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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
13章 レトリアル・クレトリア王国とウルシナ公国
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海戦

ウンディーネ号は、港に向かっている

『軍艦発見!! 数は5隻です』

ゼオンが報告をする

『ゼオン,監視をお願いします』

リリシャが笑顔で言うと、双眼鏡で確認をする

『伯母様に伝えてきます』

メトリシアが笑顔で言うと、サメリアの元に向かう


『伯母様、軍艦を発見しました! 確認をお願いします』

『無茶はしないでください・・・』

メトリシアが笑顔で言うと、サメリアが真剣にメトリシアの目を見てからゼオン達の所に向かう

『あの5隻です。』

ゼオンが真剣に言うと、双眼鏡で確認して貰う

『こんなに良く見えるのですね・・・公爵家の軍艦に間違い有りません』

サメリアが驚きながら言う

『5隻か・・・少ないな』

メトリシアが残念そうに言う

『5隻ですよ! 少ないなんて!』

『え! 1人1隻無いから・・・リリシャ師匠、ミリア、エビリア、クレスタ、アニー、リシリア、フローネ先生、ナディア、レティナ、イリアだから10隻欲しい』

メトリシアが真剣に言う

『は? 1人1隻!! 何を考えているのですか? メトリシアこれは戦争です!! 本当なら子供達に戦わせたくないのに・・・メトリシアも・・・』

サメリアが真剣にメトリシアを見ている


軍艦が近付くと、リリシャとミリアとメトリシアとエビリアとクレスタとリシリアが甲板に出て、どの船を担当するか決める

『残念です・・・才能の欠片も無いから、仕方無いです』

ミリアが残念そうに言う

『ミリア、次の海戦を楽しみにしていてください』

リリシャが微笑みながら言う

『リリシャ師匠、解りました! 見学しています』

ミリアが真剣に言う

『ゆ~ら~ゆら~ゆ~ら~ゆら~ゆ~ら~ゆら~』

リリシャ達が歌いなが、魔法を使い始める。軍艦から悲鳴が聞こえながら、軍艦が揺れ始める


『え! 何が・・・』

サメリアが苦笑いしながら見ている

『あれが、ヴァルキリーの天罰です。船乗りが一番恐れています。』

ゼオンが苦笑いしながら言う

『え! ヴァルキリーの天罰? どうなるのですか?』

『抵抗不可能・・・飽きるまで揺らされ続けるだけですが、乗っている人はどうでしょう?』

ゼオンが苦笑いしながら言う

『えーと・・・あ!! 船が揺れて怖いですね・・・まさか!! これで海戦なのですか?』

サメリアが苦笑いしながら聞く

『えーと・・・遊びですか? 』

『遊び・・・・』

サメリアが頭を抱え始めると、呆然と見ている

『いつ終わるのですか?船が回り始めましたが・・・』

『マルス殿がいないので、止める人がいないのか? いつまでも続くのか? あれ? 人数が多いから、交代でやり始める? まずい!! 終わりがない!』

ゼオンが言うと、サメリアが青ざめている


エミール達は、魔道砲の衝撃波の土煙が晴れていく

『バカな!! 何で消滅しない!! ゴーレムを全部出せ!! 何としても突破しろ!! 次の魔道砲準備!! 全魔道砲で吹き飛ばすぞ!』

男が大声で怒鳴り、ゴーレムが町から出てくる


『エミール師匠、つまらないですね・・・魔道砲でバリアを破れないなんて』

エレーヌが真剣に言う

『魔道砲の威力が無さすぎる』

『エミール様、あれが魔道砲・・・バリアを破れないのですか?』

エリカが真剣に聞く

『もう少しで破られていたかな?』

エミール真剣に言う

『バリア破られたらゴーレムで防げますか?』

エリカが少し心配そうに言う

『魔道砲なんて、マルス師匠のこの魔道車に通用すると思いますか?』

エミールが微笑みながら聞く

『え! そうなのですか? 地面の跡からすると相当な威力ですよね?』

『この魔道車の凄さは、魔法力が通用しません!! マルス師匠やリリシャ師匠の最大魔法でも、壊すのは難しいです!』

エミールが笑顔で言うと、エリカが驚いて口をパクパクさせている


ゴーレムが近付くと、結界を解いてゴーレムを前に動かす

『20体ぐらいはいます・・・大丈夫ですか?』

エリカが不安そうに言う

『自信を持って、一体ずつ倒せば大丈夫です』

エミールが真剣に言う


エリカが操作するゴーレムが、ゴーレムの攻撃をかわして殴ると、ゴーレムの胴体を粉砕する

『凄い・・・どうして・・・簡単に?』

エリカが呟くと、次々と容赦なくゴーレムを粉砕して進む

『エリカ、マルス師匠のゴーレムの凄さ解りましたか?』

エミールが笑顔で言う

『はい、エミール様・・・あ!!』

エリカが叫ぶと、ゴーレムに捕まり、後ろに押され始める

『イケーー!』

エリカが叫ぶと、ゴーレムを持ち上げて投げ飛ばしてから、何回も片腕で殴り始め、完全に粉砕する

『ゴーレムは、魔道車の後ろに移動して! 魔道車でもっと近付きます』

エミールが笑顔で言うと、魔道車が前に進み出す


4つの閃光が魔道車に命中すると、土煙に包まれる

『師匠!魔道砲,魔力がいっぱいになりました!』

エレーヌが笑顔で言う

『うそーーー無傷』

エリカが驚きながら言う

『こっちの番です! ミスリルゴーレム前進!! 壁と門を壊します』

エミールが笑顔で言うと、ゴーレムが前進を始める


魔道砲が放たれ、土煙に包まれると、兵士達は歓声をあげ始める。土煙から出てくるゴーレムと、魔道車を見て歓声が静まり返る

『嘘だ・・・あり得ない!! 何故魔道砲で壊れない!! 化物か!! にっにっにっ逃げろ!もうダメだ!!』

男が錯乱しながら叫び、逃げ始めると、多くの兵士が呆然とゴーレムを見ている。ゴーレムが門に近付き門を殴り、門に穴があく

『勝てない・・・逃げろ!! あんなのあり得ない!! あのゴーレムはなんだ!!』

兵士が叫ぶと、四散して逃げ始めると、門が砕けてゴーレムが壁を次々と殴り始める

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