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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
14章 平和な日々
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ソリナとカミラ

翌朝、魔法学院に向かうと、ソリナとカミラもついてくる

『マルス様おはようございます』

生徒達が立ち上がり挨拶をする

『みんなおはよう』

『マルス様、何故今日は、ソリナさんとカミラさんがいるのですか?』

ルキアが真剣に聞く

『暇潰しだね』

マルスが笑顔で言う

『講師に追撃です』

メトリシアが笑いながら言う

『何か企んでいるのですね』

ルキアが笑い始めると、リーネが微笑んでいる

『マルス、何かするのか?』

レズオスが教室に入ると、カミラとソリナを見て苦笑いする

『暇潰しだね』

マルスが笑いながら言う

『カミラなら、近接戦闘の練習か?』

レズオスが笑顔で聞く

『内緒だよ。後で一緒に来てね』

マルスが笑いながら言う


魔法薬作成の講義を始め、偉そうに怒鳴っている講師を見てから、実習室に入る

『なんだ!! 講義中だ!!』

講師が怒鳴る

『間違いを説明してないか、監査です』

メトリシアが微笑みながら言う

『は? ふざけるな!!』

『ここで、ポーションを作成してくださいね』

メトリシアが無視して言う

『は? 何故だ!!』

『ポーションも作れないのですか? 手本を生徒に見せてあげてくださいね! 間違いだらけのやり方で、頑張ってください。御父様にも許可は取ってあります。したくなければ、後で御父様からなんて言われるか考えてから、決めても良いですよ』

メトリシアが微笑みながら言うと、生徒達が講師を見る

『え! ・・・・やれば良いのだな!!』

講師があわてて言うと、生徒達が見ている


講師がポーションを魔導書を見ながら作り始めると、ソリナが別の席で、ポーション作成の準備を始めて、作り始める


『出来ました。メトリシア様』

ソリナが微笑みながら、ポーションを冷やし始めると、生徒達が真剣にソリナを見ている

『あれ? 講師はまだですか? 遅すぎます』

メトリシアが微笑みながら言う

『何でだ!!』

講師が青ざめて叫ぶ

『偉そうにしているのですから、早く完成させてくださいね』

メトリシアが笑顔で言うと、レズオスとリーベルが覗いて、苦笑いしている

『まだ出来ないのですか? 能無し講師』

アリシアが笑いながら言う

『まだ時間も有るから、カミラも作っちゃう? 講師が遅すぎるからね』

マルスが笑顔で言うと、カミラが笑顔で作成の準備をして、作成を始める


カミラが作成を始めると、生徒達は真剣に見ている

(凄い・・・魔力がオーラの様に見える・・・講師の魔力と違いすぎる・・・この人何者なんだろう?)


カミラが冷却を始めると、生徒達が真剣にカミラの動作を食い入る様に見ている

『あれ? 講師はなにしているのですか? まだ完成しないのですか? カミラさんも終わりましたよ』

メトリシアが微笑みながら言う

『偉そうに講義しているのですから、早くしなさいですわ!! 何しているのですわ!!』

アリシアが笑顔で言う

『何でだ!!なにが!! カミラ教えろ!!』

講師が慌てて怒鳴る

『あなたは講師、私は卒業生ですから、教える義理はないです』

カミラが微笑みながら言う

『なんだと!! ソリナ教えろ』

『自分で考えなさい!! 教える義理無いです。間違いだらけの講義などしているからです』

ソリナが微笑みながら言う

『どこが間違っているんだ!! 教えろ』

講師が手を止めて怒鳴る

『偉そうに言うのですね、偉そうに講義をしているのですから、しっかり勉強し直して、出直してきてください』

カミラが笑顔で言う

『なんだと!! 貴様!!』

『講師なら、自分で悪い所を修正してくださいね』

ソリナが微笑みながら言う

『ななななんだ!! 在学中教えただろ!!』

『全部、間違っていました!! 基礎が全く出来てないです!! 基礎を勉強して、出直してください。そんな事も解らないのですか? あなたは何年講師をしていたのですか? 嘘しか教えてなかったのですか?』

ソリナが真剣に言うと、生徒達が睨み始める

『このーーー!!』

講師が熱していた、ポーションの鍋を、カミラ目掛けて投げつける

『・・・・シールド』

カミラが魔法を使い、シールドを張り、鍋はシールドに当たり、床に落ちる

『材料が勿体無いですわ!』

アリシアが微笑みながら言う

『うそ・・・あんな魔法知らない』

生徒達がカミラを見て呆然としている

『人に鍋を投げて良いのですね』

メトリシアが睨みながら言う

『え! あ!! ここここここれは!! つい!』

講師が慌てて叫び、メトリシアを見ている

『講師、見てましたが・・・鍋は投げつけたらダメですね』

リーベルが苦笑いして言うと、レズオスとエミールとエレーヌが見ている

『こいつらが、間違いだらけと言うから!!』

講師が慌てて言い訳を始める

『まず、魔力の使い方が間違ってます。材料の入れ方も間違っています。分量も間違ってます。基本が全く出来てないのに、応用の作り方などするから解らないのですね』

リーベルが講師の魔導書を見ながら指摘を始める

『え? そそそそんな!! そんなこと無い!!』

講師が叫び青ざめている

『これでは、成功するのは難しいですね・・・だから卒業生のレベルが低いのですね。基礎と基本を勉強し直してください。ソリナさんやカミラさんクラスぐらいでないと、意味が有りません。』

リーベルが睨みながら言う

『うそだーーーー!! そんな!! どうして魔導書が間違っているんだ!! 何故だ!!』

講師が叫び始める

『基礎が書いてない、応用しか書いてない物を読んでいるからですね。生徒達が可哀想ですね』

リーベルがため息をする

『うわーーーーー!!』

講師が崩れ落ちで泣き始める。生徒達は苦笑いしながら見ている

『能無し講師、出直してくださいね。本当の基礎を教えて貰ったら、3年間が馬鹿な事だと思いましたよ! あんなに怒鳴られながら頑張ったのが愚かだと思いました。』

ソリナが微笑みながら言う

『本当に、こんなクズ講師が、偉そうに講義をしていたなんて、あり得ないですね』

カミラが微笑みながら言う

『うそだ・・・・・』

講師が放心状態になると、生徒達が苦笑いしている

(完全にトドメを刺した・・・基礎とはなんだろう)


マルス達は教室に帰る

『面白かったですわ』

アリシアが笑いながら言う

『スッキリしました!!』

ソリナが笑いながら言う

『次はどの講師にしましょうか?』

カミラが笑いながら言う

『卒業生の仕返しですね』

リーベルが苦笑いして言う

『事実だから仕方ないですよね』

マルスが笑いながら言う

『あの魔導書、始めて見ましたが、本当に基本が書いてなかったですね・・・あんなのを教えていたなんて・・・生徒が可哀想に思いました』

リーベルが苦笑いして言う

『あれ? リーベル様が、それを言っちゃーダメですよね?』

マルスが笑いながら言う

『あれはあり得ないです! ポーション作りを馬鹿にしてます!』

リーベルが真剣に言う

『あれでは、魔法使いが育たないのは、仕方ない』

レズオスが苦笑いして言う

『頑張って、講師を教育してね』

『無理だ! 何を言っても聞かない』

レズオスが真剣に言う

『じゃあソリナとカミラに潰して貰いましょう』

アリシアが笑いながら言うと、誰を標的にするか、相談を始める



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