レトリアル・クレトリア王国お仕置き
マルスは公爵軍兵士を見る
『次ぎは誰が相手してくれるかな?』
マルスが笑顔で言う
『ヒェーーーーーーーーーーーー!』
兵士達が震えながら後退りする
『戦争しておいて、このぐらいで済むと思うなよ!!』
マルスが怒鳴る
『お前達の罪は、重大だ!! 覚悟しろ!!』
マルスが怒鳴ると、兵士達は泣きながら震えている
『逃げたければ、逃げれば良い!! こいつの10倍地獄を見たければね! 楽しいから早く逃げてね』
マルスが大声で言うと、兵士達は震えながらマルスを見ている
『マルス師匠、つまらないです。』
メトリシアが兵士達を見て言う
『お前達、許して欲しければ、公爵と将軍を捕まえて連れてこい!!』
マルスが怒鳴ると、兵士達が青ざめながら頭を下げる
『王妃様の役にたつことだ!!良いな!!』
マルスが大声で言うと兵士達は頭を下げたまま固まっている
『マルス! 私の取り分までいなくなった!!』
リリシャが大声で言う
『後で沢山捕まえてくるよ』
マルスが笑顔で言うと、兵士達が苦笑いしている
『めめめメトリシア様・・・実力差を実感しました』
女騎士が頭を下げながら言う
『あ! そう言えば怪我大丈夫だった?』
マルスが笑顔で聞く
『この程度で済んだ事を奇跡と思っています』
女騎士が真剣に言うと、メトリシアが回復魔法を使う
『後の指揮は任せましたよ! 兵力集まったからね』
マルスが笑顔で言う
『王妃様が待っています』
女騎士の案内で王妃の元に向かう
『英雄様、外交担当から色々伺いました。 改めてお礼を申し上げます』
王妃がぎこちなく言うと、王子と王女が頭を下げる
『外交担当さん、脅しました?』
マルスが睨みながら言う
『お仕置き風景を見てもらいました・・・全員だったら、どうなるか少し申し上げました』
外交担当が頭を下げながら言う
『キリシアがなんて言うか解るよね? 面倒事持ち込むな!!』
『助けて頂いた事、感謝します』
王妃が真剣に言う
『親書を届けにきただけです。盗賊に襲われて、返り討ちにしました、後の処理お願いします』
マルスが笑顔で言う
『ヘルト御兄様の結婚式の招待に来ましたが、中々見付からないで、山賊を返り討ちにしただけです。伯母様に会えて良かったです』
メトリシアが笑いながら言う
『英雄様が、英雄と称えられないのは、こう言う事ですね』
王妃が苦笑いして言う
『マルス師匠、ここも安全で無いので、どうします?』
メトリシアが真剣に聞く
『王妃様、兵士を残して、一度自分達の船に来て貰えますか?』
『それは構いませんが・・・王国領域を出るのは困ります』
王妃が真剣に言う
『取り敢えず、メトリシアが売られた喧嘩の後始末します』
マルスが笑顔で言う
『え!! マルス師匠の売った喧嘩じゃないのですか?』
『宣戦布告されたでしょ!! 見事な買い言葉だったよ』
マルスが笑いながら言う
『マルス師匠!! からかわないでください!! マルス師匠が売られるように仕向けたのでしょ!! 意地悪!!』
メトリシアが詰め寄り言う
『近いよ!!』
『え!!』
メトリシアが王妃を見て苦笑いする
『クスクス、メトリシアの素なのですね、元気そうで良かった』
王妃が笑い始める
『いつもの事です。冒険者生活楽しみすぎで、注意しなくても後で真っ赤になっています。』
ケニスが微笑みながら言う
『ケニスまで!!』
メトリシアが真っ赤になりながら言う
『ケニスさん、護衛役がそんな事を言って良いのですか?』
『もう護衛役で無いので、趣味でメトリシア様を見守っています。今はマルス師匠の弟子です』
ケニスが微笑みながら言う
『護衛役は・・・この可愛い子だけですか?』
王妃が驚く
『え!可愛い? えーと、ありがとうございます』
ヒストリアが赤くなりながら言うと、王妃が少し心配そうに見る
(こんな若い子で護衛務まるの?)
王妃と王女と王子と女騎士を乗せて、シルフィード号でウンディーネ号に向かう
『マルス、お帰り』
キリシアが笑顔で言う
『キリシア、鍛練していたんだね』
『暇潰し!! 王都どうだった?』
キリシアが笑顔で言う
『王都占領されていたよ! だから相談があるよ』
『え!! 王都が占領されていた!! じゃあメトリシアの伯母さん見付からなかったの?』
『砦で包囲され必死に戦っていたのを見付けて、連れてきたよ! メトリシアが見事に喧嘩売られたから、どうする?』
『潰す!! たっぷりお仕置きするよ!!』
キリシアが笑顔で言うと、英雄騎士隊が苦笑いしている
『オルフェスタ・ガゼルド王国の隠謀だけど、どうする?』
『潰す!! ここまで隠謀するなんて!!許す気無し!!』
キリシアが大声で言う
王妃と王女と王子がシルフィード号から降りると、呆然とウンディーネ号を見て立ち尽くしている
『王妃様、こちらへ』
ケニスが微笑みながら言う
『こんな船がクライドルトに?』
『リベリアの英雄の持ち物です。』
フローネが微笑みながら言う
『え!! 個人の持ち物!! あり得ない』
『それがリベリアの英雄です。国王に褒美として、称号を貰ってくださいと、頭を下げさせる人です。』
フローネが微笑みながら言うと、王妃が苦笑いする
王妃達は食堂に入ると、唖然と立ち尽くしている
『伯母様! こちらに座ってください!! 話が出来ません』
メトリシアが笑顔で言う
『メトリシア・・・この船、本当にリベリア英雄様の持ち物なのですか?』
王妃が真剣に聞く
『マルス師匠の力作です!! お父様も羨ましそうにしています!! 絶対にあげません!』
メトリシアが笑顔で言う
『作った!! こんな船を!!ままま魔導船ですよ!!』
『マルス師匠に不可能は有りません!! 魔光石が欲しいから、取りに行くのに船を作っただけです!! 空を飛びたいから、飛空艇を作っただけです!! マルス師匠がその気になれば、何でも作ります!!』
メトリシアが笑顔で言う
『魔道兵器に対抗も出来るのですか?』
『あの程度、敵にもなりません!!オルフェスタ・ガゼルド王国にお仕置きに行った時、蹂躙してきました』
メトリシアが笑顔で言う
『は? じゅじゅ蹂躙!!』
王妃が青ざめて全員の顔を見る