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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
13章 レトリアル・クレトリア王国とウルシナ公国
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公爵家後始末

クライドルト海軍とレトリアル・クレトリア王国兵士が上陸すると、公爵兵に降伏勧告する。オーディバゼル号を見た兵士達は、怯え降伏していく


クライドルト海軍が王城の門の近くに到着すると門が開き、英雄騎士隊員の指示で兵士の拘束を始める。王城内も拘束を始める

『英雄様、もう少し待ちますか?』

英雄騎士隊隊員が笑顔で聞く

『ん? もう少しお仕置きかな?』

『畏まりました。待っています』

英雄騎士隊隊員が笑顔で答えると、男達が必死に英雄騎士隊隊員に懇願しながら、足にしがみ付く

『頼む!! あの化物から、助けてくれ!!』

公爵が叫ぶ

『止める権限が有りません! クライドルト国王陛下に直接頼んでください』

英雄騎士隊員が笑顔で言う

『もう殺してくれ!! 頼む!! もういやだーーー!! 騎士などどうでも良い!! 頼む!! 娘達を奴隷として差し出す!! 頼む!!』

公爵が叫びながら錯乱する

『野心など持たなければ、こんな事にならなかったのに』

マルスが呟くと、回復魔法を使っていく

『もうお願いです!! 回復しないでください!! 何でもしますから!! お願いします!!』

騎士が泣きながら懇願始める


レトリアル・クレトリア王国騎士がやってくる

『これが・・・』

公爵達の姿を見て苦笑いしていると、リリシャがやってくる

『そろそろ番ですよね』

リリシャが微笑みながら言う

『仕方無いなー! 全部あげる』

キリシアが笑顔で言う

『まだまだ元気の有る、女性からですね』

リリシャが微笑みながら言う

『え!! お願いします!! 止めてください!! お願いします!!』

女性達が青ざめて叫び、必死に懇願すると、恐怖に失禁して床を濡らしている

『誰からしましょうか?』

『娘達と孫は、好きにしてください!! だから助けてください』

夫人が叫ぶと、全員夫人を見る

『この可愛い娘は、好きにして良いのですね』

リリシャが微笑みながら言うと、夫人が肯定する

『お婆様!! そんなーー!』

少女が泣き始める

『お母様ーーーー! この女は、好きにいたぶってください!』

女が叫ぶと、夫人がひっぱたく

『ふふふ、ポイズン』

『ぎゃーーーーーー!!』

夫人と女が苦しみのたうち回る

『醜い争いなど見たくも無い』

リリシャが微笑みながら睨むと、少女が青ざめて気を失う

『スウォーンリカバー』

リリシャが微笑みながら少女に魔法を使うと、気が付き青ざめて震えている

『ポイズンリカバー』

『ヒールフィールド』

リリシャが微笑みながら回復させると、女達が懇願を始める

『うるさい!! パンシーフィールド』

リリシャに近付いた女達が麻痺して、涙を流しながら床に転がる

『ポイズンフィールド』

女達が苦悶の表情になり、苦しみ出す


『リリシャ、そろそろ一度終わりにしよう! 後は王都に行ってから、続きをしよう』

マルスが笑顔で言う

『えーー! もう仕方無いわね』

『牢屋にいれば、リリシャは近付かないからね! 後逃げたければ、逃げても良いですよ!見付けたら、今の数倍お仕置きになりますので、好きに逃げてください』

マルスが笑顔で言うと、全員必死に牢屋にいれて欲しいと懇願を始める

『英雄様、ありがとうございます』

ルメリア王女が緊張して言う

『ルメリア王女様の名の元に降伏勧告お願いします』

マルスが笑顔で言う

『ルメリア・レトリアル・クレトリアの名の元に降伏を勧告します』

ルメリアが真剣に大声で言うと、後ろでメトリシアが微笑んでいる

『降伏するから!! 頼む! もう牢屋にいれてくれ』

公爵が叫ぶと、騎士が苦笑いしながら連れていく

『これで公爵軍は、降伏かな?』

マルスが笑顔で言う

『良くできました! ルメリア王女様、王都に帰りましょうね』

リリシャが微笑みながら言う

『はい、英雄様』

ルメリアが少し緊張して言う

『オルフェスタ・ガゼルドの外交担当から、魔道兵器の事を聞いてくる』

マルスが思い出して、男を問い詰める。聞き出した内容を元に、魔導兵器と設計図を英雄騎士隊員達が回収に向かう


2日後、レトリアル・クレトリア王国騎士達に任せて、マルス達はウンディーネ号に向かう

『お兄ちゃん!!』

レティナがマルスに抱き付く

『レティナ、ただいま』

マルスが頭を撫でている

『終わりましたか?』

フローネが微笑みながら聞く

『フローネ先生、やっぱりオルフェスタ・ガゼルドは、面倒事を増やしてくれます! 伯爵家にも魔導兵器を渡した様です』

『マルス、回収に行かないと、内乱は収まりませんね』

フローネが溜め息をして言う

『ついでに潰して、ウルシナ公国に行きましょう』

リリシャが微笑みながら言う

『今度は、ついでですか・・・仕方無いですね』

フローネが苦笑いすると、全員笑い始める


食堂に向かうと、セレメト王子とメーレシア公女が仲良く話をしている

『英雄様!!』

『御姉様!!』

メーレシア公女とセレメト王子が、マルス達を見て笑顔で出迎えてくれる

『セレメト、1人で大丈夫だった?』

ルメリアが真剣に聞く

『はい、メーレシア様が一緒にいてくれました』

セレメトが笑顔で言う

『メーレシア様、もう少し待ってくださいね』

メトリシアが笑顔で言う

『はい、メトリシア様。しかし、本当に船の中とは思えない快適な部屋です。ルシエラなんて、先程、居眠りをしていました』

メーレシアが微笑みながら言う

『え! 気が付いていたのですか!! 大変申し訳ありません!』

ルシエラが赤くなって頭を下げる

『レスリアがいますので、安心して寛いでください』

マルスが笑顔で言う

『はい、ゆっくりさせて貰いますが、レスリアさんもただ者では無いですよね? 隙が無い』

ルシエラが真剣に聞く

『私等、未熟者です。訓練をしても全然一本取れません』

レスリアが真剣に言う

『ケニスから一本取るのは中々難しいよね』

マルスが笑顔で言う

『はい! それに、ウンディーネ号の警備を任せて貰えて、本当に光栄に思っています』

『そうだ!ヒストリア、レスリアと訓練してくる?』

マルスが笑顔で聞く

『はい!マルス師匠!!』

ヒストリアが笑顔で言う

『ヒストリア! 今度こそ一本取ります!! 覚悟してください』

レスリアが笑顔で言う

『見学させて貰ってもよろしいですか?』

メーレシアが笑顔で言う

『勿論です!』

メトリシアが微笑みながら言うと、甲板に向かう


ヒストリアとレスリアが本気で打ち合いを始めると、ケニスとルメイルも訓練を始める

『御姉様・・・腕が見えないです』

セレメトがルメリアの裾を掴み言う

『これが達人の訓練・・・ヒストリアさんも凄い実力者だったなんて・・・』

ルメリアが驚きの余り、呆然と見ている

『・・・・』

メーレシアとルシエラが呆然と立ち尽くしている

(さっき未熟者って言っていましたよね? 達人にしか見えない・・・え?もしかして、ここにいる人達、全員この域の達人なの?公爵家を1日で落としたのは事実ですけど・・・)

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