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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
13章 レトリアル・クレトリア王国とウルシナ公国
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ウルシナ公国へ

2日後ウンディーネ号は、ウルシナ公国に出発する事にする

『伯母様、本当に伯爵家をついでに潰さなくて良いのですか?』

メトリシアが笑顔で言うと、みんな笑っている

『もう降伏しました。再建を進めます』

サメリアが笑顔で言う

『メトリシア御姉様、また会える日を楽しみにしています』

ルメリアが笑顔で言うと、メトリシアが優しく抱き締めて頭を撫でる

『ヘルトの結婚式には参加すると、お父様に伝えてください』

『はい、伯母様! 来ていただけたら、驚くと思います』

『これ以上、驚く事は無いでしょう。1番驚いたのは、メトリシアが元気になって、リベリアの英雄と一緒にいる事です』

サメリアが真剣に言うと、みんな笑い出す

『マルス師匠の弟子ですから!』

メトリシアが笑顔で言うと、ウンディーネ号に乗り出発する

『お母様、メトリシア御姉様は凄い魔法使いでした』

ルメリアが笑顔で言う

『リベリアの英雄の事を永代に伝えるのですよ! 本物の英雄ですが、欲が無いので、本当に信用できます』

『はい! お母様。いつかマルス様の様に慕われ、賢くなりたいです』

セレメトが笑顔で言う

『沢山書物を呼んで勉強しましょうね』

サメリアが微笑みながら言う

『はい! お母様!!』

セレメトが笑顔で大きな声で返事をすると、周囲の人々が微笑んでいる


ウンディーネ号が南に向かって出港する

『メーレシア様、どうかなさいましたか?』

『メトリシア様、来る時、援軍を頼む事しか考えていませんでした。まさか、こんな大軍が来訪するなんて、思いませんでした』

メーレシアが真剣に言うと、船団を見ている

『良く考えたら、大軍ですね。1国の海軍が来ている様に思われてしまうかも知れないですね』

メトリシアも微笑みながら船団を見る


数日後、ウルシナ公国の島々が見えてくる。そして、王都が見える

『え!!魔物だらけ!! マルス師匠』

エビリアが驚いている

『マルス、余裕が有りません』

リリシャが真剣に言う

『倒すぞ!!』

キリシアが笑いながら言う

『シルフィード号とベアーズ号で王城に向かおう! フローネ先生、ウンディーネ号を頼みます』

マルスが真剣に言うと、シルフィード号とベアーズ号が降下してくる

『メーレシア様、すぐに来てください! 飛空艇で王城に向かいます!!急がないと危ないです』

マルスが真剣に言うと、手を引っ張ってシルフィード号に案内する

『え! ままままっマルス様!! 』

メーレシアが真っ赤になって、歩き出す

『マルス様!! そんなに急いでどうしたのですか!!』

ルシエラが慌てて聞く

『危険ですので、乗ってから、説明します』

マルスが真剣に言うと、シルフィード号に乗る

『危険? 何が・・・』

ルシエラ不安そうに呟くと、シルフィード号が上昇を始める


『メーレシア様、あの魔物数、すぐに王城に向かう必要が有ります』

マルスがメーレシアに説明をする

『え!! そんな・・・・遅かったの? うっぁぁぁぁ!!』

メーレシアが泣き始める

『マルス師匠! あれは! まだ戦っている人がいます!』

クレスタが真剣に双眼鏡で見ながら言う

『もうギリギリ!!』

キリシアが真剣に言う

『リリシャ達は、上空から援護して! キリシア、ルメイルは降りて殲滅!』

マルスが真剣に言うと、全員頷く

『エミールに、着陸してゴーレムで迎撃するように伝えて』

マルスが真剣に言うと、シルフィードが頷く


シルフィード号が高速で進み始め、門にデカイ蟹が鋏を叩きつけている

『マルス!あのデカブツ貰う!』

キリシアが笑顔で言うと、シルフィード号は低空飛行になり、大きな蟹の上でキリシアが飛び降りる


キリシアは闘気をまとい、蟹に槍を叩き付けると、甲羅が砕け、デカイ蟹が動かなくなると、すぐに周囲の魔物を容赦なく斬り始める

『何が・・・』

門の兵士が呟き、キリシアを見ている

『空を飛ぶ船?』

兵士が呟くと空を見上げると、人が飛び降りてくると、魔法が魔物に向かって次々と放たれ始める

『ルメイル、門の上は任せる! キリシアに近付いたら、怒りそうだから』

マルスが苦笑いして言う

『はい、完全に怒られます』

ルメイルが苦笑いすると、周囲の魔物を斬り始める

『ケニスは付いてきて!』

マルスが言うと、走り始める。向かう先にいる大きなヤドカリが門に体当たりすると、門が砕け散る


一方王城では

『公王陛下、門が持ちません』

『住民は逃げれたか? それか・・・王城内に避難出来たか?』

公王が絶望しながら聞く

『逃げれた者はいると思われますが、重臣達が先に逃げましたので、管理が出来てません』

騎士が真剣に言う

『メーレシアが、生き延びてくれれば、血筋は残る・・・』

公王が呟くと、苦しみだして倒れる

『公王陛下!!』

『すまない・・・こんな時に、あとは頼む・・・出来れば逃げるように』

公王が苦しみながら言うと、医者が慌てて薬を飲ませ、運んでいく

『逃げ道など無いが・・・最後の一人になるまで、戦うぞ』

公太子が真剣に言う

『最後まで一緒にいます。メーレシアが生き延びてくれれば、良いのですが・・・まさか、内乱の国に向かわせてしまった事を後悔します』

公太子妃が悲しそうに言う

『お母様、メーレシアの無事を祈りましょう』

青年が真剣に言う

『大変です!! 空飛ぶ船が!!』

騎士が慌ててやってくる

『空飛ぶ船?』

公太子が呟くと外を見に行く

『え? 船が空を・・・』

『あれは・・・飛空艇!! オルセント王国の船か? クライドルトの船か? 何故ここまで!!』

公太子が驚きながら言うと、見つめている


ベアーズ号は、急降下して、広場に着陸する。魔導車とゴーレムと英雄騎士隊員6人が降りると、ベアーズ号は上昇する

『魔物相手だから、殲滅しますよ』

エミールが笑顔で言うと、砕け散った門に向かう

『師匠! デカイ!!』

エレーヌが苦笑いして言う

『的です!! 最大威力魔導砲準備!!』

エミールが真剣に言うと、魔導砲の閃光が放たれ、大きなヤドカリに命中すると、大きな穴が空き、後ろの魔物を消し飛ばす

『見たか!! マルス師匠の魔導兵器の威力!!』

エミールが大声で言う

『こんな凄い物なんて』

エリカが一直線に延びる、魔導砲の痕を見て言う

『飛空艇の魔導砲と同じぐらいの威力です・・・マルス師匠が嫌う戦争の道具ですが、魔物相手なら容赦いらない!! 師匠』

『エレーヌ、エリカはゴーレムで殲滅開始』

エミールが言うと、ゴーレム達が動き魔物に近付いていくと、近づく魔物を容赦なく殴り飛ばしていく

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