表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
13章 レトリアル・クレトリア王国とウルシナ公国
585/1407

神殿と魔物

マルスは、魔力溜まりに向かい、エミールとエレーヌもマルスの後を追う

『マルス師匠、どうですか?』

エミールが真剣に聞くと、マルスは、魔力視を使いながら、魔力の流れを観察している

『エミール、エレーヌは周囲を警戒して! シリウスこれはどう言う事? これを解除すると、魔力が大量に建物に流れるけど! 大丈夫なのかな?』

マルスが真剣に聞く

『我が主・・・ここは来たことが無いが・・・天空の城は風の魔力で動いているが、この神殿は何の為の神殿か解らない・・・もし神族の罠なら大変な事になる』

『神族の罠?』

『我が主・・・運命は酷だ! まさか全部の封印を解く前に、この様な事態に巻き込まれるとは』

シリウスが考え始める

『巻き込まれる? 何?』

『我が主・・・既に神族が動いている可能性が有る、早く記憶を取り戻して欲しい・・・結界に揺らめきが発生している可能性が有る!!』

『まだ言えないだね! あの建物を調べないと解らないけど、え!! キリシア!!』

マルスがキリシアを見ると、すぐに剣に手を掛ける


キリシアは、周囲の魔物を次々と斬りながら進み、気配を感じ取り、上を見ると、大きな鎌見たいな腕をした魔物が飛び降りてくる

『何あれ!! マンティス!!』

キリシアが声をあげると、後ろに飛び退く。マンティスは、地面に降り立ち、キリシア目掛けて突進してくる。キリシアは、腕の鎌をかわしながら、槍で突き、応戦をしている

『え? キャーー!』

マンティスは、キリシアの槍をかわして、闘気をまといキリシアに一撃を放つ、キリシアは咄嗟に槍で防ぐが、威力に後ろに吹き飛ばされ、壁に背中を打ち付ける

『うぉぉぉぉーー』

マンティスがキリシア目掛けて突進すると、ルメイルが雄叫びをあげて、マンティスに斬りかかる。マンティスは、ルメイルの剣を受け止め、腹を凪払う。ルメイルは後ろに飛び退き、鎌目掛けて剣を振る。

『ファイヤーアロー』

リリシャ達が魔法を放ち、マンティスに命中すると、マンティスに当たった炎が急速に消える

『魔法が効かない!! そんな!!』

リリシャが慌てた風に叫ぶ。マンティスは、ルメイルを高速で凪払い、ルメイルは咄嗟に剣で受け、力負けして、鎧に当たりながら壁までふきとばされる。そして、マンティスはルメイル目掛けて突進して、ルメイルに鎌が迫ると、急に後ろに飛び退く。マルスの蹴りを掠める

『シリウスあれは何?』

『我が主、マンティスだが、闘気をまとっている』

『隠しているのは良いけど、倒して良いだよね!』

『肯定する。あれは人の敵だ』

シリウスが叫ぶ


マンティスがマルス目掛けて、鎌を振ると、マルスはかわして剣を鎌に打ち付ける

『硬い!! この!!』

マルスは叫びながら、次々と剣で応戦をしていると、マルスの腕輪や鎧が光始めている

『我が主、気を付けよ! 魔法を使っている』

『シリウス解っている!! 精神攻撃と状態異常攻撃なんて面倒!!』

マルスが笑いながら、攻撃速度をあげていく。マンティスは、飛び退き距離を取ろうとするが、マルスはすぐに鋭い一撃を放ち、マンティスは鎌で防ぐ

『威力が足りない!! 硬すぎる!! 闘気面倒!! もう手加減抜き!!』

マルスが叫び、嬉しそうに剣を振っていると、マンティスの頭に剣が当たり、マンティスが後ろに吹き飛ぶ


マンティスは、マルス目掛けて突進する。マルスは鎌をかわしながら、足に渾身の一撃を放ち、マンティスがよろめきバランスを崩す

『斬れなかった!』

マルスが呟く。マンティスは、両腕の鎌を高速で振り、マルスはかわし続けると、マルスが高速で移動してマンティスの腕の付け根に剣が突き刺さる

『これでも斬れない!! どうしたら!!』

マルスが苦笑いしながら飛び退くと、マルスの居た場所に鎌が突き刺さり、次の瞬間鎌を振り、風の刃がマルス目掛けて飛んでくる

『危ない・・・魔法を鎌で放った? あ!!』

マルスが笑顔になると、魔力を剣に伝わらせて、光輝く刃を作り出し、マンティス目掛けて振り抜くと、マンティスは鎌で受け止めるが、光の刃がマンティスに直撃する

『面白い!!』

マルスが笑顔で叫ぶと、次々と光の刃をマンティスに当てていく

『魔法の刃じゃ、効かないのね! 次はこれだ!!』

マルスが笑顔で叫ぶと、剣を振り下ろし、マンティスは鎌で受け止めるが、光輝く刃がマンティスに深々と突き刺さり、マルスは笑顔で、次々とマンティスに斬りつけ、最後は両腕の鎌を斬り飛ばして、頭を斬り飛ばす


『我が主・・・まさか、魔法剣を見ただけで、会得するとは・・・天才にも程があるぞ』

シリウスが驚きながら言う

『え? 何あれ! 再生している?』

マルスが、マンティスを見ると切り口から、再生が始まっている

『やはり・・・神々の使い魔か・・・核を破壊しないと止まらないぞ!』

シリウスが叫ぶ

『どこに有るか解らない!! もう面倒! バラバラにしてやる!』

マルスが言い、剣で次々と斬り、再生する方に斬り始める

『あの黒い結晶だ!!』

シリウスが叫ぶと、マルスは剣を振り下ろし、結晶を砕くと、マンティスは水分が蒸発するように、干からびながら姿を変え、粉になり消える



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