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ルメイルの決意

訓練所での訓練が終わり、ギルドにギルドカードを受取に行く

『キリシア殿、ちょっと話があります』

ルメイルが呼び止める

『キリシア殿、お願いがあります。私を弟子にしてください!!!』

地面に頭を付き、お願いをする

『え?なんで?』

『キリシア殿の実力とその実行能力、私みたいな未熟者は迷惑かもしれませんが、どうかお願いします』

『ルメイルは警備隊隊員、私は冒険者だから無理』

『警備隊辞めます。自分も冒険者になります!!』

『周りの隊員に迷惑だから・・・』

『ルメイルの決心は固いよ。決めたら突き進むタイプだからな!』

隊長が言い

『羨ましいが、こいつを鍛えて貰えると助かる』

『え?なんで?』

『若いが、将来騎士団に推薦するつもりだった。しかし、騎士団よりキリシア殿に鍛えて貰った方が早く成長しそうだからな』

隊長は笑う


『但し、条件がある。絶対無理をしない事と、指示はちゃんと聞くこと』

『わかりました。師匠』

『闘気は少しは使える様になった?』

『はい、このぐらいまでは出来るようになりました』

『闘気を練るのは毎日やっている?』

『もちろんです』

『やってみて』

ルメイルは闘気を練り始める

『手に集めてみて』

『次は足に』

『もう少し闘気が多くなれば肉体強化出来るかな?』

『なかなかそこまで増えなかったので、行き詰まっていました』

『明日は迷宮に行くよ』

『わかりました』

『エミールも行きますよ』

『師匠!ありがとうございます』

『ルメイルは、宿屋に今日、移動するのか?』

『はい!そのつもりです隊長』

『そうか、精進しろよ』

ギルドに寄って

『ヘザーネ』

『キリシアさん、リリシャさん、マルス君、エミールさん、こんばんは』

『ギルドカード受け取りにきたよ』

『こちらがギルドカードです』

ギルドカードを受け取り

『ルメイルの冒険者登録をお願いします』

ルメイルとヘザーネは話し始め、ルメイルは書類にサインして完了する

『こちらがギルドカードです』

ルメイルはギルドカードを受け取り

ルメイルと別れ、フローネの所にエミールを送ってから、宿屋に帰る

『全力で制御して、明日に備えよう』

『そうですね』

それぞれ明日に備える


翌日、準備をして迷宮に向かう

行き先は9層に最短距離で進み

『ルメイル、最初は一人で片付けて見せて』

キリシアは言い、ルメイルは頷く

クリケトと遭遇し、ルメイルは突撃して戦う。かわしながら、なんとか倒した

『その程度かー』

そして、次に遭遇したクリケト3匹をキリシアが瞬殺する

『キリシア様は強い』

『戦う時に、闘気を剣に伝えて戦って見せて』

マルスが言うとルメイルは頷く

次のクリケトをルメイルが倒す

『頑張れ』

キリシアが言う

次々と倒しながら進む

『闘気の乱れや体が重くなったりしてない?』

『エミールは大丈夫?』

エミールは魔力制御して確認する

『大丈夫です。師匠、マルス師匠』

『10層で一気に魔法でやる?』

『そうだね』

キリシアが同意する

10層で小部屋に魔法を撃ち込みながら倒して回る

『ルメイル、闘気どう?乱れてない?』

『大丈夫です』

『ダメだ。ウソ付いたらね』

マルスの言葉にルメイルは目を背ける

『本当に?』

『すいません。少し闘気が乱れています』

『撤退しましょう』

迷宮を出てギルドに向かう

『この魔石を買い取り依頼して来て。ルメイル』

『わかりました』

『こっちの魔石はエミールの練習用ね』

『はい!師匠』

ルメイルは買取りして貰って戻ってくる

『買い取り金です。122個で金貨2枚、銀貨4枚、銅貨40枚です』

『ルメイルの当面の宿屋代金にしなさい』

『こんな大金、よろしいのですか?』

『その分、後で役に立てば良いのよ』

『ありがとうございます』

『明日はフローネ先生の所に行きましょう』


『フローネ先生、いますか?』

『おはようございます。師匠』

『エミール、おはよう』

『フローネ先生、おはようございます』

『ルメイルです。よろしくお願いします』

『キリシアの弟子になった警備隊の人ね』

『今日はエミールの付与の練習をしたいと思っています』

『ルメイルは闘気を練って制御ね』


エミールは魔法を発動して、付与魔法で小魔石に練習で魔方陣を書き込む

『ここがちょっとずれている』

『難しいです』

『魔力を制御して細く書いてね』

何回か失敗しながら練習を続けていく

『エミール、魔方陣をイメージして書き込みしている?』

『はい、しています。マルス師匠』

『平面に想像していない?』

『はい。そうですが・・・』

『立体にみて想像してみて』

『どうすれば?』

『魔方陣を横や斜めに見てみて』

『あ!ボコボコです』

『こっちは?』

『揃っています』

『これと同じようにやってみて』

『はい!頑張ります』

エミール

集中して付与魔法をする『これでどうですか?』

『今度は良いかも』

『大丈夫そうですね』

『魔力で発動してみて』

『はい!』

魔力を発動すると、光り輝く

『おめでとうエミール、成功よ』

『ありがとうございます』

同じ要領で練習をしていく

『休憩時に魔力制御もするといいね。魔法が使えなくならないように』

『あっ!はい』

ルメイルはキリシアが一緒に闘気を練り続けている

『もっと武器に闘気を集めて』

『はい』

淡く輝く剣を見ていて

『付与魔法の剣一本作る?』

『何付与する』

『構造強化で良いと思う』

マルスとリリシャが話している

奥にある剣を持ってきて、魔力の通りと闘気の通りを確認し始める

『剣の方は大丈夫そうだよ』

『刻印入れる?』

付与する時に名前を入れるようにギレリムに言われていた事を思い出す[リベリアのギレリム作リリシャ付与の魔剣]と刻印を入れる

『ちょっと付与魔法をするから見ていて』

『師匠、わかりました』

リリシャは魔方陣を発動して魔方陣の中に剣を置くと、付与魔法で魔方陣を書き込み、終わる

『上手く出来たかな?』

魔力を込めて付与魔法を発動すると、剣は輝きだす

『完成だね』

夕方になり

『ルメイル、これを預けて置きます。失くさない様に気を付ける事』

マルスは剣を渡し注意する

『これは?魔剣ですか?』

『そうだよ』

剣を持ち、闘気を通して感覚を確認する

『凄い魔剣です・・・・こんな魔剣、預かって良いのですか?』

『その為にリリシャが付与したのだから』

『大切に使います』


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