日常
大賢者研究会研究室に向かう
『マルス様、お久しぶりです』
ハルドとアーセルが笑顔で言う
『書き写し、順調かな?』
『はい! 本当に勉強になっています』
ハルドが笑顔で言う
『解らない所は、聞いてね』
マルスが笑顔で言うと、ハルドとアーセルが真剣に疑問点を聞いてくると、マルスが丁寧に教え始める
『やっぱりマルス様の教え方は凄いです。』
ハルドが笑顔で言う
『この研究室の素晴らしさ、実感してます。何をするにも、すぐに実行出来ます。お腹空いたら、食堂で御飯食べれます。頼んでおいたら、サンドイッチも作り置きしてくれるので、嬉しいです』
アーセルが笑顔で言う
『あ!マルス師匠、先程リーベル様に呼び出されて、攻撃魔法と回復魔法と魔法薬の授業免除になりました』
エリカが笑顔でくる
『え! 免除か・・・エリカ、魔法学院通いづらくしちゃったかな?』
マルスが真剣に言う
『マルス師匠!実力を隠す必要もないので、どんどん勉強します。』
エリカが笑顔で言う
『マルス師匠、エリカも手加減抜きで教えて良いと思います』
メトリシアが笑顔で言う
『私が沢山教えます』
ミリアが笑顔で言う
『もう良いか・・・親も手出し出来ないからね』
マルスが笑顔で言う
『はい! よろしくお願いします』
エリカが嬉しそうに笑顔で言う
『エリカも良い笑顔するようになったね』
マルスが呟く
『え? そうですか?』
『孤児院にいた時、目が死んでいたからね』
『あ!! そうでした!』
メトリシアが笑顔で言う
『えーと、そうでした。マルス師匠の役にたてる様に頑張ります。マルス師匠は命の恩人です』
エリカが満面の笑顔で言う
『なんだか羨ましいですね』
ルキアが呟く
『マルス師匠の直弟子だから仕方ないですけど』
リーネがマルスを見ながら言う
『リーネもエミール先輩やクレスタ様に教えて貰っていましたよね?』
ルキアが真剣に言う
『え? 少し基礎を教えて貰いました』
リーネが苦笑いする
『ルキアお姉さんも沢山教えてください』
エリカが笑顔で言う
『お姉さん・・・なんだか良いですね』
ルキアが笑顔で言うと、リーネがホッとしている
屋敷に帰る
『マルス様、お帰りなさい』
ソリナが笑顔で言う
『ソリナさん、ただいま』
『マルス様、道具屋が来ています』
『解りました。応接室かな?』
マルスが呟き、屋敷に入っていき、応接室に入る
『マルス様、お久しぶりです』
道具屋が立ち上がり言う
『待たせちゃったかな?』
『魔法学院に行かれていると解っていましたので、帰る時間を狙って来ました。実は、ポーション作成をお願いしたいのですが』
『材料集めてきてください』
マルスが笑顔で言う
『馬車に乗せてきてあります』
道具屋は言うと、馬車に向かう。みんな集まる
『ポーションですね! すぐに作りますね』
エミールが笑顔で言う
『エミール先輩、手伝います』
ミリアが笑顔で言う
『エミール先輩、待ってください!手伝います』
メトリシアが笑顔で材料を持って、エミールを追い掛けると、道具屋が後ろ姿を見ている
『すぐに始めるみたいですね』
マルスが笑顔で言う
『助かります。無謀な冒険者が増えたので、ポーションが沢山消費されます』
道具屋が真剣にマルスを見て言う
『冒険者ギルドは注意しているの?』
『冒険者なので、注意しても聞きません』
道具屋が真剣に言う
『ポーション、沢山買ってくれるなら、稼ぎ時ですね』
マルスが笑顔で言う
『その通りです。マルス様が出掛けていましたので、在庫が無くなりそうになっていました』
道具屋が苦笑いする
『他の魔法使いは?』
『他の魔法使いは、作っていますが、質が悪いので、マルス様達のポーションを上級ポーションとして、少し高めに設定してますが、それでもすぐに売れます』
道具屋が笑顔で言う
『多めに作り置きが必要かな?』
『いくらでも引き取ります。万能薬やハイポーション等も、いくらでも引き取ります』
道具屋が笑顔で言う
『暇な時に作るように伝えておきます』
マルスが笑顔で言う
『完成した頃に受け取りに来ます』
道具屋が笑顔で言うと、帰っていく
屋敷に入ると、クレシアとヘルトが待っている
『マルス殿、メトリシアは?』
『ポーションを作り始めましたが、用事ですか?』
『レトリアル・クレトリア王国の件ですが、ヘルトを問い詰めたら、海軍隊長に公爵家に喧嘩売られるのを前提に指示を出して、出撃させてました。それ以前に魔導兵器も確認済みだったようです。』
