迷宮鍛練とヒストリア
翌日、マルスは、エレーヌとヒストリアとカミラとソリナとシーリスとオルガーとイースとオリスを連れて迷宮に向かう
17層に最短距離で向かい、タイガーに遭遇する。オルガーとオリスとイースが連携しながら、タイガーを殲滅して進む
『マルス師匠、タイガーぐらいなら、早さに付いていけます』
オルガーが笑顔で言う
『無理はしないで、連携して戦うようにね』
『はい、マルス師匠、オルガーが飛び出さないように、援護します』
オリスが微笑みながら言うと、イースが微笑んでいる
『多数相手だと、不利になるから気を付けるように』
マルスが微笑みながら言うと、全員の闘気と魔力制御を確認してから、18層に向かう
『カミラ、ソリナ、シーリス、エレーヌで小部屋ごとに焼き尽くして進むよ』
マルスが笑顔で言うと、みんな微笑みながら頷き、小部屋ごとに魔法を放ちタイガーを焼き尽くして進む
『マルス師匠、大きなタイガーはいません』
ヒストリアが大部屋を見て言う
『みんな頼んだよ』
マルスがエレーヌ達を見て言う
『・・・・ファイヤーストーム!!!』
『デスファイヤーストーム』
大部屋に炎の柱が4本出来ると、動きながらタイガーを焼き払い始める
『バリアフィールド』
マルスがバリアを張り炎が消えるのを待つ
黒い霧が晴れ、動く者がいないか確認してから、全員で魔石を拾い集める
『イースとソリナとシーリスは限界だから休憩ね』
マルスは闘気と魔力制御を確認して言う
『残念です』
イースが残念そうに言う
『オルガーとオリスも限界に近いから、休憩ね』
マルスが真剣に言う
19層に向かい、階段の近くで結界を張って待って貰う
『ヒストリアは全力で、アースタートルを両断してね。エレーヌとカミラは援護』
マルスが真剣に言うと、ヒストリアは、闘気をまとい、遭遇したアースタートルに剣を振る。ヒストリアの斬った場所から黒い煙をあげながら、ヒストリアに体当たりに来ると、ヒストリアはかわして剣を構える
『ファイヤーボール』
『・・・・ファイヤーボール』
エレーヌとカミラの魔法が当たり動きを止めると、ヒストリアが剣に闘気を伝わらせて闘気の刃を作り、振り抜いて頭を斬ると、黒い霧になって消えていく
『危なかった』
ヒストリアが苦笑いする
『アースタートルは硬いから、手加減したら、勝てないよ』
マルスが真剣に言う
『はい!マルス師匠!! 全力で戦います』
ヒストリアが真剣に答えると、剣に闘気の刃を作りながら、アースタートルに接近して、四肢を斬り飛ばして黒い霧に変えていく
『はぁはぁはぁ』
ヒストリアが肩で息をし始める
『ヒストリア、全力で戦うの疲れたよね。後はエレーヌ、全力の魔法で吹き飛ばすように!』
『はい、マルス師匠すいません』
ヒストリアが苦笑いして言う
エレーヌが倒しながら19層を一周する
『カミラは限界だね。戻って待っていてね』
マルスが微笑みながら言うと結界の所に戻る
『あ!!マルス師匠、お帰りなさい』
オルガーが笑顔で言うと結界を解く
『カミラも限界だから、一緒に待っていてね』
マルスが微笑みながら言うと、ヒストリアとエレーヌを連れて20層に向かい、マルスが小部屋ごとに焼き払いながら進み、大部屋まで来る
『ファイヤーテンペスト』
マルスが魔法を放ち、アースタートルを焼き尽くす
『やっぱりマルス師匠、凄すぎます』
ヒストリアが真剣に言う
『ヒストリアも凄いよ。闘気に全く乱れが無いからね』
『え? それでも体力切れになりました』
ヒストリアが残念そうに言う
『どうしてだろう・・・あ!!ヒストリア、いつものように闘気を練ってみてね』
マルスが真剣に言うと、ヒストリアの闘気の流れを、手足までじっくり見る
(え! マルス師匠近いです)
『そう言うことか・・・だから先に闘気が無くなったのか』
マルスが呟く
『マルス師匠、悪い所でも?』
ヒストリアが不安そうに言う
『悪くないよ。努力し過ぎて、闘気量が足りなくなっているだけ!』
マルスが笑顔で言う
『え?闘気が足りない?』
『少し危険だけど、21層まで足を伸ばすかな?』
マルスが笑顔で言う
『マルス師匠、拾い忘れています』
エレーヌが苦笑いして言う
『あ!! ごめん』
マルスが苦笑いして言うと、魔石と鉱石を拾い集める
『エレーヌも余裕が有るから、大きなワームを倒しに行くよ』
マルスが笑顔で言うと、21層に向かい大きなワームを倒して回り、エレーヌの限界になるのを確認して、みんなの所に戻る
『あ!マルス師匠、お帰りなさい』
シーリスが元気に言うと、みんな出迎えてくれる
『少し休憩したら帰るよ』
マルスが笑顔で言い、結界を張って休憩を始める。ヒストリアは座るとすぐに闘気を練り始める
やっぱりヒストリアは、真面目で努力家だな・・・マルスはヒストリアを見ながら考えている
迷宮を出て、屋敷に帰る
『マルス様、お帰りなさい』
ケーレスとレーゼンが笑顔で言う
『ケーレス、レーゼン、何か有ったかな?』
『デストラ様が来ましたが、もう帰りました』
ケーレスが笑顔で言う
『デストラ、訓練に来たのか・・・英雄騎士隊がいるのに来るのか』
マルスが呟く
『訓練つけてほしかったです』
ヒストリアが真剣に言う
『デストラじゃあ、もう相手にならないから、訓練場の英雄騎士隊を相手してね』
マルスが笑顔で言う
『はい!マルス師匠、毎日訓練の相手して貰っています。』
ヒストリアが笑顔でマルスを見て言う
屋敷に入ると、ヒストリアとオルガーとイースとオリスは着替えて、訓練場に向かう




