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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
13章 レトリアル・クレトリア王国とウルシナ公国
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メーレシア

港に到着すると、メーレシアに頼んで、ドラゴンフィッシュを城に運んで貰い、解体して貰う

『これだけのドラゴンフィッシュ、初めてみました。』

メーレシアが驚きながら言う

『メーレシア様、ウンディーネ号を襲った愚かな魔物です。大量に集まっていたので、一網打尽です。』

メトリシアが微笑みながら言うと、メーレシアが驚きながらメトリシアを見ている

『ドラゴンフィッシュは、鱗も防具として売れます。対価なのですが・・・相当な金額になります。一括で支払う能力が、我が国には有りません』

『対価なんて、売れてからで大丈夫です!!』

『本当ですか!! ウルシナ公国を代表して、必ず売り切って見せます』

メーレシアが嬉しそうに言うと、メトリシアが微笑んでいる


『あ!! マルス様!!』

メーレシアがマルスを見付けると、笑顔で呼ぶ

『メーレシア様、食料になりましたか?』

『はい!マルス様! これだけの獲物、嬉しいです! 鱗も必ず売り切って、対価を支払います。ウルシナ公国を代表して感謝申し上げます』

メーレシアが笑顔で言うと、メトリシアが苦笑いしながらメーレシアを見ている

(もしかして、メーレシア様まで!! どうしよう)

『対価より、国の復興を最優先してください!』

マルスが笑顔で言うと、周囲を見る

『え! よろしいのですか? マルス様・・・やっぱり凄い英雄様です! 尊敬申し上げます』

メーレシアが真剣にマルスを見詰めている


『マルス! 美味しいよ!!』

キリシアが、串肉を食べながらやってくる

『キリシアが気に入ったなら、沢山食べるかな?』

『また見付けたら、捕まえるよ』

キリシアが笑いながら言うと、串肉をマルスに差し出す。マルスが1口食べると、メーレシアとメトリシアが驚いて、見詰めている

『肉質も鳥に似ているね! 色んな料理に使えるね! メトリシアも食べる?』

マルスが笑顔で聞く

『え!はい!!マルス師匠』

メトリシアが嬉しそうに言う

『キリシア、もう一本有る?』

マルスが笑顔で言うと、残りの肉を食べる

『メトリシア、はい』

キリシアが差し出す

『え! キリシア師匠、ありがとうございます』

メトリシアが肉を見ながら言うと、食べ始める

(マルス師匠の肉が食べたかった)

『メトリシア、どうだった?』

『美味しいです。マルス師匠』

『今日は、ドラゴンフィッシュ料理かな?』

『はい!マルス師匠!!アニーがきっと作ってくれます』

メトリシアが笑顔になり言う

『メトリシアも、氷漬けから取り出す手伝いするよ』

キリシアが笑顔で言うと、メトリシアを連れていく


『マルス様、私は、人質として、クライドルト王国に行きます。王都に滞在中、お会い出来ますか?』

メーレシアが真剣に聞く

『人質? 可哀想だな・・・必要ないのに』

『人質と言うのは・・・本当は、亡命です。この国は、現在、国家存亡の危機です。血筋を残す為の、手立てになります。クライドルト王国に、行くのは本当は、楽しみです!』

メーレシアが笑顔で言う

『そうなの・・・貴族は面倒だな』

マルスが苦笑いしている

『そうですか? 貴族の義務は血筋を残すことです。メトリシア様も含め、王族は皆、血筋を残す為に結婚します。若しくは、国の為に外交の道具になります。それが王家に生まれた者の覚悟です』

メーレシアが真剣に言う

『そうだけど、メトリシアもアリシア様も自由にしているよ』

『アリシア様? どなたですか?』

『第一王女のアリシア様です。』

『え? 第一王女様も自由に? 嫁ぎ先など決まってないのですか?』

メーレシアが驚いている

『許嫁は、いなくなったと聞いたけど』

『それは・・・年齢的に、そんなに変わらないですよね?』

『メトリシアの3つ上だよ』

マルスが笑顔で言う

『え! それだと20歳!! クライドルト王国なら、隣国諸国が知れば、すぐに縁談が進むと思います!! 本当なら御兄様に話します!!』

メーレシアが驚きながら言う

『御兄様に?』

『はい! 御兄様も許嫁が、伯爵家でした。今回の混乱でどうなるか解らない状況です! クライドルト王国と国交が出来るなら、すぐに申し入れすると思います!!』

『アリシア様だからな・・・メトリシア次第かな?』

マルスが苦笑いする

『問題が有る方なのですか?』

メーレシアが真剣に聞く

『今の生活に満足しているだけでなく、魔道具が無いと生活できないかもね』

マルスが笑いながら言う

『魔道具ですか? あ!! 魔導船の魔道具、凄かったです』

メーレシアが思い出して大声をあげる

『ランプと風呂の魔道具が必修と言われそう』

マルスが考えながら言うと、笑い出す

『風呂の魔道具・・・あ!! あの風呂ですか!! 気持ち良かったです!! 私も欲しいです』

メーレシアが思い出して笑顔になる

『クライドルト王国に来て、アリシアに会ったら、解るよ』

『はい!マルス様』

メーレシアが嬉しそうに言う

(アリシア様、どの様な方でしょう? お会いするのが楽しみです)


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