く

『え? あ!! 緊急依頼忘れていました』

オイゲルが苦笑いする

『緊急依頼?なんだっけ?』

『え! 忘れましたか? 北の隣国の緊急依頼です。』

『あれ? あれって受けたっけ?』

『え? ・・・あ!!受けられてません。相談したままでした。』

オイゲルが苦笑いする

『マルス師匠・・・1度も依頼を受けてないですよね?』

エミールが苦笑いして言う

『やることが多いからね』

マルスが笑顔で言う

『普通の依頼受けて貰っても、マルス殿なら余裕過ぎます。冒険者が育ちません』

オイゲルが苦笑いして言う


ケーレスとレーゼンとカジェリアは、ギルドカードを受けとる

『これがギルドカード・・・』

ケーレスとレーゼンが、嬉しそうにギルドカードを見ている

『マルス様が一緒なら、無理はしないと思いますが、気を付けてくださいね』

オイゲルが微笑みながら言うと、マルス達は、迷宮に向かう


最短距離で7層に向かい、クリケトと遭遇する。ケーレスとレーゼンが接近して、クリケトに剣を突き刺し黒い霧になって消える

『ケーレス、レーゼン、余裕があっても、真剣に1匹ずつ確実に倒して進むよ』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠、魔石は拾って袋に入れておけば良いですか?』

エリカが魔石を拾い笑顔で聞く

『エリカ、頼みましたよ』

エミールが微笑みながら言うと、エリカが袋に拾い袋に入れる。


ケーレスとレーゼンとカジェリアがクリケトを見付次第倒して進み、8層に向かう事にする

『小部屋ごとに焼き払って、倒し損なったら、みんなで倒すよ』

マルスが笑顔で言う

『はい!マルス師匠、頑張ります』

エリカが笑顔で言うと、魔法の準備を始める

『・・・・・ファイヤーストーム』

炎が次々とクリケトを飲み込み、焼き尽くしていく

『エリカ、もうちょっと、魔力を込めて良いよ』

マルスが笑顔で言うと、みんなで魔石を拾い、次の小部屋に向かう


大部屋に到着する

『マルス師匠、ここは私がやります』

エミールが微笑みながら言う

『ファイヤーストーム』

大部屋の中に炎が広がると、クリケトを全て焼き払う

『凄い・・・これがエミール様の魔法・・・』

エリカが真剣に呟く

『凄すぎる・・・桁が違いすぎる』

ケーレスとレーゼンが呟く

『魔石を拾ったら、休憩するよ』

マルスが笑顔で言うと、魔石を拾い集め闘気と魔力制御を確認する


休憩後、10層に向かい、小部屋ごとに焼き払う

『カジェリア、限界かな? そろそろ帰るよ』

マルスが笑顔で言うと、迷宮の出口に向かう


『始めての迷宮、どうだったかな?』

『マルス師匠、恐怖は無かったです。マルス師匠とエミール様がいるので安心してました』

ケーレスが真剣に言う

『それは良かった。しばらく交代で鍛えるからね』

マルスが笑顔で言う

『はい、マルス師匠』

エリカが嬉しそうに言う

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