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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
13章 レトリアル・クレトリア王国とウルシナ公国
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ウルシナ公国

日が暮れ始めると、キリシアが笑顔で門に戻ってくる

『キリシア師匠、お帰りなさい! 兵士に蟹の鋏を焼いて貰っています』

ルメイルが笑顔で言うと、良い匂いが漂っている

『ルメイル!早く食べたい!!』

キリシアが笑顔で言うと、壁を蹴り壁の上に着地する

『キリシア師匠、倒しすぎて料理しきれないと思います』

ルメイルが魔物の死体で埋め尽くされた外を見る

『楽しかったよ!』

キリシアが見て笑い出すと、兵士達が青ざめてキリシアを見ている

『キリシア! 倒しすぎです!明日の分が無くなりましたよ』

リリシャがシルフィード号の上から微笑みながら言う

『リリシャも的だからって、倒しすぎ!!』

キリシアが笑いながら言う

『的だからです! 途中から氷にして、明日の食料にしていたでしょ』

『あ!! それで氷漬けに!!』

キリシアが苦笑いする

『キリシア師匠、あのデカブツの鋏料理しましょう! 一本斬ってきてください』

アニーが微笑みながら言う

『任せて!!斬ってくる』

キリシアが笑顔で言うと、飛び降りて鋏の付け根を斬り落とす


『公太子様・・・魔物を退けたと報告が・・・』

騎士が苦笑いしながら言う

『見ていたが、夢を見ていたような』

『どこの援軍か知りませんが・・・どのようなお礼をしたら』

『お父様、お母様、民を逃がすのを、手伝ってもらえる様に話してきます』

青年が真剣に言う

『逃がす? 逃がすより、倒してもらえる様に頼んだ方が早いような』

公太子が苦笑いして言う

『え? あ!!そうです・・・1日耐えただけでも凄いです』

青年が真剣に言うと、シルフィード号を見る


『マルス師匠、何しているのですか?』

エミールは、マルスが炎で蟹を包んでいるのを見付けて聞く

『焼けるか確かめているよ』

マルスが笑顔で言う

『美味しそうな匂いがします』

エレーヌが微笑みながら言う

『倒し過ぎましたが、美味しかったら、残念な事に』

ケニスが周囲を見て言う

『半分以上エミール達が砕いていたから、食べれないね』

マルスが苦笑いする

『え! あ!! 調子乗りすぎました』

エミールが苦笑いすると、英雄騎士隊員が苦笑いしている


焼けた蟹の甲羅を下にして、甲羅を外して、食べ始める

『美味しい!!』

エリカが笑顔で食べ始める

『マルス師匠、火加減良いです』

エミールが笑顔で言う

『魔法料理、素晴らしいです』

ケニスが笑顔で言う

『みんなで食べ尽くそう』

マルスが笑顔で食べ始めると、英雄騎士隊員も食べ始める


大きな魔物をゴーレムが持ち上げて、集まっていた兵士に説明してから、王城に向かう

『マルス、食料ですか』

降下してきた、リリシャが笑顔で聞く

『ウンディーネ号にも運ばないとね』

『あ!後で届けます』

リリシャが笑顔で言う

『マルス、楽しかったよ』

キリシアが笑顔で言うと、兵士達が大きな鋏を運んで来ている

『今晩のメイン?』

マルスが笑顔で聞く

『食べるよ』

キリシアが笑顔で言うと、シルフィード号が着陸して、メーレシアとルシエラが降りてくる

『案内します』

メーレシアが真剣に言うと王城の門に歩いていくと、兵士達が驚いている


王城に入ると、部屋に向かい中に入る

『お父様!お母様!!』

メーレシアが涙目で叫ぶ

『え!メーレシア!何故ここに!』

公太子が驚き叫ぶと、公太子妃が涙目でメーレシアを見ている

『説明すると長くなりますので、クライドルト王国のリベリアの英雄様が助けに来てくれました! クライドルト海軍も向かっています』

メーレシアが笑顔で言う

『え!! クライドルト王国!! 何故! 国交も無いのに』

『礼服の生地を買いに寄りました』

メトリシアが笑顔で言う

『え? 礼服の生地を?』

公太子が驚いてメーレシアを見る

『紹介します。メトリシア・クライドルト第2王女様です。友好国レトリアル・クレトリア王国に来訪してましたが、事情を知り、助けに来てくれました』

メーレシアが真剣に言う

『え! メトリシア第2王女様! 何故?手助けに』

公太子が真剣に聞く

『先ほども言いましたが、礼服の生地を買いに来ただけです。魔物なんて、ついでです。魔力の通る、白い生地がほしいです』

メトリシアが微笑みながら言う

『は? えーと、どうしたら?』

公太子が苦笑いしている

『クライドルト王国、外交担当ですが、リベリアの英雄の事を秘密にしてください。レトリアル・クレトリア王国に来訪ついでに公爵家潰して来るぐらいなので、怒らせないでください』

外交担当が苦笑いして言う

『は? ついでに公爵を潰してきた!!』

公太子が大声をあげると、青年と公太子妃が驚いて呆然としている

『お父様本当です。それに魔物が美味しそうだから、狩りに寄るって言っていました』

メーレシアが真剣に言う

『面倒な話しは、外交担当さんに任せます』

メトリシアが笑顔で言うと、公太子が苦笑いしている


アニーが鋏を解体して焼き始めると、美味しそうな匂いが立ち込め、みんなで食べ始める

『もう一本取ってくる』

キリシアが笑顔で言うと、出ていく

『気に入りましたね。明日も殲滅です』

リリシャが微笑みながら言う

『魔物の発生地点が、問題かな?』

マルスが真剣に言う

『東の島が発生地点だと言ってました』

リリシャが真剣に言うと、説明を始める

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