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ボム狩りと階層主

翌日は16層まで最短距離で移動する

『小部屋のボムは凍らせますね。フリーズストーム!』

ボムを全部凍らせてから、キリシアとマルスでボムを倒していく。マルスは闘気を剣に伝えて一気に斬り裂く

『あ!真っ二つに出来た』

『凄いどうしたら出来るの』

キリシアが聞く

『闘気を剣に伝えて、刃をイメージして切ったら斬れた』

キリシアも真似をするとボムに穴が空く

『出来た』

そうして今度は闘気の刃を槍の先にさらに大きくして横に振り払うと真っ二つになる

『中心に黒い石があるね、これを壊すと』

ボムは黒い煙を出しながら消えていく。そして結晶が残る

『黒いのが核なんだね』

キリシアが言うとリリシャが同意する

マルスは魔力視を使い、次々とボムを斬り裂くと、次々と黒い煙を出してボムは結晶と鉱石を残す

『マルスまたずるした?』

『魔力視を使えば核の場所がわかるから楽勝だね』

『マルスの真似は出来ない』

キリシアが言う


次の部屋では、マルスが魔力視と闘気の剣で次々と瞬殺して終わる

『とうとう凍結無しで倒しきるなんて・・・』

リリシャが呟く

次の部屋はリリシャが凍結した後、キリシアが次々と切り刻みながら倒していく

『真ん中から真っ二つにすれば一撃で倒せる』

キリシアが倒す速度がどんどん速くなっていく

大部屋以外、全部倒す

『やはり、闘気を使い続けると体力消耗が大きい』

『少し休憩してから大部屋行った方が良い』

マルスが言うと、キリシアが休憩を提案する

『そうですね。無理する必要は無いですからね』

リリシャも同意する


『闘気、大分回復した』

キリシアが言う

『そろそろ向かいますか?』

『そうだね』

リリシャが言うとキリシアが返事をする


大部屋に着いて中を見ると大きなボムとボムが沢山いる

『魔力視で見ると大きなボムにも核が有りそう』

『凍らせたら、マルスはボムを全滅させて。大きなボムを切り刻むから』

リリシャとマルスは頷く

『スノーブリザード!!!』

大部屋全体をマルスとリリシャの魔法で凍らせる。そしてマルスはボムの蹂躙を始め、キリシアは大きなボムを次々と槍で突く

マルスはボムを魔力視を使いながら確実に倒していく、キリシアは集中攻撃で少しずつ穴を掘り始めるが、大きなボムは動き始め、少しずつ赤く変わっていく。リリシャが凍らせようとするが効き目が無い。大きなボムは石をキリシアに向けて発射し始め、キリシアは槍で弾きながら大きなボムに攻撃を続ける

マルスはボムにフリーズストームをかけて凍らせて、大きなボムに魔力を込めたフリーズアローを放つ。巨大な氷の塊が大きなボムに当たり、亀裂が入ると、キリシアは亀裂に闘気を込めた一撃を与え、亀裂を大きくしていく。マルスは闘気を込めた一撃を、大きくなった亀裂に打ち込み、ボムを割る。そしてキリシアが中心に向かって槍を突き刺すと、大きなボムは大きく振動しながら崩れはじめる。マルスが魔力視で見ながら、核にトドメの一撃を打ち込み、黒い霧を出しながら大きなボムは消えていく。そして結晶と鉱石を残す

『終わった?』

『残りのボムを倒しちゃいましょう』

リリシャが言うと、キリシアもボムを倒し始める

暫くしてボムも殲滅完了し、魔石と鉱石を拾い始める

『大きなボム、階層主で良いのかな?』

『間違いないですね』

キリシアが言うとリリシャが答える

『今日は、少し体が重くなってきた』

『私も重い』

マルスが言うと、キリシアもリリシャも体が重い状態になっていた

『帰ろう』


迷宮を出てギルドに向かう

『ヘザーネ、ただいま』

『キリシアさん、リリシャさん、マルス君、お帰りなさい』

『魔石の買い取り、お願いね。少しは依頼に回して良いから』

置かれた袋から魔石を出しながら見ていく

『16層ですね。確か依頼書は・・・』

ヘザーネは掲示板から依頼書を二枚持ってくる

『この二枚の依頼書があります。両方とも20個ずつですが、こちらに回して良いですか?ギルドで代行納品は1つに付き、銀貨2枚です』

『いいですよ』

魔石の数を数え大きい魔石を見て

『え?・・・・』

『ヘザーネ、大丈夫?』

ヘザーネは我にかえり

『すいません、この魔石は?』

『大きなボムが現れたから倒した』

『大きなボムですか?階層主ですか?』

『多分そうですよ』

『後、この鉱石もそのボムから残ったやつ』

キリシアが鉱石を出すと職員に耳打ちをする、職員は奥に行く

『16層の魔石が254個です。20個ずつ2つの依頼分にします。残りの214個を買い取ります。1個銀貨5枚ですので、金貨107枚になりますが、手数料が銀貨4枚ですので、金貨106枚と銀貨6枚になります』

ヘザーネが言うと、奥からバイルがやってくる

『階層主を倒したと聞きましたが、本当ですか?』

『大きなボムが現れたから倒した』

キリシアの回答に魔石と鉱石を見て

『この魔石は今までに見たことの無い大きさです。間違い無さそうですね・・・この魔石を国王に献上しませんか?』

『国王に献上?』

『この魔石ですと、ここ数十年いえ百年で最大ですので国宝になります。是非お願いします』

バイルの言葉にキリシアはリリシャとマルスを見る

『国王に献上だと、直接行かないとダメ?』

『それは大丈夫です。私が代わりに行きます』

『面倒が無ければ良いですよ』

キリシアが言うとバイルが頷く

『あなた達は、栄誉はいらないようですね』

『冒険者続けるのに必要ないですから』

『この鉱石は?』

『それも大きなボムから出たよ』

『これも献上した方が良いですね』

『それ1つじゃ武器出来ないからいいよ』

『では献上しますね』

『長話しても何ですので、このぐらいで失礼します。階層主討伐の証を追加しておきます』

バイルはそう言うと、魔石と鉱石を持って奥に戻っていく

『ギルドカードを預かります』

『ヘザーネ、これね』

『鉱石も持っていますか?』

『あるよー、何か作ろうと思っているけど』

ヘザーネは掲示板から4枚の依頼書を持ってくる

『こちらの依頼もあるのですが・・・』

『いいよ』

『全部で40個になるのです』

鉱石を41個出して渡す

『確認しました。鉱石1個買い取りになりますので、金貨1枚になります。手数料が銀貨8枚ですので、銀貨2枚です』

ヘザーネは銀貨を渡して笑顔になる

『無理言ってすいません』

『ヘザーネ、また明日ね』



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