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6話 初めての魔法

リベリアの町に向けて歩きだし、夕方に隣町で商団に合流した


キリシアとリリシャは商人に2人が亡くなったことを伝えて、自分の紹介を済ませてから天幕に一緒に入った。


キリシアは、亡くなった2人と幼馴染みで一緒に村を出て冒険者になった。


リリシャは、クライドルト王国、クライドルト魔法学院卒業後迷宮探索の為にリベリアにきていた時、キリシア達に誘われてゴブリン討伐を受けた。


馬車で移動中リリシャから教わり、魔法の基礎、魔力制御の練習を始めていた。

魔法は魔力を制御し、魔法詠唱で発動するので、まずは基礎の魔力制御からという流れであった


前世の記憶の霞がかった奥にうっすら見えた魔法とは別物であったことに驚きながら魔力制御していたが、記憶を頼りに右手に魔力を集めて掌の上で魔力の玉を作り、リリシャが使っていた魔法を思い浮かべていた時、魔法は発動してしまった。火の玉は空に飛んでいき弾け飛んだ。


『え?』

リリシャは驚きの余り目を丸くしながらこっちを見て固まっていた

『なぜ?魔法詠唱聞こえなかったけど・・・』

『魔法詠唱していないけど・・・魔法使えた』

リリシャは返事を聞いて、また言葉を漏らす

『嘘詠唱無しで魔法が発動出来るはずは無い・・・』

もう一度魔力を制御して右手に魔力玉を作り、火の玉を思い出してもう一度同じことをやってみた

『詠唱していない、何故無詠唱で魔法ができるの?何故?何故?・・・』

目の前で起きたことを受け入れられない状態でフリーズしたリリシャは、もう言葉も発する事もできず呆然とただ見つめていた。


『失われた無詠唱魔法を何故使えるの?』

『魔力を集めて火の玉をイメージしたらできただけ?』

答えを聞いてリリシャも真似てみたが、魔力の玉は出なかった。

『マルスの魔力は異常に高い』

リリシャは驚きながら結論を呟く

『だから魔法が使えた。もしかしたら高名な魔法使いになれるかも』

『もう一度魔法を。魔力の流れを見たいから・・・』

リリシャの言葉を聞いてもう一度右手に魔力集めて火の玉をイメージした

魔力の玉は火の玉に変わり飛んでいった

『体全体の魔力が右手に・・・うっすらと魔方陣が見えた・・・あり得ない魔力が魔方陣を形成して発動している・・・あり得ないこんな事が出来るなんて・・・』

魔力の流れを見て信じられない事が起きたと、もう何も言わずただ呆然としている


『マルスもう魔法使えるようになったんだ、凄い』

馬車が停まりキリシアがこっちにきていた

『リリシャさんは教えるのも上手いね』

キリシアの言葉にやっと意識が戻るリリシャ

『え?』

『私は何も教えてない・・・私は無詠唱魔法使えないから・・・この国で無詠唱魔法使える人いないから誰も教えられない』

『大層な魔法なの?』

『古代魔法だから』

『こっこっ・・古代魔法?』

リリシャの発言にキリシアも空いた口を閉じずフリーズした

『大丈夫?』

2人に声をかけるとやっと意識を戻す

『古代魔法って何?』

リリシャはやっと説明を始めた

『古代魔法は今使える人はいない魔法で、失われた魔法と呼ばれている。文献にはあるけど無詠唱で魔法を使える、伝説の魔道王の時代の魔法で現在の魔法の元になった魔法です。』

『だから私には何も教えられない・・・逆に教えてほしい・・・使えないかもしれないけど頑張るから教えて!!!』

『偶然できたから教えられるかはわからない・・・』

答えにリリシャは真剣な目で

『それでも良いから・・・お願いします』

『冒険者しながら一緒に覚えよう?』

『そうだね・・・迷宮に潜りながら一緒に切磋琢磨すれば良いよね』

リリシャの言葉にキリシアも同意する


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― 新着の感想 ―
[一言] 『冒険者しながら一緒に覚えよう?』『そうだね・・・迷宮に潜りながら一緒に切磋琢磨すれば良いよね』リリシャの言葉にキリシアも同意する 今まで、迷宮の話なんて出ていないのに、どうして急に迷宮の…
[良い点] 序章のみ読ませていただきました!!非常にわかりやすくて読みやすくて 主人公の成長が期待できそうですし、私はこのような魔法小説は大好きです。Theファンタジー系小説だと思います! [一言] …
[気になる点] 「」と『』の違い 地の文や会話文の最後に。をつける時とつけない時がある 何故か皆カタコトっぽい [一言] せっかくのストーリーが頭に入ってこないので、勿体ないと思いました
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