クレシアが微笑みながら言う
『キリシアが怒っていたから、気をつけてね』
マルスが笑顔で言う
『やっぱり・・・』
ヘルトが苦笑いする
『本当に私まで詳細を教えず、英雄様を騙したなんて、許したくないですね』
クレシアが微笑みながら言う
『クレシアさんには、全部話して貰わないと困りますよね』
『そうですね!王妃様と国王陛下にも話しておきます。』
クレシアが微笑みながら言うと、ヘルトが苦笑いしている
『マルス様が作られた船ですが、本当に貸して貰えるのですか?』
『あー、あれね。忘れていました』
マルスが笑顔で言う
『使った海兵に確認しますが、価値はどのぐらいでしょうか?』
『任せます。暇潰しで作りましたから』
『本当に暇潰しで作られたのですか?』
『リリシャとモデリングの練習していて、形を作り始めたら、面白くなって、完成しちゃいました』
マルスが笑いながら言う
『次からは、材料を造船所に常に置いておきますね、暇潰しに作ってください』
クレシアが笑いながら言う
『解りました。暇だったら作りますね』
『マルス様、アルクオドール様からの手紙で、交易の利益が莫大で一度相談したいとのことでした』
クレシアが苦笑いして言う
『クレシア様に任せます。魔導船2隻放置していて、迷惑かけてますから、好きにしてください』
『魔導船を見に来る観光客で賑わっていると、アルクオドール様が言ってました。結構儲かっている様です』
クレシアが笑いながら言う
『そうなのですか? それなら良かった』
『イカダも、追加が欲しいぐらいだそうです』
クレシアが笑顔で言う
『そうなのですか?』
『真似して作りましたが、すぐにバラバラになったり、沈んでしまったそうです』
クレシアが笑顔で言う
『アーメルドばかり、魔導具が沢山・・・良いのか?』
ヘルトが真剣に言う
『アルクオドールだから良いよね?』
『ルキアさんが嫁いだら、管理もやり易いですね。アルクオドールも伯爵家もリベリア英雄様に感謝してますから、問題無いと思いますよ』
クレシアが微笑んでいる
『他の貴族から、文句が出そうだな』
『ヘルト、ガベラス王国討伐に、海軍出させたのは誰ですか? 今回も海軍出しましたよね? 英雄殿と個人的に付き合いの有る貴族はどこですか?』
クレシアが笑顔で言う
『それは・・・リリシャ殿関係とリベリアと北の領主とアーメルドです・・・』
ヘルトが苦笑いする
『アーメルドに文句は言えないですね。英雄殿に会うには、リベリアとアーメルドと王家から、話を通して貰わないと、会えません』
クレシアが微笑みながら言う
『その通りです・・・アルクオドールと仲が良いから良いのか・・・シルトバスも大変な人を敵に回したな』
『シルトバス? 何ですか?』
『ヘルト良いのかな? それを言って! みんな怒るよ』
マルスが睨みながら言う
『聞かなかったことにしてください!!』
ヘルトが慌て出す
『ヘルト、隠し事ですか?』
クレシアが微笑みながら睨む
『これは、リリシャ殿とキリシア殿に殺される』
『私に話せないのですか?』
クレシアが微笑みながら睨む
『マルス殿、どうにかしてくれ!』
ヘルトが青ざめてマルスを見る
『口に出したから、悪い! 王妃様とアーメルド伯爵家が秘密にしているのに! 騎士団長にも秘密の、みんなの秘密を口走る方が悪いよね』
『え! そそそそそれは!! 気を付けます』
ヘルトが青ざめて言う
『どんな隠し事かしら?』
『え! 言えません! こここ国家機密です!!』
ヘルトがマルスを見て言う
『マルス様、教えてください! 気になります』
クレシアが真剣に見る
『どうして、そんなに気になるのですか?』
『数年前。急にシルトバス家に死人が増えました。理由が解りませんが、何か有ったのですね?』
『リリシャを怒らせたからかな?』
マルスが笑顔で言う
『そう言う事ですね。喧嘩売られて、潰したと言うことで納得出来ます。原因は・・・そう言う事ですね』
クレシアが微笑みながら言う
『想像に任せますが、他言無用ですよ』
『はい、式をあげた後、ヘルトを問い詰めます』
クレシアが微笑みながら言うと、マルスが笑い始める
『え? そそそそれは・・・英雄殿の許可が無いと無理です!!』
ヘルトが慌てて叫ぶと、クレシアが面白そうに笑い出す